2014年9月―イプソスは、オンライン・パネルシステムにより日本を含む世界20カ国で実施した調査結果をまとめ、Global Trend 2014として発表しております。今回は、女性の社会的役割についてまとめました。
◆主な調査結果◆
● 「女性の社会的役割は良き母・妻」という認識は国によってばらつきがある。ロシアでは73%が「そう思う」と回答、スウェーデンではわずか9%、日本では38%
● 20カ国の調査対象者の半数以上(53%)が、政治やビジネスの世界でより多くの女性が責任ある地位につけば事態は好転すると思っている。日本では48%
● 「女性は男性と同等の権利と力を持つべき」―日本では63%が「そう思う」と回答。調査対象20カ国の中で最低
先ごろ発足した第2次安倍改造内閣では、これまでで最も多い5人の女性を閣僚に起用したことが話題になった。日本では女性の社会進出を後押しする動きが活発になりそうだが、世界では女性の立場はどのように認識されているのだろうか。イプソスは、世界20カ国で約16,000人を対象に実施した調査の結果から女性の社会的役割についてまとめた。
女性の社会的役割は良き母、良き妻?
「女性の社会的役割は良き母、良き妻である」という認識は、国によってばらつきがある。
ロシアでは、4人中3人(73%)が「そう思う」と回答し、調査対象 20カ国中、割合が最も高かった。次いでインド(56%)、中国(54%)、韓国(41%)、日本(38%)という結果であった。
「そう思う」と回答した割合が最も低い国は、スウェーデン(9%)、次いでスペイン(11%)、フランス(15%)、イタリア(22%)、ベルギー、カナダ(どちらも23%)であった。
男性の方が保守的な目線
今回調査対象とした20カ国すべてで、女性の社会的役割に良き母、良き妻を求める割合は、男性の方が高かった。全体の結果では、女性(30%)に対し、男性(39%)と、9ポイントの差がつき、男女間の認識の違いが浮き彫りになった。この差が最も大きいのは、トルコ(女性23%、男性49%で差は26ポイント)で、日本(女性32%、男性45%で差は13ポイント)は、調査対象国中4番目に差の大きい国であった。
このような傾向は女性の社会的役割に良く母、良き妻を求める割合の低かったスウェーデン(女性4%、男性13%)、カナダ(女性19%、男性28%)などでも見られた。
◆主な調査結果◆
● 「女性の社会的役割は良き母・妻」という認識は国によってばらつきがある。ロシアでは73%が「そう思う」と回答、スウェーデンではわずか9%、日本では38%
● 20カ国の調査対象者の半数以上(53%)が、政治やビジネスの世界でより多くの女性が責任ある地位につけば事態は好転すると思っている。日本では48%
● 「女性は男性と同等の権利と力を持つべき」―日本では63%が「そう思う」と回答。調査対象20カ国の中で最低
先ごろ発足した第2次安倍改造内閣では、これまでで最も多い5人の女性を閣僚に起用したことが話題になった。日本では女性の社会進出を後押しする動きが活発になりそうだが、世界では女性の立場はどのように認識されているのだろうか。イプソスは、世界20カ国で約16,000人を対象に実施した調査の結果から女性の社会的役割についてまとめた。
女性の社会的役割は良き母、良き妻?
