ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:内野弘幸)は、九州を中心に、医療機器の販売、医療機関のコンサルテーションなどを事業展開する株式会社キシヤ(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:楠田幸次郎)が、5年間使われていなかったDWHシステムを刷新し、Dr.Sum EAで新しいデータ分析基盤を構築したことを、本日お知らせします。
データの見える化を実現することで、現場担当者によるデータ作成で情報システム部門の作業負担を半減するとともに、データ活用に対する社員の意識改革を推進しています。
【キシヤについて】
1910年に創業し、100年以上の歴史を持つ総合医療商社の株式会社キシヤは、医療機器販売を中心に、病院物流と購買を管理するSPD(Supply Processing & Distribution)や先進的分野における専門的情報、術後ケアのサポートサービスなど、医療機器の発展と安心安全を支える事業を展開しています。 高齢化社会の進行に伴い医療制度改革が進み、医療機関のあり方も大きく変わるなど、医療を取り巻く環境が大きく変化する中で、お客様から選ばれる企業であるために、より多角的なコミュニケーションを展開。その一環としてITを活用したデータの“見える化”に取り組んでいます。
【導入の背景】
同社では、2009年に基幹システムとして株式会社日立ソリューションズの医薬品卸売業向け販売管理システム「AptageMDII」を導入しました。同時に、全社の売上データを分析するためのデータウェアハウス(DWH)システムを構築しましたが、このDWHシステムは、専門性の高い仕組みで、5年間まったく使われない仕組みとなっていました。そのDWHシステムの移行検討における次のシステム導入の条件は、「Access以下の知識で開発できること、Excel以下の知識で操作できること」でしたが、Dr.Sum EAはその条件を満たしていたことから採用が決まり、2014年2月より導入を開始しました。
【導入の効果】
経営層向け、管理職向け、一般社員向けのデータ分析機能をそれぞれ開発し、2014年10月に経営層向けのデータ分析機能を公開し、11月に管理者および一般社員向けのデータ分析機能を公開しました。現在、約450名がDr.Sum EAを利用しています。
導入前は営業担当者からの依頼でデータ抽出を情報システム部門が行っていましたが、Dr.Sum EAの分かりやすい操作性と高い開発生産性により、営業担当者が自ら必要な帳票を作りデータを入手・分析できるようになり、情報システム部門の作業負担を50%削減できました。
また、複数の帳票のデータを見比べながら必要なデータを見つけ出す作業をすることなく、ドリルダウン/ドリルアップでデータを「見える化」できるようになったことが、経営層から高く評価されています。
Dr.Sum EAを導入したことにより、データ抽出依頼をする一部の営業担当者だけがデータを見て分析するという状況を脱却し、全社員が売上データを分析し、数字を意識して仕事をするという、データ活用に対する社員の意識改革につなげています。
<情報システム課 データ管理グループ 係長 清水 章夫様のコメント>
「説明書を見ずにDr.Sum EAを使ってみたのですが、楽しいくらいに帳票開発が容易でした。テレビゲームをする感覚に似ていました。慣れるとAccessよりも簡単で、一度作った帳票をコピーして横展開できるのも便利でした。Excel等で作成していた既存の帳票はすでに移行し終えたので、今後はさらに便利な帳票を社内に提案していくつもりです」
■事例紹介
http://www.wingarc.com/product/usecase/detail.php?id=166
<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
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