2014年05月27日 09:00

科学研究材料・精密材料メーカーのGoodfellow社、炭化ケイ素の発泡体を提供開始(Silicon Carbide Foam)【画像あり】

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科学研究や産業分野向けに金属、セラミックス、ポリマーなどの材料を提供するイギリスのグッドフェロー社は5月23日、軽量で優れた性能を持つ炭化ケイ素の発泡体取扱いを開始したと発表した【画像あり】。

炭化ケイ素発泡体:軽量な発泡体の優れた性能
Silicon Carbide Foam: Extreme Performance in a Lightweight Form)

イギリス、ハンティンドン・・・2014年5月23日

炭化ケイ素(SiC)発泡体が研究・産業用に材料を提供するグッドフェロー社から5月23日発売になり、固体炭化ケイ素に見られるような並外れた強度・高温耐久性と性能を持ちながら非常に軽量で多目的な使用ができる発泡体構造の製品が提供開始となった。

(画像:グッドフェロー社提供の炭化ケイ素発泡体)


このような特性を組み合わせた材料は、宇宙工学・防衛・半導体製造を含む幅広い産業から非常に評価されている。

細胞および炭化ケイ素発泡体の組織や配列は繰り返しで構成されており、全体に渡って規則的で硬さ・高多孔性・透水構造を持つ制御された密度の体積を持つ発泡体を生み出す事が可能となった。 SiC発泡体の特長は下記の通り。

・優れた硬度(モース硬度9)と性能・・・キズ、摩耗、腐食への耐性
・高温度化における構造的な安定性・・・摂氏2200度で使用可能
・高い熱伝導性と電導性・・・セラミックスには珍しい特長
・熱膨張率の低さ・・・熱衝撃特性あり
・表面積対体積率が高い・・・非常に軽量
・流体抵抗率の低さ・・・濾過効率が高い

用途としては、SiCの特性と、多孔・広い表面積である発泡体の特性の両方から得られる利点がある。

・高温フィルター
・ロケットノズル
・熱遮蔽用途
・熱交換器
・ガス拡散器
・多孔質電極
・電磁放射の吸収体

現在入手可能なSiC発泡体は、1センチあたり24の孔をもつ60PPlで、かさ密度0.29g.cm3、気孔率91%、厚み10mmのもの。異なる多孔度と密度を持つ発泡体の入手については要相談のこと。
グッドフェロー社について
世界中の研究・産業用途向けに、金属・合金・ポリマー・セラミックス・その他の材料を提供するサプライヤー。数グラムから数キロまでの少量で金属などの材料を提供することに特化しており、プロトタイプ製作や特注品も扱う。オンラインの製品カタログは下記リンクから参照(英語)。
http://www.goodfellow.com

日本語での問い合わせ先:
日本語版ウェブサイト(http://www.goodfellow-japan.jp
グッドフェロー日本代表事務所 (03-5579-9285)

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研究
上場先
未上場
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