株式会社パテント・リザルトは2014年7月15日、日本に出願されたボールペン関連技術について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。
本調査は、パイロット社の「フリクションボール」やゼブラ社の「サラサ」など、さまざまな製品が発売され、現代の生活必需品であるボールペン関連技術について1993年から2014年5月末までに日本の特許庁で公開された特許5,439件を対象としています。特許の質と量から総合的に参入企業の競争力を見た「特許総合力ランキング」を集計した結果、1位 パイロット、2位 三菱鉛筆、3位 ぺんてるとなりました。
1位パイロットの注目度の高い特許には、「摩擦体を備えた可逆熱変色性インキを内蔵する筆記具」などが挙げられます。
2位三菱鉛筆の注目度の高い特許には、「油性ボールペンリフィルにおいて、インク流量を少なくすることなく、ボールペンチップ内への紙巻き込みに伴う不具合を解消する技術」などが挙げられます。
3位ぺんてるは、「書き出しの初筆かすれが少ないボールペン用油性インキ組成物」などが注目度の高い特許として挙げられます。
そのほか、4位サクラクレパスは、「特に高い筆圧で筆記しても比較的容易に消すことができる水性インキ組成物」などが、5位ゼブラは、「ノックを押したり、キャップ外す等の操作が不要で、筆記時のみペン先が突出し、筆記具を放すとペン先が没入する筆記具」などが挙げられます。
6位以下では、BIC(仏)、寿、オリエント、SANFORD(米)、ミクロ、三菱化学などの企業がそれぞれ上位にランクインしています。
総合力上位3社の有効特許(取下げ、拒絶査定、失効を除く出願件数)に関する審査経過情報を集計し、特に違いが見られた項目のみを纏めた結果です。各社の総合力を評価する際に利用している「パテントスコア」は、有効特許を対象として、個別特許の審査経過情報などを基に算出していることから、3社の総合力についての違いを検証する目的でBizCruncherに搭載されている「経過情報表」の一部を抜粋して整理しました。
総特許出願件数では、三菱鉛筆が一番多いものの、既に失効となっている特許が多数含まれており、有効特許出願件数及び有効特許登録査定件数で比較するとパイロットが他の2社を大きく上回っています。
また、パイロットの審査官引用【他社】回数(特許庁の審査官により、他社が出願した後発特許へ拒絶理由通知書を送る際に引用された回数)は、三菱鉛筆やぺんてるよりも圧倒的に多く、当該分野で審査を受ける際にパイロットの特許が他社の権利化の障害となっていることがわかります。
次に情報提供で比較すると、パイロットの有効特許は三菱鉛筆やぺんてるよりも多数の情報提供が競合他社から特許庁に寄せられていることから、パイロットの権利化を阻もうとする動きが活発であることもわかります。
最後にパイロットの有効特許に関する包袋閲覧は、三菱鉛筆やぺんてると比べて非常に多いことから、パイロットの審査過程の現状について多くの競合他社が注目していることもわかります。
以上のことから、パイロットのボールペン関連技術は競合他社からの注目度が非常に高いことがわかります。
本分析の詳細については、簡易コンサルレポート「特定技術分野の競合分析:ボールペン関連技術」にてご覧いただけます。
■《コース1》税込100,000円(税抜)
■《コース2》税込300,000円(税抜)
詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.patentresult.co.jp/news/2014/07/ballpointpen.html
<<特許分析セミナー情報>>
http://www.patentresult.co.jp/seminar/
ウェブセミナーはじめました。
http://www.patentresult.co.jp/patent_web_seminar/
<< 本件に関するお問い合せ先 >>
株式会社パテント・リザルト 営業部
Tel:03-5835-5644、Fax:03-5835-5699
ホームページURL:http://www.patentresult.co.jp/
<< 会社概要 >>
社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-3-2 秋葉原スクエアビル4 階
事業内容:特許分析ソフトウェア、技術力評価指標の開発・販売、情報提供など
本調査は、パイロット社の「フリクションボール」やゼブラ社の「サラサ」など、さまざまな製品が発売され、現代の生活必需品であるボールペン関連技術について1993年から2014年5月末までに日本の特許庁で公開された特許5,439件を対象としています。特許の質と量から総合的に参入企業の競争力を見た「特許総合力ランキング」を集計した結果、1位 パイロット、2位 三菱鉛筆、3位 ぺんてるとなりました。
1位パイロットの注目度の高い特許には、「摩擦体を備えた可逆熱変色性インキを内蔵する筆記具」などが挙げられます。
2位三菱鉛筆の注目度の高い特許には、「油性ボールペンリフィルにおいて、インク流量を少なくすることなく、ボールペンチップ内への紙巻き込みに伴う不具合を解消する技術」などが挙げられます。
3位ぺんてるは、「書き出しの初筆かすれが少ないボールペン用油性インキ組成物」などが注目度の高い特許として挙げられます。
そのほか、4位サクラクレパスは、「特に高い筆圧で筆記しても比較的容易に消すことができる水性インキ組成物」などが、5位ゼブラは、「ノックを押したり、キャップ外す等の操作が不要で、筆記時のみペン先が突出し、筆記具を放すとペン先が没入する筆記具」などが挙げられます。
6位以下では、BIC(仏)、寿、オリエント、SANFORD(米)、ミクロ、三菱化学などの企業がそれぞれ上位にランクインしています。
総合力上位3社の有効特許(取下げ、拒絶査定、失効を除く出願件数)に関する審査経過情報を集計し、特に違いが見られた項目のみを纏めた結果です。各社の総合力を評価する際に利用している「パテントスコア」は、有効特許を対象として、個別特許の審査経過情報などを基に算出していることから、3社の総合力についての違いを検証する目的でBizCruncherに搭載されている「経過情報表」の一部を抜粋して整理しました。
総特許出願件数では、三菱鉛筆が一番多いものの、既に失効となっている特許が多数含まれており、有効特許出願件数及び有効特許登録査定件数で比較するとパイロットが他の2社を大きく上回っています。
また、パイロットの審査官引用【他社】回数(特許庁の審査官により、他社が出願した後発特許へ拒絶理由通知書を送る際に引用された回数)は、三菱鉛筆やぺんてるよりも圧倒的に多く、当該分野で審査を受ける際にパイロットの特許が他社の権利化の障害となっていることがわかります。
次に情報提供で比較すると、パイロットの有効特許は三菱鉛筆やぺんてるよりも多数の情報提供が競合他社から特許庁に寄せられていることから、パイロットの権利化を阻もうとする動きが活発であることもわかります。
最後にパイロットの有効特許に関する包袋閲覧は、三菱鉛筆やぺんてると比べて非常に多いことから、パイロットの審査過程の現状について多くの競合他社が注目していることもわかります。
以上のことから、パイロットのボールペン関連技術は競合他社からの注目度が非常に高いことがわかります。
本分析の詳細については、簡易コンサルレポート「特定技術分野の競合分析:ボールペン関連技術」にてご覧いただけます。
■《コース1》税込100,000円(税抜)
■《コース2》税込300,000円(税抜)
詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.patentresult.co.jp/news/2014/07/ballpointpen.html
<<特許分析セミナー情報>>
http://www.patentresult.co.jp/seminar/
ウェブセミナーはじめました。
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株式会社パテント・リザルト 営業部
Tel:03-5835-5644、Fax:03-5835-5699
ホームページURL:http://www.patentresult.co.jp/
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社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-3-2 秋葉原スクエアビル4 階
事業内容:特許分析ソフトウェア、技術力評価指標の開発・販売、情報提供など