株式会社パテント・リザルトは2014年6月17日、日本に出願された日本版バイ・ドール関連特許について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。
日本版バイ・ドール制度とは、各省庁の委託研究開発契約に基づく研究成果(発明)であっても、その成果に対して民間企業や大学・研究者が特許権を取得することを認めたものであり、特に産業界において科学技術の進展による国際競争力強化が目的として施行されています。
そこで本調査では、日本版バイ・ドール関連特許の特許を抽出し、各個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見たランキングを作成しました。
その結果、「総合力ランキング(注4)」では、1位 NEC、2位 産業技術総合研究所、3位 日立製作所という結果となりました。
1位NECの注目度の高い特許には、「コンテンツ配信システム、ノード、コンテンツ配信方法、及びプログラム」や「コヒーレント光受信器、コヒーレント光受信器におけるチャネル間スキュー検出装置および検出方法」など、広域データ交換や光通信システムに関する技術などが挙げられます。
2位産業技術総合研究所は、「リジン及びシステイン残基を含まないタンパク質の製造方法」や「アリールヒドロキシルアミンの製造法」など、タンパク質や有機化合物に関する技術などが注目度の高い特許として挙げられます。
3位日立製作所は、「NMRプローブ用アンテナコイル及びNMRシステム」など、NMRによる材料調査に関する技術で強みを有しています。
4位パナソニックは「基板上への微粒子配列体の形成方法」、5位東芝は「粒子および近接場光導波路」など、ナノテクノロジー関連技術が高い注目度となっています。
本調査の総合力上位5社に対し、総合力の経時変化(権利者スコア推移)を示します。日本版バイ・ドール法が施行された1999年以降、上位5社ともにバイ・ドール関連特許の権利者スコアが増加傾向を示す中、現在トップのNECは2011年以降に急伸しています。
本調査の総合力上位5社について、出願年別に見た外国出願状況を示したものです。日立製作所は2004年から2007年にかけて多くの外国出願を行っています。NECと東芝は特に2008年以降、パナソニックは2009年以降で海外にパテントファミリーを伴う特許出願の割合が高まっています。
民間企業では海外にパテントファミリーを伴う特許出願件数がトップである、NECにおける技術分野別(注5)に見た外国出願状況を示しています。NECは、デジタル通信、電子デバイス、伝送システム、インターフェイス、搬送組立分野で積極的な外国出願を行っています。特にデジタル通信や伝送システムなど通信関連分野では2011年以降の出願も多くなっています。また、NECと同様に近年の外国出願が伸びている東芝は「磁気抵抗素子及び磁気メモリ」や「カーボンナノチューブ配線の製造方法」など、電子デバイス(スピントロニクスや次世代半導体材料の開発)分野で集中的な外国出願を行っており、各社固有の得意分野で海外展開を視野に入れた技術開発を行っている様子がうかがえます。
本分析の詳細については、簡易コンサルレポート「特定技術分野の競合分析:車両用塗装関連技術」にてご覧いただけます。
■《コース1》税込100,000円(税抜)
■《コース2》税込300,000円(税抜)
詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.patentresult.co.jp/news/2014/06/bayh-dole.html
<<特許分析セミナー情報>>
http://www.patentresult.co.jp/seminar/
ウェブセミナーはじめました。
http://www.patentresult.co.jp/patent_web_seminar/
<< 本件に関するお問い合せ先 >>
株式会社パテント・リザルト 営業部
Tel:03-5835-5644、Fax:03-5835-5699
ホームページURL:http://www.patentresult.co.jp/
<< 会社概要 >>
社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-3-2 秋葉原スクエアビル4 階
事業内容:特許分析ソフトウェア、技術力評価指標の開発・販売、情報提供など
日本版バイ・ドール制度とは、各省庁の委託研究開発契約に基づく研究成果(発明)であっても、その成果に対して民間企業や大学・研究者が特許権を取得することを認めたものであり、特に産業界において科学技術の進展による国際競争力強化が目的として施行されています。
そこで本調査では、日本版バイ・ドール関連特許の特許を抽出し、各個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見たランキングを作成しました。
その結果、「総合力ランキング(注4)」では、1位 NEC、2位 産業技術総合研究所、3位 日立製作所という結果となりました。
1位NECの注目度の高い特許には、「コンテンツ配信システム、ノード、コンテンツ配信方法、及びプログラム」や「コヒーレント光受信器、コヒーレント光受信器におけるチャネル間スキュー検出装置および検出方法」など、広域データ交換や光通信システムに関する技術などが挙げられます。
2位産業技術総合研究所は、「リジン及びシステイン残基を含まないタンパク質の製造方法」や「アリールヒドロキシルアミンの製造法」など、タンパク質や有機化合物に関する技術などが注目度の高い特許として挙げられます。
3位日立製作所は、「NMRプローブ用アンテナコイル及びNMRシステム」など、NMRによる材料調査に関する技術で強みを有しています。
4位パナソニックは「基板上への微粒子配列体の形成方法」、5位東芝は「粒子および近接場光導波路」など、ナノテクノロジー関連技術が高い注目度となっています。
本調査の総合力上位5社に対し、総合力の経時変化(権利者スコア推移)を示します。日本版バイ・ドール法が施行された1999年以降、上位5社ともにバイ・ドール関連特許の権利者スコアが増加傾向を示す中、現在トップのNECは2011年以降に急伸しています。
本調査の総合力上位5社について、出願年別に見た外国出願状況を示したものです。日立製作所は2004年から2007年にかけて多くの外国出願を行っています。NECと東芝は特に2008年以降、パナソニックは2009年以降で海外にパテントファミリーを伴う特許出願の割合が高まっています。
民間企業では海外にパテントファミリーを伴う特許出願件数がトップである、NECにおける技術分野別(注5)に見た外国出願状況を示しています。NECは、デジタル通信、電子デバイス、伝送システム、インターフェイス、搬送組立分野で積極的な外国出願を行っています。特にデジタル通信や伝送システムなど通信関連分野では2011年以降の出願も多くなっています。また、NECと同様に近年の外国出願が伸びている東芝は「磁気抵抗素子及び磁気メモリ」や「カーボンナノチューブ配線の製造方法」など、電子デバイス(スピントロニクスや次世代半導体材料の開発)分野で集中的な外国出願を行っており、各社固有の得意分野で海外展開を視野に入れた技術開発を行っている様子がうかがえます。
本分析の詳細については、簡易コンサルレポート「特定技術分野の競合分析:車両用塗装関連技術」にてご覧いただけます。
■《コース1》税込100,000円(税抜)
■《コース2》税込300,000円(税抜)
詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.patentresult.co.jp/news/2014/06/bayh-dole.html
<<特許分析セミナー情報>>
http://www.patentresult.co.jp/seminar/
ウェブセミナーはじめました。
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<< 本件に関するお問い合せ先 >>
株式会社パテント・リザルト 営業部
Tel:03-5835-5644、Fax:03-5835-5699
ホームページURL:http://www.patentresult.co.jp/
<< 会社概要 >>
社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-3-2 秋葉原スクエアビル4 階
事業内容:特許分析ソフトウェア、技術力評価指標の開発・販売、情報提供など