ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:内野弘幸)は、株式会社ヤマヒサ(以下、ヤマヒサ)のペットケア事業部が、2007年よりBI・データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」によるデータ分析・活用を、経営層をはじめ営業部門や経営管理部門、開発部門、品質管理部門などの様々な部門で展開していることを、本日お知らせします。
【ヤマヒサ ペットケア事業部について】
ヤマヒサのペットケア事業部は、今年で設立27年を迎え、ペットケア事業を『いのちの産業として、真摯に見つめ、ペットと人が幸せに暮らせる共生社会の創造を目指す』をスローガンに、様々な商品を開発・提供しています。メインブランドである「Petio」のほか、ペットの高齢化・長寿命化が進む中で需要が高まるシニア犬向けの商品を取り揃えた「zuttone」、ペット専門店などのプロショップ向けの商品を独自チャネルで供給する「Add.Mate」の3つのブランドを展開しています。
【導入の背景】
ヤマヒサペットケア事業部は、犬、猫、小動物、そして昆虫に至るまで、多くの商品の企画販売をしており、商品数は、過去の商品も含めると2万アイテム以上に膨れあがっています。
商品を開発していく上で、これら多くのアイテムのデータを分析し、消費者の動向に合わせた売れ筋商品を提供することが求められるようになりました。
しかし、「Dr.Sum EA」の導入以前、営業部門から各商品の販売状況を知りたいといった依頼を受けた際に、その都度システム部門や営業管理部門が基幹業務システムからデータを抽出して加工しており、煩雑な手間と時間がかかるなど、社内でデータを有効活用するための環境が十分ではありませんでした。
多くの情報を見たいタイミングで、見たい角度から分析できる情報分析ツールの導入が必要と考え、データ検索や集計のレスポンスやあらゆる部門をまたいだデータ活用が行えるサーバーライセンスである点を評価し、「Dr.Sum EA」を導入しました。
【導入の効果】
最初の導入から約7年間で、「Dr.Sum EA」のユーザーは、経営層をはじめ、営業部門や経営管理部門、開発部門、品質管理部門など、ペットケア事業部内のあらゆる部門に広がり、現在、約200名の社員の80%に利用されています。
基幹業務システムのデータに加え、各代理店(卸業者)の販売データや、契約を結んだ大手流通・小売業のPOSデータなど、社外から集められたデータも同じ仕組みで公開しており、社内外のデータソースを統合することで、サーバーに蓄積された総データ量は6,000~ 7,000万件に達しています。
「Dr.Sum EA」は、社内ポータルサイトから直接ログインできるようにしており、「Dr.Sum EA」のメニューも部門ごとに分かりやすいように配置し、見たいデータを柔軟な切り口で参照したり、分析したりできる仕組みを提供しています。
≪各部門での活用事例≫
●営業部門
営業部では販売実績のほか、販売先である問屋企業の販売データや小売企業のPOSデータなども、「Dr.Sum EA」で集計・分析できるようになっています。それらの販売データから売れ筋商品や店舗への導入状況などを分析し、営業活動での企画・提案に役立てています
また、グループウェアからは各営業担当者の活動スケジュールや訪問実績などの履歴データも集められ、一定期間内にどの顧客に対して、どの担当者が何度コンタクトをとったのかを確認できるようにしています。
●開発部門
食品企画開発課では、新商品開発の時に、過去の類似品などからシリーズ展開するアイテムを選定することに役立てています。また、リニューアルを行う時には、実績データを基に、売り上げが減少しているもの、利益が減少しているものなどを選別するなどして、リニューアルを行う商品を決定しています。定型的な実績データと経験を基に行っていた「Dr.Sum EA」導入前に比べ、より正確なデータ分析を基に企画・開発が行えるようになりました。
●購買部門
購買部では、毎月の仕入れ計画を立てる際に「Dr.Sum EA」を利用しています。その他に、商品の欠品や在庫が過剰気味になるなどのトラブルに対して、その原因を追及するために活用しています。
「Dr.Sum EA」を活用することで、変化する市場や顧客ニーズの動向、営業活動における問題点などを客観的に把握できるようになり、こうしたデータ分析への取り組みが、業界内における同社のポジション確立の原動力になっています。
【今後の展開】
約7年間にわたって「Dr.Sum EA」を活用してきた実績と成果を踏まえつつ、同社はその使い勝手をさらに向上させていく考えです。分析結果のグラフ化などを実現するビジュアライゼーション機能を特に強化したいと考え、現在でも主に経営層に向けて提示している全社売上等のグラフ化をさらに一歩進め、多様なKPIを直感的に“見える化”するとともに、状況変化に即して気になるデータを臨機応変に深堀できる経営ダッシュボードの提供を検討しています。
<経営管理部 情報システム課 係長 加藤 隆嘉様のコメント>
「データ分析から見ることができるのは、あくまでも過去の結果です。経営層や営業部門のユーザーが本当に求めているのは未来予測であり、その要求に応えるためにも、計画/実績のリアルタイム比較やシミュレーションなどの機能を提供していく必要があります。様々な部門のユーザーに、より多くの“気づき”を与えるデータ活用環境を、『Dr.Sum EA』と『MotionBoard』で実現していくことが、今後のテーマです」
■事例紹介
http://www.wingarc.com/product/usecase/detail.php?id=158
■動画インタビュー
http://youtu.be/n6kcbSI_QoQ
<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
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