株式会社パテント・リザルトは2014年1月29日、日本に出願された人工透析関連技術について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。
日本透析医学会の集計によると、透析患者は毎年増加し続けており、2011年末には初めて30万人を超えました。透析患者は日本の他に米国、欧州などの先進国に集中していましたが、今後中国をはじめとした新興国でも増加が予想されています。それに伴い先進国以外の新興国においても透析装置関連事業の展開が進められています。本調査では人工透析関連技術の特許を集計し、各個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
その結果、「総合力ランキング」では、1位 Baxter、2位 Fresenius、3位 日機装となりました。
総合力1位Baxterの注目度の高い特許には、腹膜透析に関する技術が多いことが特徴です。総合力2位のFreseniusは低コストで尿毒素を測定する装置に関する特許が、3位の日機装は、血液回路における自動プライミングに関する特許が高い注目度となっています。
これらの総合力上位企業がどのような作用、効果を狙った技術に関する出願をしているかにつて、特許分類の一つであるFタームを用いて調査しました。出願が集中してる操作性については、特にFresenius、日機装の件数が多く、Baxterがこの2社に続きます。主に中空糸膜を手掛ける東洋紡、旭化成メディカルの2社は操作性に関する出願が少なく、特に東洋紡が顕著です。逆にこの2社は中空糸膜が関連する透過性や、選択性に関する出願が外国企業2社及び日機装と比べ多くなっています。総合力上位3社の相違点としては、血液流路の改善、脱泡、機械的強度に関し、日機装がBaxter、Freseniusより多くの出願を行っていることが挙げられ、それ以外は似た傾向となっています。
次に総合力上位5社について外国出願状況を、パテントファミリー情報の集計により調査しました。Baxter、Freseniusは日本企業と比べ母国以外へ多くの出願をしていることが分かります。また出願件数だけでなく、出願国の数も多く、日本の企業の出願先としてはあまり見られない、カナダ、オーストラリア、メキシコ、ブラジルへの出願も多数見られます。この2社の違いは各国への出願時期にあり、Baxterは90年代前半からさまざまな国への出願を行っていましたが、2000年代後半以降はアメリカ、欧州、メキシコを除き、出願を減らしています。FreseniusはBaxterと異なり2000年代後半から各国への出願を増加させており、特に中国、カナダ、韓国、メキシコが顕著です。また、日機装は米・中・欧において、旭化成メディカルは中・韓・台において2000年代後半から出願件数を増やしています。(※欧州各国への出願状況、以降状況については、Biz Cruncherグローバル版でご確認いただけます)
本分析の詳細については、簡易コンサルレポート「特定技術分野の競合分析:人工透析関連技術」にてご覧いただけます。
■《コース1》税込99,800円
■《コース2》税込31万5000円
詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.patentresult.co.jp/news/2014/01/dialysis.html
<<特許分析セミナー情報>>
http://www.patentresult.co.jp/seminar/
ウェブセミナーはじめました。
http://www.patentresult.co.jp/patent_web_seminar/
<< 本件に関するお問い合せ先 >>
株式会社パテント・リザルト 営業部
Tel:03-5835-5644、Fax:03-5835-5699
ホームページURL:http://www.patentresult.co.jp/
<< 会社概要 >>
社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-3-2 秋葉原スクエアビル4 階
事業内容:特許分析ソフトウェア、技術力評価指標の開発・販売、情報提供など
日本透析医学会の集計によると、透析患者は毎年増加し続けており、2011年末には初めて30万人を超えました。透析患者は日本の他に米国、欧州などの先進国に集中していましたが、今後中国をはじめとした新興国でも増加が予想されています。それに伴い先進国以外の新興国においても透析装置関連事業の展開が進められています。本調査では人工透析関連技術の特許を集計し、各個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
その結果、「総合力ランキング」では、1位 Baxter、2位 Fresenius、3位 日機装となりました。
総合力1位Baxterの注目度の高い特許には、腹膜透析に関する技術が多いことが特徴です。総合力2位のFreseniusは低コストで尿毒素を測定する装置に関する特許が、3位の日機装は、血液回路における自動プライミングに関する特許が高い注目度となっています。
これらの総合力上位企業がどのような作用、効果を狙った技術に関する出願をしているかにつて、特許分類の一つであるFタームを用いて調査しました。出願が集中してる操作性については、特にFresenius、日機装の件数が多く、Baxterがこの2社に続きます。主に中空糸膜を手掛ける東洋紡、旭化成メディカルの2社は操作性に関する出願が少なく、特に東洋紡が顕著です。逆にこの2社は中空糸膜が関連する透過性や、選択性に関する出願が外国企業2社及び日機装と比べ多くなっています。総合力上位3社の相違点としては、血液流路の改善、脱泡、機械的強度に関し、日機装がBaxter、Freseniusより多くの出願を行っていることが挙げられ、それ以外は似た傾向となっています。
次に総合力上位5社について外国出願状況を、パテントファミリー情報の集計により調査しました。Baxter、Freseniusは日本企業と比べ母国以外へ多くの出願をしていることが分かります。また出願件数だけでなく、出願国の数も多く、日本の企業の出願先としてはあまり見られない、カナダ、オーストラリア、メキシコ、ブラジルへの出願も多数見られます。この2社の違いは各国への出願時期にあり、Baxterは90年代前半からさまざまな国への出願を行っていましたが、2000年代後半以降はアメリカ、欧州、メキシコを除き、出願を減らしています。FreseniusはBaxterと異なり2000年代後半から各国への出願を増加させており、特に中国、カナダ、韓国、メキシコが顕著です。また、日機装は米・中・欧において、旭化成メディカルは中・韓・台において2000年代後半から出願件数を増やしています。(※欧州各国への出願状況、以降状況については、Biz Cruncherグローバル版でご確認いただけます)
本分析の詳細については、簡易コンサルレポート「特定技術分野の競合分析:人工透析関連技術」にてご覧いただけます。
■《コース1》税込99,800円
■《コース2》税込31万5000円
詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.patentresult.co.jp/news/2014/01/dialysis.html
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ウェブセミナーはじめました。
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株式会社パテント・リザルト 営業部
Tel:03-5835-5644、Fax:03-5835-5699
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社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-3-2 秋葉原スクエアビル4 階
事業内容:特許分析ソフトウェア、技術力評価指標の開発・販売、情報提供など