■40年後の未来の賃貸住宅
本コンペは、当社の創業40周年にちなんで、テーマを「40年後の未来の賃貸住宅」とし、40年後の社会状況や日常を想定した、未来に向けた賃貸住宅を募集しました。
1月16日に行われた1次審査において、応募作品368点(応募登録807件)の中から1次審査通過作品6点と入選8点、学生特別賞10点が選出され、2月7日の公開二次審査では、最優秀候補6組のプレゼンテーションと公開審査が行われ、最優秀賞・優秀賞・審査委員特別賞を決定しました。
■審査結果
●最優秀賞1点 (賞金300万円)
「超賃貸空間 ~全てが課される複合建築~」
小泉翔 小松智彦(東京大学大学院)
最優秀賞の小泉さん(右)と小松さん(左)中央は大東建託熊切社長。
本コンペは、当社の創業40周年にちなんで、テーマを「40年後の未来の賃貸住宅」とし、40年後の社会状況や日常を想定した、未来に向けた賃貸住宅を募集しました。
1月16日に行われた1次審査において、応募作品368点(応募登録807件)の中から1次審査通過作品6点と入選8点、学生特別賞10点が選出され、2月7日の公開二次審査では、最優秀候補6組のプレゼンテーションと公開審査が行われ、最優秀賞・優秀賞・審査委員特別賞を決定しました。
■審査結果
●最優秀賞1点 (賞金300万円)
「超賃貸空間 ~全てが課される複合建築~」
小泉翔 小松智彦(東京大学大学院)
最優秀賞の小泉さん(右)と小松さん(左)中央は大東建託熊切社長。
●優秀賞2点 (賞金各100万円)
「空中賃貸住宅」
川口祥茄(広島工業大学大学院)、亀井健太(大阪市立大学大学院)
「“X - Y -θ°”~道に暮らす住処~」
野口理沙子(フリーランス)
●審査委員特別賞3点 (賞金各50万円)
「3D Printer’s House ~共有データベースとフィラメントの再生による 印刷メディアとしての賃貸住宅~」
鈴木翔大 神谷亮賢(名古屋大学) 錢亀夏彦 斉川尚樹(名古屋大学大学院)
「町の大イエ 広告の大マド ∋ 私の小イエ 環境の小マド」
堀口恵梨 古川涼 小野寺憂貴(工学院大学大学院)
「まちを縮小しムラをつくる」
大田翔 長柄芳紀(昭和設計)
※受賞者の中の学生には、上位3組に対し上記賞金に加え「学生奨励金」として各30万円の賞金を授与します。
■審査委員 *敬称略
審査委員長 小泉雅生氏
建築家 首都大学東京教授
審査委員 五十嵐淳氏
建築家 五十嵐淳建築設計代表
鍋島千恵氏
建築家 TNA共同主宰
小林克満
大東建託株式会社 取締役常務執行役員
■小泉雅生審査委員長 より
我々は、公開二次審査でいろんな議論が広がることを期待して、傾向の異なる6作品を選びました。最終の公開審査では、最優秀の一案を選ばなければなりませんので、厳しい意見も飛び交いました。
審査の途中では、審査員からプレゼンテーターにパスをだすような場面もありました。しかし、上手に受け止めることができなかったり、スルーされてしまったり・・・。
その点、最優秀賞の小泉さんと小松さんは、公開審査という場を上手に使って自分たちの未来の賃貸住宅に対する思いを伝えることができ、それが最終的な勝利につながったと思います。
今回のテーマは、【40年後の未来の賃貸住宅】。我々の予測不可能な40年後という先を見据え、前向きな姿勢で建築や社会を提案してほしいという思いがありました。一次審査での応募作品には、
少子化や縮小する社会などを背景として、社会の問題をどうにかして解決するという、どちらかといえば対処療法的な提案が目立ちました。我々が期待していた「夢」を持った提案が少なかったのが、すこし残念です。でも、それが今のみなさんの未来に対する実感なのでしょう。しかし、最優秀賞の
小泉さんと小松さんの提案は、社会の変化に対して前向きであり、それを受け止められるような「建築の力を信じている。」という姿勢が印象に残りました。
最終プレゼンテーションを行った作品以外にも、縮小する社会を背景としつつも橋の上に気持ちよさそうな住居が出現する作品(入選:平田悠さん)や、風車が建築の外観をつくることで、求められる環境配慮を牧歌的な形へと変換した作品(入選:荒原佳彦さん・小野優太さん)など、夢が感じられる提案に可能性を感じました。