「女性の社会的役割は良き母、良き妻である」という認識は、国によってばらつきがある。
ロシアでは、4人中3人(73%)が「そう思う」と回答し、調査対象 20カ国中、割合が最も高かった。次いでインド(56%)、中国(54%)、韓国(41%)、日本(38%)という結果であった。
「そう思う」と回答した割合が最も低い国は、スウェーデン(9%)、次いでスペイン(11%)、フランス(15%)、イタリア(22%)、ベルギー、カナダ(どちらも23%)であった。
男性の方が保守的な目線
今回調査対象とした20カ国すべてで、女性の社会的役割に良き母、良き妻を求める割合は、男性の方が高かった。全体の結果では、女性(30%)に対し、男性(39%)と、9ポイントの差がつき、男女間の認識の違いが浮き彫りになった。この差が最も大きいのは、トルコ(女性23%、男性49%で差は26ポイント)で、日本(女性32%、男性45%で差は13ポイント)は、調査対象国中4番目に差の大きい国であった。
このような傾向は女性の社会的役割に良く母、良き妻を求める割合の低かったスウェーデン(女性4%、男性13%)、カナダ(女性19%、男性28%)などでも見られた。
女性の力をもっと社会に
「政治やビジネスの世界でより多くの女性が責任ある地位につけば事態は好転する」という意見に、調査対象者の半数以上(53%)が「そう思う」と回答した。20カ国中17カ国で「そう思う」が「そう思わない」を上回った。否定的であったのは、韓国(「そう思う」39%、「そう思わない」48%)、ロシア(38%、42%)、アルゼンチン(38%、38%)の3カ国のみであった。日本は、「そう思う」48%、「そう思わない」30%であった。
「女性は男性の同等の権利と力を持つべきだ」という意見には、全体の84%が「そう思う」と回答した。日本では「そう思う」と回答したのは63%に止まり、調査対象20カ国中最低であった。
「政治やビジネスの世界でより多くの女性が責任ある地位につけば事態は好転する」という意見に、調査対象者の半数以上(53%)が「そう思う」と回答した。20カ国中17カ国で「そう思う」が「そう思わない」を上回った。否定的であったのは、韓国(「そう思う」39%、「そう思わない」48%)、ロシア(38%、42%)、アルゼンチン(38%、38%)の3カ国のみであった。日本は、「そう思う」48%、「そう思わない」30%であった。
「女性は男性の同等の権利と力を持つべきだ」という意見には、全体の84%が「そう思う」と回答した。日本では「そう思う」と回答したのは63%に止まり、調査対象20カ国中最低であった。
◆ 調査概要 ◆
調査実施機関:イプソス
実施時期:2013年9月3日~17日
調査手法:オンライン調査
対象国(20カ国):アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、イギリス、インド、イタリア、日本、 ポーランド、ロシア、南アフリカ、韓国、スペイン、スウェーデン、トルコ、米国
対象者:カナダ及び米国では18歳~64歳、その他各国では16歳~64歳の男女
サンプルサイズ:16,039人 *アルゼンチン、ベルギー、ポーランド、ロシア、南アフリカ、韓国、スウェーデン、トルコでは各国500人以上、その他各国では1000人以上が回答
調査実施機関:イプソス
実施時期:2013年9月3日~17日
調査手法:オンライン調査
対象国(20カ国):アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、イギリス、インド、イタリア、日本、 ポーランド、ロシア、南アフリカ、韓国、スペイン、スウェーデン、トルコ、米国
対象者:カナダ及び米国では18歳~64歳、その他各国では16歳~64歳の男女
サンプルサイズ:16,039人 *アルゼンチン、ベルギー、ポーランド、ロシア、南アフリカ、韓国、スウェーデン、トルコでは各国500人以上、その他各国では1000人以上が回答
イプソスについて
1975年創業。イプソスはリサーチのプロフェッショナルが経営する世界第3位のグローバル市場調査会社です。
世界86カ国の拠点では、16,000人以上のスタッフが、5,000を越えるクライアントにサービスを提供しています。年間の調査プロジェクト数は10万件以上、実施インタビュー数は7,000万件以上に上ります。
GreenBook Research Industry Trend Survey 2014で最もイノベイティブなリサーチ会社の第3位に選ばれました。
Ipsos in Japanホームページ: http://www.ipsos.jp/
このニュースリリースについてのお問い合わせ:
山野辺 有子
Ipsos in Japan
03 6867 8151
yuko.yamanobe@ipsos.com
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世界86カ国の拠点では、16,000人以上のスタッフが、5,000を越えるクライアントにサービスを提供しています。年間の調査プロジェクト数は10万件以上、実施インタビュー数は7,000万件以上に上ります。
GreenBook Research Industry Trend Survey 2014で最もイノベイティブなリサーチ会社の第3位に選ばれました。
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