2014年06月18日 11:00

オークネットバイクオークション　5月成約排気量別ランキング

　情報流通支援サービスの株式会社オークネット（本社：東京都港区/社長：藤崎清孝）は、2014年5月度のオークネットバイクオークションにおける成約台数を集計し、排気量別ランキングベスト5をまとめました。
　当ランキングは、全国3,700店の二輪販売店が、販売プロセスの一環であるオークネットバイクオークションを利用し、ご成約頂いた車両について、排気量別に分けて集計したものです。

　250ccクラスでは、ビッグスクーターが高年式車や低走行車中心の動きが続いていますが、それ以外は一桁相場の車両が多くなる傾向が強まっています。スポーツバイクは、ホーネットやFTR、ネイキッドクラスの車両が少なく、ここ2年～3年に発売されたロードスポーツ車両に出品の傾向が移行しつつあります。ネイキッドは弱含みのケースが目立ちアメリカンは、シーズン・インながら状態が良い車両が少なく、評価が高い車両は価格が非常に高くつく傾向にあります。

　400ccクラスでは、全般的に玉不足というところでしょうか。ネイキッドは、高値から価格調整が進んでいますが、まだまだ高値維持の傾向が見られます。アメリカンは3点以上だと、相場は非常に高く、年間を通じて最も活況の時期を迎えています。
スクータークラスは、高年式車以外は弱含みの状況が続いており、SFは、店頭での動きが良く価格もこなれてきたことから、成約率は非常に高く、暫くはこの状況が継続されそうです。

　401cc以上クラスでは、輸出によって特にスーパースポーツクラスの車両不足が一段と進んでいます。CBR1000RRやYZF-R1などが市場から姿を消しているため、状態が良いものは高値安定型。低年式車は、相場が落ち着いているので動きは安定。ハーレーも春相場から一段落。ようやく落ち着きを取り戻しつつあります。
店頭在庫の循環が鈍いと、さらに一段下がることもあり得るところです。2015年モデル入荷前が勝負といったところでしょうか。

　5月連休明けの市場は、天候にも恵まれて堅調に推移しました。特に、後半からは、玉不足も見られたため、非常に活発な取引が展開されました。相場は、アメリカンスポーツや大型ロードスポーツにおいて特に価格の伸びが目立ちました。
ハーレーは、未だ価格調整が続いており売り尽くしの低い車両には応札が多く価格が伸びるケースも見られました。
夏商戦が間近に迫っており、しばらくは堅調な相場に終始しそうです。

2014年5月　オークネット成約排気量別ランキング5　　（2014年5月開催のバイクオークションより集計）