こういった建築のアイディアコンペは、いろんなことを深く考えるきっかけです。これで終わりではなく、これを機会に、夢を感じられる建築の明日を考え続けてほしいと期待しています。
■作品公開について
入選作品は、新建築社のホームページ上で公開しております。また、雑誌「新建築」2015年3月号でも発表されます。
●新建築社『第3回大東建託賃貸住宅コンペ』TOPページ
http://www.japan-architect.co.jp/kentaku/
※2次審査結果発表の更新は2月下旬予定
■■■<この件に関するお問い合わせ>■■■
大東建託株式会社・経営企画室
TEL (03)6718-9068
「空中賃貸住宅」
川口祥茄(広島工業大学大学院)、亀井健太(大阪市立大学大学院)
「“X - Y -θ°”~道に暮らす住処~」
野口理沙子(フリーランス)
●審査委員特別賞3点 (賞金各50万円)
「3D Printer’s House ~共有データベースとフィラメントの再生による 印刷メディアとしての賃貸住宅~」
鈴木翔大 神谷亮賢(名古屋大学) 錢亀夏彦 斉川尚樹(名古屋大学大学院)
「町の大イエ 広告の大マド ∋ 私の小イエ 環境の小マド」
堀口恵梨 古川涼 小野寺憂貴(工学院大学大学院)
「まちを縮小しムラをつくる」
大田翔 長柄芳紀(昭和設計)
※受賞者の中の学生には、上位3組に対し上記賞金に加え「学生奨励金」として各30万円の賞金を授与します。
■審査委員 *敬称略
審査委員長 小泉雅生氏
建築家 首都大学東京教授
審査委員 五十嵐淳氏
建築家 五十嵐淳建築設計代表
鍋島千恵氏
建築家 TNA共同主宰
小林克満
大東建託株式会社 取締役常務執行役員
■小泉雅生審査委員長 より
我々は、公開二次審査でいろんな議論が広がることを期待して、傾向の異なる6作品を選びました。最終の公開審査では、最優秀の一案を選ばなければなりませんので、厳しい意見も飛び交いました。
審査の途中では、審査員からプレゼンテーターにパスをだすような場面もありました。しかし、上手に受け止めることができなかったり、スルーされてしまったり・・・。
その点、最優秀賞の小泉さんと小松さんは、公開審査という場を上手に使って自分たちの未来の賃貸住宅に対する思いを伝えることができ、それが最終的な勝利につながったと思います。
今回のテーマは、【40年後の未来の賃貸住宅】。我々の予測不可能な40年後という先を見据え、前向きな姿勢で建築や社会を提案してほしいという思いがありました。一次審査での応募作品には、
少子化や縮小する社会などを背景として、社会の問題をどうにかして解決するという、どちらかといえば対処療法的な提案が目立ちました。我々が期待していた「夢」を持った提案が少なかったのが、すこし残念です。でも、それが今のみなさんの未来に対する実感なのでしょう。しかし、最優秀賞の
小泉さんと小松さんの提案は、社会の変化に対して前向きであり、それを受け止められるような「建築の力を信じている。」という姿勢が印象に残りました。
最終プレゼンテーションを行った作品以外にも、縮小する社会を背景としつつも橋の上に気持ちよさそうな住居が出現する作品(入選:平田悠さん)や、風車が建築の外観をつくることで、求められる環境配慮を牧歌的な形へと変換した作品(入選:荒原佳彦さん・小野優太さん)など、夢が感じられる提案に可能性を感じました。
こういった建築のアイディアコンペは、いろんなことを深く考えるきっかけです。これで終わりではなく、これを機会に、夢を感じられる建築の明日を考え続けてほしいと期待しています。
■作品公開について
入選作品は、新建築社のホームページ上で公開しております。また、雑誌「新建築」2015年3月号でも発表されます。
●新建築社『第3回大東建託賃貸住宅コンペ』TOPページ
http://www.japan-architect.co.jp/kentaku/
※2次審査結果発表の更新は2月下旬予定
■■■<この件に関するお問い合わせ>■■■
大東建託株式会社・経営企画室
TEL (03)6718-9068