ams(日本法人:amsジャパン株式会社、東京都品川区、カントリーマネージャー 岩本桂一)は、従来のロータリーエンコーダと置き換え可能な、信頼性の高い代替製品として、新しい非接触ロータリーポジションセンサ「AS5601」を本日発表しました。また、本製品は、設計者に対して、ソフトウェア互換性のあるインクリメンタル(quadrature)出力を併せて提供します。
AS5601および対になった磁石は、ロータリーノブを使用するデバイス中で、ホストマイクロコントローラあるいはそのアプリケーションソフトウェアを変更することなく、ロータリーエンコーダの置き換えがを可能にします。
AS5601および対になった磁石は、ロータリーノブを使用するデバイス中で、ホストマイクロコントローラあるいはそのアプリケーションソフトウェアを変更することなく、ロータリーエンコーダの置き換えがを可能にします。
AS5601は、すでに車載、産業、医療および民生市場で幅広く採用された実績を有する、ams独自の平面配置磁気ホール位置センシングテクノロジーをベースに開発されました。AS5601は、非接触ロータリー位置測定を行うため、従来のロータリーエンコーダ利用の際に課題とされていた信頼性の問題を発生させません。これらのエンコーダは機械的摩耗のほか、ホコリやグリース、泥、湿気などの影響により、障害や早期故障をおこしやすいのが難点でした。
AS5601の高性能な差動センシング回路は、外部浮遊磁界からの障害も取りのぞきます。ゼロ位置をふくむAS5601のオペレーションは、I2Cインターフェース経由でのレジスタ設定へのアクセス、オンチップOTPメモリへの保存が可能なため、コンフィギュレーションを容易にします。
さらに、インクリメンタル(quadrature A/B)出力は、8~2048位置まで対応可能で、高い柔軟性を実現しています。例えば、市販のロータリーノブまたはエンコーダのメーカーなどは、出力需要の異なるさまざまなエンドプロダクトの開発にAS5601を適用できます。またAS5601のユーザは、従来のロータリーエンコーダを直接置き換えない設計に適した12ビットのデジタル出力を選択することもできます。
AS5601は、角変位を測定するだけでなく、ボタンが押されたことも検知できます。AS5601に実装されたアルゴリズムが、ICと対になった磁石との空隙で発生する急峻な信号の増減を確実に検知し、「押す」という出力信号を生成・発信します。この押しボタン機能は、温度変化や経年劣化によるさまざまな磁界の強さの影響を受けません。
AS5601は、3種類の低電力モードのいずれかひとつに自動的に入るように初期設定されており、設定された特定の時間以上にデバイスが非アクティブになっていると、スキャン頻度を減少させ、電力消費を最小限に抑えます。最低電力モードでの消費量はわずか1.5mAです。
ams、位置センシング事業部グローバルマーケティング担当シニアマネージャ、ハインツ・オイラー談:「AS5601のシグナルプロセシング回路は、そのインテリジェントな設計により、あらゆるロータリーエンコーダユーザにとって使いやすいシンプルなインクリメンタル出力を提供します。つまり、設計者は、固体のロータリー測定テクノロジーによって初めて、既存の設計に新たにソフトウェアをプログラミングすることなく、信頼性に欠けるロータリーエンコーダの置き換えが可能になります」
非接触ロータリー位置センサ「AS5601」のデモボードは、オンラインで入手可能です。AS5601に関するさらに詳しい情報やサンプル請求については、こちらのサイトをご覧ください。
www.ams.com/Rotary-Position-Sensor/AS5601
本件に関するお問い合わせ先
ams広報担当:神谷
Tel: 03-5269-1038 Email: ams@jspin.co.jp
AS5601の高性能な差動センシング回路は、外部浮遊磁界からの障害も取りのぞきます。ゼロ位置をふくむAS5601のオペレーションは、I2Cインターフェース経由でのレジスタ設定へのアクセス、オンチップOTPメモリへの保存が可能なため、コンフィギュレーションを容易にします。
さらに、インクリメンタル(quadrature A/B)出力は、8~2048位置まで対応可能で、高い柔軟性を実現しています。例えば、市販のロータリーノブまたはエンコーダのメーカーなどは、出力需要の異なるさまざまなエンドプロダクトの開発にAS5601を適用できます。またAS5601のユーザは、従来のロータリーエンコーダを直接置き換えない設計に適した12ビットのデジタル出力を選択することもできます。
AS5601は、角変位を測定するだけでなく、ボタンが押されたことも検知できます。AS5601に実装されたアルゴリズムが、ICと対になった磁石との空隙で発生する急峻な信号の増減を確実に検知し、「押す」という出力信号を生成・発信します。この押しボタン機能は、温度変化や経年劣化によるさまざまな磁界の強さの影響を受けません。
AS5601は、3種類の低電力モードのいずれかひとつに自動的に入るように初期設定されており、設定された特定の時間以上にデバイスが非アクティブになっていると、スキャン頻度を減少させ、電力消費を最小限に抑えます。最低電力モードでの消費量はわずか1.5mAです。
ams、位置センシング事業部グローバルマーケティング担当シニアマネージャ、ハインツ・オイラー談:「AS5601のシグナルプロセシング回路は、そのインテリジェントな設計により、あらゆるロータリーエンコーダユーザにとって使いやすいシンプルなインクリメンタル出力を提供します。つまり、設計者は、固体のロータリー測定テクノロジーによって初めて、既存の設計に新たにソフトウェアをプログラミングすることなく、信頼性に欠けるロータリーエンコーダの置き換えが可能になります」
非接触ロータリー位置センサ「AS5601」のデモボードは、オンラインで入手可能です。AS5601に関するさらに詳しい情報やサンプル請求については、こちらのサイトをご覧ください。
www.ams.com/Rotary-Position-Sensor/AS5601
本件に関するお問い合わせ先
ams広報担当:神谷
Tel: 03-5269-1038 Email: ams@jspin.co.jp