ディメンションデータ調査レポート、BYODによるネットワーク利用の激増とセキュリティ問題について
モビリティ戦略の構築、導入時、ITリーダーの77%がセキュリティとプライバシーの問題に苦慮
2013年10月16日、東京発- 企業ITネットワークにアクセスする個人所有端末と、その端末上のアプリケーション数、およびそれらのアプリケーションのセキュリティ監査の間には大きな隔たりがあり、ITリーダーはセキュリティ問題の解決に頭を痛めています。売上高58億米ドルのグローバルITソリューションおよびサービスプロバイダーであるディメンションデータにより本日発表された新しい調査結果が、これを示しています。
ディメンションデータのセキュアなエンタープライズモビリティに関するレポート(Dimension Data Secure Enterprise Mobility Report)によれば、82%にも達する回答者が、自社の従業員が個人所有端末やアプリケーションを仕事に使用していると答えているにもかかわらず、モバイル端末に対応したアプリケーションのセキュリティ監査を実施しているのはわずか32%にすぎませんでした。さらに驚くことに、アンケート参加者の90%もが、従業員が個人所有のモバイ端末で自社のエンタープライズシステムにアクセスするのを止めたくても、止めるのに必要な機能を備えていないと回答しました。
これは、ネットワークにアクセスする個人所有端末やアプリケーションが急増する中で、BYOD(個人所有端末の持ち込み)とエンタープライズモビリティのサポートに起因するセキュリティ問題の解決にITリーダーが苦労していることを示唆しています。
今年、ディメンションデータは、アメリカ、アジア太平洋、ヨーロッパ、中東、およびアフリカ地域の22か国で、従業員250人以上の組織に所属する1,622人のITプロフェッショナルに対して世界的規模のアンケートを実施しました。
ディメンションデータのセキュリティソリューション担当グループ、ゼネラルマネージャーのマシュー・ガイド(Matthew Gyde)によると、企業ネットワーク上に何があるか見えていないことが、組織にとってデータセキュリティのリスクを高める大きな要因とのことです。
「未知のものがあると、侵入の可能性が大幅に増加します。ですから企業は、ネットワーク上にモバイル端末やそれらの端末からアクセス可能なアプリケーションがあることに気付ければ、不正な端末を識別するだけでなく、エンタープライズに入ってくる新しいアプリケーションも追跡できます。」とガイドは説明しています。また、企業ネットワーク上にどんなモバイル端末があるか認識するもう1つの大きなメリットは、ユーザーによるモバイルエンタープライズアプリケーションの導入を監視できることであると指摘しています。
ディメンションデータのセキュアなエンタープライズモビリティに関するレポート(Dimension Data Secure Enterprise Mobility Report)では、次のようなことも明らかになっています。
・ アンケートの対象となった1,622名のIT意志決定者のうち、モビリティ向けネットワークポリシーを定義して実施していると答えたのは、わずか27%でした。
・ 約23%が、生産性を向上させるために従業員が個人向けアプリケーションをダウンロードすることを許可していると答えています。
・ アンケート対象企業の29%が、非従業員およびゲストが個人所有モバイル端末からその企業のネットワークへの限定的なアクセス権を得ることができると述べています。
一方で、ディメンションデータの調査によると、IT部門が制御の権限を握って企業データを保護し、たとえばセキュリティ監査などによって個人所有端末の導入を管理できているケースは多くありません。実際、回答者の71%以上が、経営陣は、従業員による個人所有モバイル端末の使用を、潜在的に危険でコストがかかり、ビジネス上重要ではないと見ていると述べています。
ガイドは次のように述べています。「セキュリティの面からみて、危険性の幅や深度がビジネスポリシーに対して十分評価されていないことを考えると、BYODに対するこのようなマイナスの見方は理解できます。これは、多くの企業が、端末そのもの以上に大きいモビリティの影響をまだ認識していないためです。」
