2014年05月08日 11:30

【Parks Associates発表】 OTT動画市場の主要ターゲット視聴者は若年層

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パークスアソシエイツ社(Parks Associates)は出版レポート「コンテンツライセンスの動向 - Trends in Content Licensing」のプレスリリースにおいて、様々なデバイスによるOTTビデオの利用が、米国では特に若い視聴者の間で増加しているという調査結果を発表しました。

◆ プレスリリース本文

若い視聴者はOTT動画市場の主要対象セグメント

2014年4月23日

動画コンテンツのライセンス付与のエコシステムに関する最新動向

展示会NAB(National Association of Broadcasters)におけるOTT(オーバーザトップ)とコンテンツライセンシングに関する発表と、最高裁を仰ごうとするAereo社の案件によって(ベンチャー企業のAereo社が、インターネットテレビサービスのストリーミングに関して米国テレビ局と合意できず、最高裁判所に判定を仰ごうとしている)、米国調査会社パークスアソシエイツ社の調査レポート「コンテンツライセンスの動向 - Trends in Content Licensing」は、マルチスクリーンやタイムシフト、特定のコンテンツへの需要などの、テレビや映画のライセンス付与の動向を分析している。この調査レポートは、有料テレビの普及は非常に堅調で、米国のブロードバンド世帯の約85%に及んでいるが、一方、様々なデバイスによるOTTビデオの利用が、特に若い視聴者の間で増加していると報告している。

「有料テレビの加入は、依然、ミレニアル世代で高いが、同時にこの年代の約40%がオンライン動画が最も重要なビデオコンテンツとみなしている」とパークスアソシエイツ社の調査アナリストGlenn Hower氏は語る。「消費者は視聴のリソースを様々に変化させるので、ライセンス付与の作業は複雑化している。さらに、最高裁におけるテレビ局ABCとAereo社の係争は、再配信におけるライセンス環境を劇的に変化させる可能性がある。もしAereo社が勝訴すれば、代償なしに再放送する方法の法的な先例となるだろう。」

パークスアソシエイツ社のアナリストは、消費者が見たいコンテンツを入手する方法があまりに分断化しているために、有料テレビプロバイダにとって、コードカット(解約)の恐れはまだないだろうと指摘している。このことは、加入者のつなぎ止めに重要な役割を果たしている。

この調査レポートは、Yahoo、Amazon、Netflixなどの、各社の独自のサービスを視聴者に直接提供するOTT戦略を開発しているYahoo、Amazon、Netflixなどの主要企業の「オリジナルコンテンツ」の影響についても分析している。

「事業者と放送ネットワークの配信料の戦いや、マルチスクリーン動画の広告料金の不確実さなど、市場は生みの苦しみを味わっている」と同氏は語る。この調査レポートは、エンターテインメント企業や放送事業者、有料テレビプロバイダ、OTTプロバイダなどに有益な情報を記載している。

この調査レポートは、コンテンツ作成者、撮影所、プロダクション、放送ネットワーク、動画配信者、消費者向け動画プロバイダ、仲介業者、新規参入者などのライセンスエコシステムのすべての関連企業について概説している。パークスアソシエイツ社の四半期毎に実施する、米国ブロードバンド世帯2500から1万人の消費者調査など、いくつかの情報源からの情報を記載している。以下のような情報も記載している。

- 世界のオンライン動画とインターネットテレビサービスの概観
- デジタルメディア配信市場の最新動向
- マルチスクリーン動画の収益化、コンテンツ所有者の戦略
- オンラインエンターテインメント、新規と注目
- モバイルコンテンツ市場の展開
- 有料テレビ市場でのOTT


◆ このレポートについて
コンテンツライセンスの動向
Trends in Content Licensing
http://www.dri.co.jp/auto/report/parks/pkconlicense.html

◆市場調査会社パークスアソシエイツ社(Parks Associates)について
http://www.dri.co.jp/auto/report/parks/index.html
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