ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:内野弘幸)は、株式会社デンソー(以下、デンソー)の電子機器事業グループが、現場主導の“カイゼン”の仕組みとスピード向上のため、情報活用ダッシュボード「MotionBoard」を導入し、開発工程を管理する多様なKPIの実績を見える化する仕組みを構築したことをお知らせします。
【デンソーについて】
世界的にトップレベルの自動車部品のサプライヤーであるデンソーは、世界30カ国、13万人が従事し、常に時流に先んじた技術開発を行っています。自動車のエンジン制御用システムである「エンジンコントロールユニット(ECU)」の開発を担当しているデンソーの電子機器事業グループでは、ソフトウェア開発においてもコスト競争力強化のため、開発原価管理、設計プロセス改善等の活動に取り組んでいます。
【導入の背景】
デンソーの電子機器事業グループは、事業拡大に伴い、2003年には業務プロセスを改善するために専属のコンサルタントを起用して大規模な“カイゼン”施策に取り組んでいました。そこから生じた、“カイゼン”施策に対する、効果測定の必要性やデータをスピーディに提供できる仕組みの必要性など、課題意識はあったものの、2000年代の業績は右肩上がりで利益も増大傾向にありました。
そんな中、国際的な金融危機の引き金となった2008年のリーマンショックにより、効率向上のために、施策別の効果を見える化し、施策の計画と実行を素早くコントロールすることが緊急の課題となりました。現場で“カイゼン”を継続的に、自主的かつスピーディに回すためのデータ活用支援の仕組みとして、BIツールの選定を開始し、
・ITの専門家でなくても構築可能
・過去のデータや既存データベースを利用可能
・大規模ユーザーの運用に耐えられる
の3点の選定ポイントから「MotionBoard」を導入しました。
【導入の効果】
約6ヶ月間の開発期間を経て、2013年4月に稼動した「見える化システム『LIBRA(リブラ)』※1は、経営層だけでなく、部門長級、室長・課長級、現場設計者まで、それぞれが自分の必要とするデータで必要なKPIのレポートを作成するための、データ集計と分析のインフラとして機能しています。具体的には、社員工数や売り上げ、経費やプロジェクト情報、さらには成果物や人事情報まで、社内に点在する情報を自在に加工、分析して施策の進捗を把握し、 “カイゼン”に役立てています。集計作業も自動化され、データ集計コストは「0」になりました。
【今後の展開】
電子事業グループから始まった「現場主導の“カイゼン”の仕組み」は他の事業部へと展開されはじめています。もともと“改善”は“カイゼン”として、国内のみならずグローバルデンソーの風土として根付いています。今後は、その風土を活かし、様々なデータをグループ内で共有・活用することにより“カイゼン”をスピードアップさせると同時に今まで踏み込めなかった領域にもメスをいれるなど、“カイゼン”向上のためのデータ活用を推進していく予定です。
<電子技術3部 企画室 プロセス2課担当係長 池戸 聖記 氏のコメント>
「LIBRAで実現したBI ツールを使った現場主導の“組織レベルでPDCAサイクルを回す”仕組みは、他の事業部でも注目されています。ますます業務スピードが加速される中で、PDCAサイクルを支援する見える化ITが重要になっています。複数の部門でのMotionBoardのテスト利用も始まっており、データ有効活用のための社内の標準的な仕組みとしても検討しています。」
■事例紹介
http://www.wingarc.com/product/usecase/detail.php?id=165
※1 『LIBRA(リブラ)』:デンソー電子機器事業グループが命名した、見える化システムプロジェクトの名称
<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
ウイングアーク1st株式会社
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー
TEL:03-5962-7300 FAX:03-5962-7301 E-mail:tsales@wingarc.com
※ウイングアーク1stの「わっとちゃん」が日々の出来事を発信しております。
Twitter:http://twitter.com/WingArc
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※本リリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。
【デンソーについて】
世界的にトップレベルの自動車部品のサプライヤーであるデンソーは、世界30カ国、13万人が従事し、常に時流に先んじた技術開発を行っています。自動車のエンジン制御用システムである「エンジンコントロールユニット(ECU)」の開発を担当しているデンソーの電子機器事業グループでは、ソフトウェア開発においてもコスト競争力強化のため、開発原価管理、設計プロセス改善等の活動に取り組んでいます。
【導入の背景】
デンソーの電子機器事業グループは、事業拡大に伴い、2003年には業務プロセスを改善するために専属のコンサルタントを起用して大規模な“カイゼン”施策に取り組んでいました。そこから生じた、“カイゼン”施策に対する、効果測定の必要性やデータをスピーディに提供できる仕組みの必要性など、課題意識はあったものの、2000年代の業績は右肩上がりで利益も増大傾向にありました。
そんな中、国際的な金融危機の引き金となった2008年のリーマンショックにより、効率向上のために、施策別の効果を見える化し、施策の計画と実行を素早くコントロールすることが緊急の課題となりました。現場で“カイゼン”を継続的に、自主的かつスピーディに回すためのデータ活用支援の仕組みとして、BIツールの選定を開始し、
・ITの専門家でなくても構築可能
・過去のデータや既存データベースを利用可能
・大規模ユーザーの運用に耐えられる
の3点の選定ポイントから「MotionBoard」を導入しました。
【導入の効果】
約6ヶ月間の開発期間を経て、2013年4月に稼動した「見える化システム『LIBRA(リブラ)』※1は、経営層だけでなく、部門長級、室長・課長級、現場設計者まで、それぞれが自分の必要とするデータで必要なKPIのレポートを作成するための、データ集計と分析のインフラとして機能しています。具体的には、社員工数や売り上げ、経費やプロジェクト情報、さらには成果物や人事情報まで、社内に点在する情報を自在に加工、分析して施策の進捗を把握し、 “カイゼン”に役立てています。集計作業も自動化され、データ集計コストは「0」になりました。
【今後の展開】
電子事業グループから始まった「現場主導の“カイゼン”の仕組み」は他の事業部へと展開されはじめています。もともと“改善”は“カイゼン”として、国内のみならずグローバルデンソーの風土として根付いています。今後は、その風土を活かし、様々なデータをグループ内で共有・活用することにより“カイゼン”をスピードアップさせると同時に今まで踏み込めなかった領域にもメスをいれるなど、“カイゼン”向上のためのデータ活用を推進していく予定です。
<電子技術3部 企画室 プロセス2課担当係長 池戸 聖記 氏のコメント>
「LIBRAで実現したBI ツールを使った現場主導の“組織レベルでPDCAサイクルを回す”仕組みは、他の事業部でも注目されています。ますます業務スピードが加速される中で、PDCAサイクルを支援する見える化ITが重要になっています。複数の部門でのMotionBoardのテスト利用も始まっており、データ有効活用のための社内の標準的な仕組みとしても検討しています。」
■事例紹介
http://www.wingarc.com/product/usecase/detail.php?id=165
※1 『LIBRA(リブラ)』:デンソー電子機器事業グループが命名した、見える化システムプロジェクトの名称
<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
ウイングアーク1st株式会社
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー
TEL:03-5962-7300 FAX:03-5962-7301 E-mail:tsales@wingarc.com
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