インターネット調査会社の株式会社マーシュ(東京都渋谷区渋谷、代表取締役:町田正一)は、全国の20代~60代の女性個人を対象に「通信販売」に関する調査を実施しました。
【総括】
店頭に足を運ぶことなく、商品を購入することが出来る「通信販売」。現在では、様々なものが通信販売で購入できるようになった。実際に通信販売利用経験者は、どのような商品をどのような媒体で購入し、どこにメリット・デメリットを感じているのだろうか。そこで今回は、女性375名を対象に「通信販売」に関する調査を行った。今回の調査では、「食品」「飲料(アルコール含む)」「衣料品」「化粧品」「サプリメント・健康食品」「家電製品」の6カテゴリーを対象に行った。
まずは、通信販売を利用したことがあるカテゴリーを尋ねると、「衣料品」「食品」「化粧品」が上位3位となり、「飲料(アルコール含む)」が最下位となった。トップの「衣料品」は、「2~3ヶ月に1回程度」~「半年に1回程度」の頻度で購入されている。一方で、「食品」は「月1回以上」が最も高くなっており、他のカテゴリーに比べて頻度は高い。また、「家電製品」は、他のカテゴリーに比べて頻度は低い傾向となった。
年代別にみると、「食品」では20代と60代で利用経験に約20ポイントの差がみられ、食品の通信販売は、20代よりも60代のほうが利用経験・頻度ともに高い傾向となった。「サプリメント・健康食品」においても、「食品」同様に年代によって差があり、利用経験者は20代では5割程度であるのに対し、40代以上ではどの年代も6割以上となった。「サプリメント・健康食品」は、20代よりも40代以上のほうが利用経験・頻度が高い結果となった。
次に、「通信販売」の利用媒体を尋ねると、すべてのカテゴリーにおいて「インターネット」が9割程度と総じて高い結果となった。ただしこれは、本調査対象者がインターネットモニターであることも多少影響している可能性がある。「インターネット」に次いで、「家電製品」以外では「カタログ販売」が2位であった。特に「衣料品」では他カテゴリーに比べて高い結果となった。「家電製品」においては「テレビショッピング」が2位となった。
1回あたりの購入金額をみると、「家電製品」以外のカテゴリーでは「5千円未満」が最も多い。「衣料品」は「5千円~1万円未満」が3割以上となっており、比較的購入単価が高い。「家電製品」では、他のカテゴリーに比べて1製品あたりの単価が高いこともあり、1回あたりの購入単価が高い結果となった。
通信販売のメリットは、どのカテゴリーにおいても「いつでも好きなときに買える」「家まで商品を届けてもらえる」が上位2位にあがった。価格の安さよりも、利便性が魅力点となっているようだ。 通信販売のデメリットとしては、「商品がイメージと異なっていた」「個人情報が不安」「サイズが合わない」「商品情報を自分で調べないといけない」などの意見が多く挙げられた。情報の安全性や、商品イメージ・情報を自分で調べる手間がかかることが不満に感じられているようだ。
インターネット通販サイトでの商品購入決定理由では、どのカテゴリーも、「価格が安かった」「信頼できるメーカー・ブランドだった」が上位にあがった。各カテゴリーの理由のトップをみると、「化粧品」「サプリメント・健康食品」は「信頼できるメーカー・ブランド」、「飲料(アルコール含む)」「家電製品」「食品」「衣料品」は「価格が安かった」であった。その他特徴的な点では、「衣料品」は「デザインが気に入った」「実物のイメージがしやすかった」、「サプリメント・健康食品」では「安全そうだった」、「家電製品」は「口コミの内容が信頼できそうだった」「保障がしっかりしていた」が高くなっている。カテゴリーにより、重視される情報が異なるようだ。
最後に、現在と今後の”通信販売”と”店頭”の購入状況を比較してみると、「食品」などは現在「店頭で買うほうが多い」の比率が圧倒的に多いものの、すべてのカテゴリーにおいて、現在「店頭で買うほうが多い」から、今後「店頭で買うほうが多くなると思う」が減少している。
「サプリメント・健康食品」は、現在でも通信販売での購入が大きく上回っているが、「化粧品」をはじめとして、他のカテゴリーにおいても通信販売での購入比率が高まることが考えられる。
年代別に比較してみると、「化粧品」「サプリメント・健康食品」は、いずれも現在では、20代は「店頭で買うほうが多い」の比率が高いのに対し、50~60代では「通信販売で買うほうが多い」の比率が高い。今後をみると、20代も「(通信販売も店頭も)同じくらい」の比率が高まっており、店頭も通信販売も両方活用されていく傾向が高まることが想定される。
「通信販売」は、利便性や価格の安さから利用されているが、やはり、情報の安全性や、商品イメージ・情報を調べる手間などの不満も感じられている。以前、店頭で見て通信販売で購入する「ショールーミング」が話題となったが、今後も、店頭と通信販売の両方をバランスよく取り入れることが、ますます拡がっていきそうだ。
【調査結果はこちら】