ディメンションデータアジアパシフィックのセキュリティソリューション部門ゼネラルマネージャー、グイド・クルック(Guido Crucq)は、不正な、保護が不十分で未知の端末がネットワーク上に存在することは、リスク全体から見れば1つの要素にすぎないと考えています。「情報セキュリティのリスクに加え、ユーザー、データおよび端末がネットワークを横断するためサーバやアプリケーションインフラストラクチャにも大きな圧力がかかっています。エンタープライズモビリティの全体像を考慮しないで導き出されたリスクはしばしば大幅に誤って計算された推測であり、企業は財務上も信頼の面でも脅威に曝されることになります。」
「企業のモビリティ戦略策定には、セキュリティの専門家が密接に関与する必要があります。モビリティ戦略で重要なのは、モバイル端末がアクセスするアプリケーションの監査です。適切なポリシーと評価があれば、セキュリティを危険に曝すことなくBYODやエンタープライズモビリティをサポートすることができます。」とクルックは述べています。
ディメンションデータの「セキュアなエンタープライズモビリティに関するレポート(Secure Enterprise Mobility Report)」全文はこちらまで:
www.dimensiondata.com/Global/Downloadable Documents/Secure Mobility Survey Findings Report.pdf
セキュアなエンタープライズモビリティに関するレポートについて
今年、ディメンションデータは、アメリカ、アジア太平洋、ヨーロッパ、中東、およびアフリカ地域の22か国で、従業員250人以上の組織に所属する1,622人のITプロフェッショナルに対して世界的規模のアンケート調査を実施しました。
ディメンションデータ について
ディメンションデータは、1983年に設立されたICTサービスとソリューションのプロバイダーです。お客様のビジネス課題を迅速に解決するため、専門技術とグローバルサービス網を駆使し起業家精神をもってお手伝いします。ディメンションデータはNTTグループの一員です。詳細はwww.dimensiondata.com/jpをご覧ください。
本件に関する問い合わせ先:
株式会社ディメンションデータジャパン
コーポレートコミュニケーション&ブランドマネジメント本部
明石 みき
TEL:03-6746-2230 FAX:03-6746-2300
email: miki.akashi@dimensiondata.com
モビリティ戦略の構築、導入時、ITリーダーの77%がセキュリティとプライバシーの問題に苦慮
2013年10月16日、東京発- 企業ITネットワークにアクセスする個人所有端末と、その端末上のアプリケーション数、およびそれらのアプリケーションのセキュリティ監査の間には大きな隔たりがあり、ITリーダーはセキュリティ問題の解決に頭を痛めています。売上高58億米ドルのグローバルITソリューションおよびサービスプロバイダーであるディメンションデータにより本日発表された新しい調査結果が、これを示しています。
ディメンションデータのセキュアなエンタープライズモビリティに関するレポート(Dimension Data Secure Enterprise Mobility Report)によれば、82%にも達する回答者が、自社の従業員が個人所有端末やアプリケーションを仕事に使用していると答えているにもかかわらず、モバイル端末に対応したアプリケーションのセキュリティ監査を実施しているのはわずか32%にすぎませんでした。さらに驚くことに、アンケート参加者の90%もが、従業員が個人所有のモバイ端末で自社のエンタープライズシステムにアクセスするのを止めたくても、止めるのに必要な機能を備えていないと回答しました。
これは、ネットワークにアクセスする個人所有端末やアプリケーションが急増する中で、BYOD(個人所有端末の持ち込み)とエンタープライズモビリティのサポートに起因するセキュリティ問題の解決にITリーダーが苦労していることを示唆しています。
今年、ディメンションデータは、アメリカ、アジア太平洋、ヨーロッパ、中東、およびアフリカ地域の22か国で、従業員250人以上の組織に所属する1,622人のITプロフェッショナルに対して世界的規模のアンケートを実施しました。
ディメンションデータのセキュリティソリューション担当グループ、ゼネラルマネージャーのマシュー・ガイド(Matthew Gyde)によると、企業ネットワーク上に何があるか見えていないことが、組織にとってデータセキュリティのリスクを高める大きな要因とのことです。
