2014年9月12日、モデナ発 ― マセラティのファンが待ち望んでいた瞬間がついにやって来ます。マセラティ創業100周年を大々的に祝う世界的な式典「マセラティ100周年を祝う-大集会-」のカウントダウンが始まりました。
9月17日(水)にボローニャで開催されるプレイベントの後、式典は9月18日(木)にモデナで公式に開会し、9月20日(土)にトリノにて閉会します。この3日間、車両展示、パレード、レギュラリティ・ラリー、サーキットセッション、2つのマセラティ工場のガイド付きツアー、そして世界中から参加するマセラティモデルとそのオーナーたちによるコンクールデレガンスが相次いで開かれます。
マセラティオーナーにとって忘れられぬ思い出となるこの一大ツアーイベントは多くのステージから構成され、その主役となるのは、クラシックから今日までのあらゆる時代の200台以上のマセラティモデルです。ブランドの歴史を彩る主要なロードモデル(A6GCS/53、3500 GT、5000 GT、セブリング、ミストラル、メキシコ、初代ギブリ、初代クアトロポルテ、ボーラ、インディ、カムシン、そして ブーメラン プロトタイプに至るまで)と現行レンジの車両がイタリア各地の街並をパレードし、 駆け抜けます。
この式典には、イタリア国内のみならず世界中の人々が参加します。アメリカ合衆国、中国、韓国、ロシア、アラブ首長国連邦、さらにはアゼルバイジャンまで、多様な国から現行モデルのマセラティオーナーがやって来ます。クラシックカーに関しては、はるかオーストラリアからも参加者があり、ヨーロッパに限ってもノルウェー、スウェーデン、イギリス、フランス、ドイツ、ギリシアなどからの参加が予定されています。マセラティブランドが世界中で愛されていることの証しにほかなりません。
「100周年を祝う-大集会-」に参加する車両の中でも、特別な車列が中国から1カ月の長旅を経て到着します。一行は8月中旬に北京を出発し、アジア大陸を横断してエカチェリンブルグでロシアに入り、モスクワを通過し、ミンスク、ワルシャワ、プラハ、ミュンヘンを経て日曜にミラノに到着し、次いでモデナに向かいます。
9月17日(水)
9月17日(水)にボローニャで行われる「マセラティ100周年を祝う-大集会-」のプレイベントでは、アルフィエーリ、エトーレ、エルネストのマセラティ3兄弟が修理工場を開いたペポリ通りのマセラティ最初のワークショップを訪れます。このすぐ近くにあるネットゥーノ(ネプチューン)の噴水では、マセラティのオーナーたちは愛車とともに海の神の像で記念撮影の機会が得られます。ネプチューンが手に持つトライデント(三叉の矛)はマセラティのエンブレムのインスピレーションの源となり、後に世界のモータースポーツシーンで赤、白、青のボローニャの色で存在感を発揮することになりました。このインスピレーションがひらめいたのは、兄弟の中で唯一エンジニアリングビジネスに関わらなかった画家のマリオでした。
9月18日(木)
18日(木)、世界最高峰のマセラティモデルによる「マセラティ100周年を祝う-大集会-」が公式に開幕します。モデナ中心部にあるこの街屈指の名所として知られるグランデ広場、マッツィーニ広場、エミリア通りで集結した後、夕方になってチーロ メノッティ通りにあるマセラティ工場までパレード。ヴィアーレ・チーロ・メノッティ工場では、赤レンガの歴史的建造物が今なお工場として使用されています。1937年のオルシ家による買収後、引き続き10年間はマセラティ兄弟が働き続けるという了解のもとで1939年に移転しました。
この歴史的な本社工場には、ここ10年間で現代的なオフィスビルや斬新なデザインのショールームも併設されました。マセラティ グラントゥーリズモやグランカブリオ、アルファロメオ4Cが毎日出荷されている工場の生産ラインという、他に類を見ない印象的なセッティングのもとで、イベントの参加者はディナーを愉しみます。そこは高度な技能を備えたマセラティ従業員による手作業のスキルと最先端のマシンとを組み合わせる、最新テクノロジーを駆使した工場です。
ディナーでは、ルチアーノ・パヴァロッティ財団のテノール歌手たちがパフォーマンスを披露します。味覚と聴覚、視覚全てが混然一体となった格別の空間は、参加者に圧倒的な感動体験を与えることでしょう。モデナ生まれの偉大なテノール歌手パヴァロッティとマセラティとの間には、強い絆が存在したことはよく知られています。
