2014年05月21日 15:00

【ABIリサーチ 発表】タブレットの競合他社が79%成長するため、iPadの成長は2013年に減速

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ABIリサーチは出版レポート「【分析レポート:ビジネスモデル】アップル社のタブレットビジネスモデル分析 - Analysis of Apple's Tablet Business Model:Business Models Analysis / AN-1670」のプレスリリースにおいて、2013年タブレットの競合他社が79%成長し、iPadの成長は減速している、との調査結果を発表しました。

プレスリリース本文
タブレットの競合他社が79%成長するため、iPadの成長は2013年に減速

ニューヨーク州オイスター・ベイ、2014年5月14日

昨年、アップル社のタブレットと競合するOEMは79%成長し、アップル社のタブレットの出荷数は13%しか伸びなかった。先進国のタブレット市場が成熟に近づいているため、課題は大きいものの、強みを生かし、新たなビジネスチャンスを開発すれば、アップル社はまだ市場に大きな影響力を保つだろうと米国調査会社ABIリサーチは予測している。

ABIリサーチの調査レポート「【分析レポート:ビジネスモデル】アップル社のタブレットビジネスモデル分析 - Analysis of Apple's Tablet Business ModelBusiness Models Analysis / AN-1670」は、大きな成功を収めたアップル社の歴史とiPadのビジネスモデルを概説している。「アップル社はずっと市場を独占してきたが、現在のエコシステムの変化はその独占状態と今後に疑問符をつけている」とABIリサーチのアナリストStephanie Van Vactor氏は語る。グーグル社のアンドロイドOSを使用している競合他社がアップル社の出荷数を上回ったとしても、2013年のiPadの収益はそれ以外の市場を11%上回っている。

アップル社などのタブレット市場は分岐点に立っているが、新しい道筋を開くビジネスチャンスは必ずある。アップル社の創造的な視点は、ビジネスモデルやiPadの普及の原点であった。アップル社の「余計なものがない方がいい(Mies van der Rohe)」という戦略は、その初期市場において本領を発揮して大成功をおさめたが、市場の成熟に伴って脆弱性が見え始めた。サムスン社などの企業が消費者の望む画面サイズや接続性、価格などの選択肢を提供することで、アップル社は勢いを失い、追いつかれるのだろうか?

特にビジネスや教育などの分野では、正しい提携関係によって、iPadは市場を拡大し続けることができた。「アップル社はタブレットの普及率が低い様々な地域の市場で影響力を保っており、ビジネスの垂直市場と提携関係を築きあげることでビジネスの幅を拡大することができるだろう」とシニアディレクタのJeff Orr氏は語る。アップル社のiPadのASP(平均価格)が他社のタブレットOEMよりも非常に高額でも、排他的なiTunesアップストア経由のiOSエコシステムサービスの提供によって、収益をあげられる。

この調査レポートは、ABIリサーチの「【年間プログラム】メディアタブレット、ウルトラブック、電子リーダのリサーチサービス - Media Tablets, Ultrabooks & eReaders Research Service」の一環である。

ABIリサーチは、世界の接続技術とその他の新しい技術の詳細の分析と数値予測を提供している。北米、欧州、アジアの拠点から、ABIリサーチの専門家陣が、70以上の調査プログラムやアドバイザリサービスによって、企業の多くの意思決定者たちに助言を行っている。



レポートについて
【分析レポート:ビジネスモデル】アップル社のタブレットビジネスモデル分析
Analysis of Apple's Tablet Business Model
Business Models Analysis / AN-1670
http://www.dri.co.jp/auto/report/abi/abian1670.html

◆【年間プログラム】メディアタブレット、ウルトラブック、電子リーダのリサーチサービス
Media Tablets, Ultrabooks & eReaders Research Service
http://www.dri.co.jp/auto/report/abi/abirsmtab.html

◆市場調査会社 ABIリサーチ(ABI Research)について
http://www.dri.co.jp/auto/report/abi/index.html

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