https://www.asmarq.co.jp/examine/2612tsuhan.html
※上記ページにて、簡易レポートと集計表を含むデータを無料でダウンロードしていただけます。
【調査内容】
・属性(性、年代、職業、居住地、未既婚、子有無、同居家族、世帯年収)
・カテゴリーごとの通信販売利用頻度(SA)
・カテゴリーごとの通信販売利用媒体(MA)
・カテゴリーごとの1回あたりの購入金額(SA)
・購入決定前の商品検索(SA)
・通信販売のメリット(MA)
・通信販売のデメリット(FA)
・カテゴリーごとのよく利用するインターネット通販サイト名(FA)
・カテゴリーごとのインターネット通販での商品選択重視点(MA)
・現在のカテゴリーごとの通販・店頭の割合(SA)
・今後のカテゴリーごとの通販・店頭の割合(SA)
・テレビ視聴の時間帯(MA)
・広告からのインターネット検索実施状況(MA)
【調査概要】
調査名:「通信販売」に 関する 調査
調査対象者:全国、20代~60代の女性個人
以下の6カテゴリーでいずれかで、通信販売利用経験者
-食品、飲料(アルコール含む)、化粧品、衣料品、サプリメント・健康食品、家電製品
有効回答数:375s
調査期間:2014年12月18日~12月22日
調査方法:インターネット調査
調査機関:株式会社マーシュ
アンケートモニターサイト「D STYLE WEB」(http://www.dstyleweb.com/)の登録会員を対象に実施
【総括】
店頭に足を運ぶことなく、商品を購入することが出来る「通信販売」。現在では、様々なものが通信販売で購入できるようになった。実際に通信販売利用経験者は、どのような商品をどのような媒体で購入し、どこにメリット・デメリットを感じているのだろうか。そこで今回は、女性375名を対象に「通信販売」に関する調査を行った。今回の調査では、「食品」「飲料(アルコール含む)」「衣料品」「化粧品」「サプリメント・健康食品」「家電製品」の6カテゴリーを対象に行った。
まずは、通信販売を利用したことがあるカテゴリーを尋ねると、「衣料品」「食品」「化粧品」が上位3位となり、「飲料(アルコール含む)」が最下位となった。トップの「衣料品」は、「2~3ヶ月に1回程度」~「半年に1回程度」の頻度で購入されている。一方で、「食品」は「月1回以上」が最も高くなっており、他のカテゴリーに比べて頻度は高い。また、「家電製品」は、他のカテゴリーに比べて頻度は低い傾向となった。
年代別にみると、「食品」では20代と60代で利用経験に約20ポイントの差がみられ、食品の通信販売は、20代よりも60代のほうが利用経験・頻度ともに高い傾向となった。「サプリメント・健康食品」においても、「食品」同様に年代によって差があり、利用経験者は20代では5割程度であるのに対し、40代以上ではどの年代も6割以上となった。「サプリメント・健康食品」は、20代よりも40代以上のほうが利用経験・頻度が高い結果となった。
次に、「通信販売」の利用媒体を尋ねると、すべてのカテゴリーにおいて「インターネット」が9割程度と総じて高い結果となった。ただしこれは、本調査対象者がインターネットモニターであることも多少影響している可能性がある。「インターネット」に次いで、「家電製品」以外では「カタログ販売」が2位であった。特に「衣料品」では他カテゴリーに比べて高い結果となった。「家電製品」においては「テレビショッピング」が2位となった。
1回あたりの購入金額をみると、「家電製品」以外のカテゴリーでは「5千円未満」が最も多い。「衣料品」は「5千円~1万円未満」が3割以上となっており、比較的購入単価が高い。「家電製品」では、他のカテゴリーに比べて1製品あたりの単価が高いこともあり、1回あたりの購入単価が高い結果となった。
通信販売のメリットは、どのカテゴリーにおいても「いつでも好きなときに買える」「家まで商品を届けてもらえる」が上位2位にあがった。価格の安さよりも、利便性が魅力点となっているようだ。 通信販売のデメリットとしては、「商品がイメージと異なっていた」「個人情報が不安」「サイズが合わない」「商品情報を自分で調べないといけない」などの意見が多く挙げられた。情報の安全性や、商品イメージ・情報を自分で調べる手間がかかることが不満に感じられているようだ。
インターネット通販サイトでの商品購入決定理由では、どのカテゴリーも、「価格が安かった」「信頼できるメーカー・ブランドだった」が上位にあがった。各カテゴリーの理由のトップをみると、「化粧品」「サプリメント・健康食品」は「信頼できるメーカー・ブランド」、「飲料(アルコール含む)」「家電製品」「食品」「衣料品」は「価格が安かった」であった。その他特徴的な点では、「衣料品」は「デザインが気に入った」「実物のイメージがしやすかった」、「サプリメント・健康食品」では「安全そうだった」、「家電製品」は「口コミの内容が信頼できそうだった」「保障がしっかりしていた」が高くなっている。カテゴリーにより、重視される情報が異なるようだ。