これに先立ち、午後には参加者は歴史的な特別展示「マセラティ100-純粋なるイタリアン ラグジュアリー スポーツカーの世紀」を訪れます。ここでは、マセラティの進化において中心的な役割を果たした伝説的モデルの展示を通じて、ブランドの歴史をたどります。チーロ メノッティ通りにほど近い未来的な建築デザインで知られるエンツォ・フェラーリ・ミュージアム(MEF)で行われるこのマセラティ創業100周年特別展示は、2015年1月まで一般に公開されます。展示車両の歴史的価値において過去最大規模となる、マセラティの国際的な展示です。「マセラティ100周年を祝う-大集会-」の参加者にとって、見逃せない機会となります。
9月19日(金)
式典の第2ステージの目的地は、世界最速記録の樹立を目指したレーシングカーの生産にゆかりの場所です。19日(金)朝、トリノに向けて出発するオーナーたちは、バコニン・ボルザッキーニと、彼が駆った16気筒のマセラティV4に敬意を表してクレモナ近郊のサン マルティーノ デル ラーゴのサーキットに立ち寄り、サーキットセッションとレギュラリティ・ラリーを体験します。このイタリア人ドライバーは、1929年9月28日、まさにここクレモナで行われたフライング10 kmレースで平均速度246.069 km/hの世界記録を樹立しました。この記録は、当時交通量が少なかった一般道を一時的に封鎖し、部分的に未舗装の直線区間において樹立されたものです。現在ここは一般道路網の一部となっており、自由に通行することができ、式典の参加者は実際にこの道を走行します。あらゆるマセラティの遺伝子に息づくレーシングスピリットが確実に呼び覚まされ、それと同時にツアーを通じてマセラティモデルの快適性を改めて実感することでしょう。
サーキットでのプログラムを体験後、マセラティの車列は、美しい連隊を組んでクレモナの通りを走行し、クアトロポルテとギブリのニューモデルが生産されているトリノのグルリアスコにあるアッヴ・ジョヴァンニ・アニェッリ工場に向かいます。
トリノでは、カステッロ広場に整列し、その夜にはレッジャ ディ ヴェナリーア宮殿の壮麗な雰囲気の中でガラディナーが開催され、イベントはここでクライマックスを迎えます。
9月20日(土)
「マセラティ100周年を祝う-大集会-」のフィナーレとなる第3幕は9月20日(土)に行われます。午前中、スペルガ聖堂への上り坂でレギュラリティ・ラリーの最終セクションを開催。続いてグルリアスコ工場のガイド付きツアーを行います。
そして式典を締めくくる最終ステージは、午後のコンクールデレガンス。生産年とタイプに応じて10クラスに分けられたマセラティモデルがトリノ中心部のサンカルロ広場に勢揃いします。
コンクールデレガンスとレギュラリティ・ラリーの授賞式は、会場を見守る多くのマセラティファンとともに「100周年を祝う-大集会-」の閉会式を兼ねて行われます。賞のいくつかは贈呈の瞬間まで秘密にされますが、2つの「マスター マセラティ」ドライビング コースと、エクスクルーシブな「マスター イタリアン ライフスタイル エクスペリエンス」が授与される予定です。
「マセラティ100周年記念事業」の追加情報は、ホームページwww.maserati100.it(イタリア語)とwww.maserati100.com(英語)の「100周年記念式典」セクションに掲載されています。
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マセラティジャパンは、マセラティ創業100周年を記念し、7月22日から24日にかけて東京・増上寺と京都・清水寺を結び、日本国内イベント「100周年記念リレー マセラティ100年道中」を開催。その模様をYouTubeで9月18日(水)から視聴可能です。“東洋と西洋の融和”を目指し、東京タワーと世界遺産・清水寺をマセラティのコーポレートカラー、ブルーにライトアップした感動の瞬間、そして“清水の舞台”で開催された、マエストロ吉田裕史氏指揮によるオペラのガラコンサートをぜひご覧ください。
サイト:http://youtu.be/LdCIaFzHb7s
<お問い合わせ先>
マセラティ コールセンター 0120-965-120