1月7日に発生したフランスでの銃撃事件。残虐なテロにより、命を奪われた皆様に、心より哀悼の意を申し上げます。
今回の事件を受けて、1月11日にはパリ中心部で370万人以上が集まり、大規模な反テロ集会が行なわれました。デモにはイスラエルのネタニヤフ首相やパレスチナ暫定自治政府のマフムード・アッバス議長も参加し、国籍や宗教の違いをこえて、「テロ」に対する戦いの意志が示されました。
一方で、フランスの極右政党は、今回の事件を受け、移民の排斥を一層声高に訴えています。移民大国の1つともされるフランスは、これからどのような道へ進んで行くのでしょうか。そして、今回の事件は、日本においても、少子高齢化の対応策としての移民受入や、世界的なグローバル化の波を、どう受けとめていくかが問われているように思われます。
私どもユナイテッドピープルは、今回のような事件があるなかでも、社会が “異質なもの”を排除・差別するのではなく、多様性を尊重し、共に暮らせる世界へと向かって行くよう願いを込めて、1月31日(土)より、フランス・ドキュメンタリー映画『バベルの学校』を劇場公開いたします。
今回の事件を受けて、1月11日にはパリ中心部で370万人以上が集まり、大規模な反テロ集会が行なわれました。デモにはイスラエルのネタニヤフ首相やパレスチナ暫定自治政府のマフムード・アッバス議長も参加し、国籍や宗教の違いをこえて、「テロ」に対する戦いの意志が示されました。
一方で、フランスの極右政党は、今回の事件を受け、移民の排斥を一層声高に訴えています。移民大国の1つともされるフランスは、これからどのような道へ進んで行くのでしょうか。そして、今回の事件は、日本においても、少子高齢化の対応策としての移民受入や、世界的なグローバル化の波を、どう受けとめていくかが問われているように思われます。
私どもユナイテッドピープルは、今回のような事件があるなかでも、社会が “異質なもの”を排除・差別するのではなく、多様性を尊重し、共に暮らせる世界へと向かって行くよう願いを込めて、1月31日(土)より、フランス・ドキュメンタリー映画『バベルの学校』を劇場公開いたします。
この映画は、フランスに移住してきた24人20国籍の子どもたちが、フランス語を集中的に學ぶクラスの一年を追ったドキュメンタリーです。まさに「世界の縮図」ともいえるクラスで、母語も、文化も、宗教も、家庭のバックグラウンドも異なる彼らが、その違いに真正面から向き合い、議論・対話を重ねる姿は、私たちに希望の光を見せてくれます。
昨年のフランス映画祭時に来日した、本映画の監督ジュリー・ベルトゥチェリは以下のように話していました。
「学校で一度躓いてしまうと、一生の問題になり、社会に馴染むことができなくなってしまいます。受け入れてくれる場所がないと、益々孤立してしまうのです。子供たちにしっかりと教育をすれば、きちんと社会のなかで生きていけるようになるということを、この映画は示していると思います。
他人を受け入れること、他人に偏見をもたずに接することは、非常に大切だということを、この映画で伝えたいです。外国人を温かい目で迎え、隣にいる人にいつも手を差し伸べる心がけが必要だと考えています。他人の立場に立って考えるのです。」
また、クラスの担任であるブリジット・セルヴォニ先生は同じく来日時に以下のように話しました。
「異文化に触れることで様々なことを学ぶことができますし、それは生きる上で大切なことだと思います。そもそもフランス文化も、たった1つの文化で成り立っている訳ではありません。違いとは、一つの豊かさの象徴なのです。
それを糧にして生きていく必要があると思います。」
今回の銃撃事件から、テロを掃討するための「戦い」が激化していくのではなく、「共に生きる」ための社会を築く努力が一層強化されるように、そして、本映画がその一助となることを願って、『バベルの学校』を日本へ送りだします。
●映画『バベルの学校』
公式ホームページ:http://unitedpeople.jp/babel/
1月31日(土)より新宿武蔵野館、渋谷アップリンクほかで公開。
フランス語音声(一部他言語)、日本語・英語両字幕にて上映。
~~お問い合わせ~~
ユナイテッドピープル http://www.unitedpeople.jp/
担当:関根・竹村
連絡先:
press●unitedpeople.jp(●を@に変えてください。)
092-407-9799