最後に、現在と今後の”通信販売”と”店頭”の購入状況を比較してみると、「食品」などは現在「店頭で買うほうが多い」の比率が圧倒的に多いものの、すべてのカテゴリーにおいて、現在「店頭で買うほうが多い」から、今後「店頭で買うほうが多くなると思う」が減少している。
「サプリメント・健康食品」は、現在でも通信販売での購入が大きく上回っているが、「化粧品」をはじめとして、他のカテゴリーにおいても通信販売での購入比率が高まることが考えられる。
年代別に比較してみると、「化粧品」「サプリメント・健康食品」は、いずれも現在では、20代は「店頭で買うほうが多い」の比率が高いのに対し、50~60代では「通信販売で買うほうが多い」の比率が高い。今後をみると、20代も「(通信販売も店頭も)同じくらい」の比率が高まっており、店頭も通信販売も両方活用されていく傾向が高まることが想定される。
「通信販売」は、利便性や価格の安さから利用されているが、やはり、情報の安全性や、商品イメージ・情報を調べる手間などの不満も感じられている。以前、店頭で見て通信販売で購入する「ショールーミング」が話題となったが、今後も、店頭と通信販売の両方をバランスよく取り入れることが、ますます拡がっていきそうだ。
【調査結果はこちら】
https://www.asmarq.co.jp/examine/2612tsuhan.html
※上記ページにて、簡易レポートと集計表を含むデータを無料でダウンロードしていただけます。
【調査内容】
・属性(性、年代、職業、居住地、未既婚、子有無、同居家族、世帯年収)
・カテゴリーごとの通信販売利用頻度(SA)
・カテゴリーごとの通信販売利用媒体(MA)
・カテゴリーごとの1回あたりの購入金額(SA)
・購入決定前の商品検索(SA)
・通信販売のメリット(MA)
・通信販売のデメリット(FA)
・カテゴリーごとのよく利用するインターネット通販サイト名(FA)
・カテゴリーごとのインターネット通販での商品選択重視点(MA)
・現在のカテゴリーごとの通販・店頭の割合(SA)
・今後のカテゴリーごとの通販・店頭の割合(SA)
・テレビ視聴の時間帯(MA)
・広告からのインターネット検索実施状況(MA)
【調査概要】
調査名:「通信販売」に 関する 調査
調査対象者:全国、20代~60代の女性個人
以下の6カテゴリーでいずれかで、通信販売利用経験者
-食品、飲料(アルコール含む)、化粧品、衣料品、サプリメント・健康食品、家電製品
有効回答数:375s
調査期間:2014年12月18日~12月22日
調査方法:インターネット調査
調査機関:株式会社マーシュ
アンケートモニターサイト「D STYLE WEB」(http://www.dstyleweb.com/)の登録会員を対象に実施
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【会社概要】
会社名: 株式会社マーシュ
代表取締役: 町田 正一
所在地: 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-2-5 アライブ美竹3F
電話番号:03-5468-5101
FAX番号:03-5468-5102
設立:2001年12月21日
資本金:5,000万円
加盟団体:社団法人日本マーケティングリサーチ協会、社団法人日本マーケティング協会
取得認証:プライバシーマーク(登録番号:12390094(05))
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《この調査に関するお問い合わせ先》
株式会社マーシュ 担当:観野
メール:info@marsh-research.co.jp
TEL:03-5468-5101 FAX:03-5468-5102
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【会社概要】
会社名: 株式会社マーシュ
代表取締役: 町田 正一
所在地: 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-2-5 アライブ美竹3F
電話番号:03-5468-5101
FAX番号:03-5468-5102
設立:2001年12月21日
資本金:5,000万円
加盟団体:社団法人日本マーケティングリサーチ協会、社団法人日本マーケティング協会
取得認証:プライバシーマーク(登録番号:12390094(05))
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《この調査に関するお問い合わせ先》
株式会社マーシュ 担当:観野
メール:info@marsh-research.co.jp
TEL:03-5468-5101 FAX:03-5468-5102
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