2014年03月14日 14:00

～〈地方と中央〉〈江戸と現代〉から見える、この国の未来。3.11であぶり出された日本社会の矛盾に迫る～新刊・田中優子『鄙への想い　日本の原風景　そのなりたちと行く末』2014年3月14日発売！

清流出版株式会社は、田中優子『鄙への想い』を発売いたします。東京六大学史上初の女性総長として、TBS「サンデーモーニング」コメンテーターとしても活躍中の著者が、日本社会の矛盾に迫ります。「鄙（ひな）」とは、「都市部」から離れた「いなか」のこと。福島、福井、沖縄、鄙と都が抱える構造的問題点を、〈江戸の価値観〉を通し、未来を切り開くための方法を探っていきます。日本のこれからを考える全ての人に贈る一冊。

■鄙を凝視することは、世界の現状を見せつけられることだった。私の中の「鄙への想い」は、心に棘がささったような「想い」だった。
　しかしそうはしていられない。棘がささったままでは、思考も行動も停滞した冷笑的なペシミストになるだけだ。クマールが言うように「潜在的な可能性」を信じ「よりよい方向を選択する」真のオプティミストになろう。（「あとがき」より一部抜粋）
■写真家・石山貴美子氏の作品がいざなう現代と過去、夢とうつつのあいだを行き来しながら、湧きあがる鄙への想いが綴られています。
■目次
序「鄙（ひな）」とは何か
第一章　鄙から見た都とはどんなものだったのか
第二章　グローバル化は人を幸せにするのか
第三章　富と権力が都に集中し鄙は見捨てられるのか
第四章　循環社会のノウハウは江戸学にある
あとがき

【書籍情報】
鄙への想い　日本の原風景　そのなりたちと行く末
出版社：清流出版
著者：田中優子
価格：1800円（税別）　
※著者へ取材をご希望の方は、清流出版・出版部・松原淑子までお願いいたします。
Tel: 03-3288-5405　Fax: 03-3288-5340　Email:matsubara@seiryupub.co.jp

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