「未知のものがあると、侵入の可能性が大幅に増加します。ですから企業は、ネットワーク上にモバイル端末やそれらの端末からアクセス可能なアプリケーションがあることに気付ければ、不正な端末を識別するだけでなく、エンタープライズに入ってくる新しいアプリケーションも追跡できます。」とガイドは説明しています。また、企業ネットワーク上にどんなモバイル端末があるか認識するもう1つの大きなメリットは、ユーザーによるモバイルエンタープライズアプリケーションの導入を監視できることであると指摘しています。
ディメンションデータのセキュアなエンタープライズモビリティに関するレポート(Dimension Data Secure Enterprise Mobility Report)では、次のようなことも明らかになっています。
・ アンケートの対象となった1,622名のIT意志決定者のうち、モビリティ向けネットワークポリシーを定義して実施していると答えたのは、わずか27%でした。
・ 約23%が、生産性を向上させるために従業員が個人向けアプリケーションをダウンロードすることを許可していると答えています。
・ アンケート対象企業の29%が、非従業員およびゲストが個人所有モバイル端末からその企業のネットワークへの限定的なアクセス権を得ることができると述べています。
一方で、ディメンションデータの調査によると、IT部門が制御の権限を握って企業データを保護し、たとえばセキュリティ監査などによって個人所有端末の導入を管理できているケースは多くありません。実際、回答者の71%以上が、経営陣は、従業員による個人所有モバイル端末の使用を、潜在的に危険でコストがかかり、ビジネス上重要ではないと見ていると述べています。
ガイドは次のように述べています。「セキュリティの面からみて、危険性の幅や深度がビジネスポリシーに対して十分評価されていないことを考えると、BYODに対するこのようなマイナスの見方は理解できます。これは、多くの企業が、端末そのもの以上に大きいモビリティの影響をまだ認識していないためです。」
ディメンションデータアジアパシフィックのセキュリティソリューション部門ゼネラルマネージャー、グイド・クルック(Guido Crucq)は、不正な、保護が不十分で未知の端末がネットワーク上に存在することは、リスク全体から見れば1つの要素にすぎないと考えています。「情報セキュリティのリスクに加え、ユーザー、データおよび端末がネットワークを横断するためサーバやアプリケーションインフラストラクチャにも大きな圧力がかかっています。エンタープライズモビリティの全体像を考慮しないで導き出されたリスクはしばしば大幅に誤って計算された推測であり、企業は財務上も信頼の面でも脅威に曝されることになります。」
「企業のモビリティ戦略策定には、セキュリティの専門家が密接に関与する必要があります。モビリティ戦略で重要なのは、モバイル端末がアクセスするアプリケーションの監査です。適切なポリシーと評価があれば、セキュリティを危険に曝すことなくBYODやエンタープライズモビリティをサポートすることができます。」とクルックは述べています。
ディメンションデータの「セキュアなエンタープライズモビリティに関するレポート(Secure Enterprise Mobility Report)」全文はこちらまで:
www.dimensiondata.com/Global/Downloadable Documents/Secure Mobility Survey Findings Report.pdf
セキュアなエンタープライズモビリティに関するレポートについて
今年、ディメンションデータは、アメリカ、アジア太平洋、ヨーロッパ、中東、およびアフリカ地域の22か国で、従業員250人以上の組織に所属する1,622人のITプロフェッショナルに対して世界的規模のアンケート調査を実施しました。
ディメンションデータ について
ディメンションデータは、1983年に設立されたICTサービスとソリューションのプロバイダーです。お客様のビジネス課題を迅速に解決するため、専門技術とグローバルサービス網を駆使し起業家精神をもってお手伝いします。ディメンションデータはNTTグループの一員です。詳細はwww.dimensiondata.com/jpをご覧ください。
本件に関する問い合わせ先:
株式会社ディメンションデータジャパン
コーポレートコミュニケーション&ブランドマネジメント本部
明石 みき
TEL:03-6746-2230 FAX:03-6746-2300
email: miki.akashi@dimensiondata.com