2013年9月30日、ノルウェー・オスロ発 ― 超低消費電力(ULP)RFのスペシャリストであるNordic Semiconductor ASA(以下、Nordic(OSE:NOD))は本日、ANT+とBluetooth low energyの無線通信機能を、追加回路なしにシングルチップで提供する世界初のマルチプロトコルSoCソリューション、nRF51922システム・オン・チップ(SoC)の提供開始を発表しました。
これは、数々の受賞歴を誇るNordicのnRF51シリーズの新製品であり、今日のULP無線業界で最も一般的な2つの無線技術を同時に利用できることで、スポーツ、健康、ヘルスケア、スマートフォン・アプセサリーなどの市場の製品開発者は、これまで互換性のなかった無線技術の二者択一を迫られることがなくなります。
nRF51922によって、一方または両方のプロトコルを製品に使用することができるため、これ以上ない柔軟性が確保されます。この結果、マルチプロトコルのアクセサリーや、ANT+およびBluetooth Smart Ready対応ハブとの互換性が実現します。今後は、製品の購入に関し、これら2つのエコシステムの間で、困難な選択を強いられることがなくなり、エンドユーザーにとっては強力なメリットとなります。
nRF51922は、既存のnRF51シリーズのデバイスとの間に、ドロップイン互換がありますが、Nordicの全く新しい「S310」Soft Deviceを採用しており、単一のソフトウェア・フーレムワーク内でANT+とBluetooth low energyのスタックを統合しています。S310は、Nordicの既存のSoft Deviceと同様に、完全に自律的でセキュア、イベント駆動型のアプリケーション・インターフェイスを採用しています。そこでは、プロトコル・スタックとアプリケーション・ファームウェアが明確に分離されており、ファームウェアの開発・試験の作業が大幅に簡素化されるとともに、動作時の信頼性を最大限に高めることができます。
Nordicの既存のSoft Device製品であるS110(Bluetooth low energy)とS210(ANT+)のユーザー向けに、S310では、ピン互換のハードウェアと馴染みのあるインターフェイスが採用されているため、nRF51シリーズのANT+またはBluetooth low energy製品をすでに使用しているNordicの顧客は、既存のハードウェアの設計やファームウェアを変更なしにこれを使い続けることができ、nRF51922を採用する場合に、新たなプロトコル・スタックで必要なファームウェア・サポートのみを追加することになります。
Nordic の戦略マーケティング担当マネージャーであるJohn Leonardは、次のように述べています。
「ANT+は依然、相互運用可能なULP無線技術として、極めて重要で、市場には数千万台ものデバイスが存在しており、これまで最も大きな成功を収めています。ANTは、ULPの無線の相互運用性の道を切り開くものであり、全体的なパフォーマンスと消費電力の点で、現在も引き続き業界標準を確立しています。スポーツ/フィットネス市場は現在、ANT+対応製品によって完全に支配されており、お馴染みの無線心拍計ストラップから、より専門的な自転車のパワー・センサーまで、多岐にわたる製品を見ることができます。そして、新たな市場セグメントによって、ANT+無線技術の機会は拡大し続けており、これまで以上に多種多様なアプリケーションで、その活路を見出しています」
Leonardはまた、次のように述べています。
「ANT+と並行する形で、Bluetooth low energyも、2011年の誕生以降、かつてない高い関心を集めています。Bluetooth v4.0(代表的な特徴としてBluetooth low energyを採用)は、現在新発売されているスマートフォンのほぼすべてに採用されており、その接続性の魅力は明らかであり、最新スマートフォンの進化し続ける各種機能と連携することで、センサー機能やコントロール機能は無限に広がります」
Dynastream Innovations Inc.社 ANT Wireless部門の副社長であるRod Morris氏は、次のように述べています。
「ANT+対応デバイスは現在、多数の消費者に使用されており、このマルチプロトコルSoCによって、iPhoneなど、さらに多くのスマートフォンとの接続の機会が広がります。アプリやクラドベースのサービスにより、端末メーカーにとっては、顧客とのコミュニケーションを図り、ユーザー体験を強化する新たな手段が得られます。このソリューションは、これを可能にするための、実現手段となるものです」
Nordic Semiconductorのセールス・マーケティング担当ディレクター、Geir Langelandは、次のように述べています。
「nRF51922は、現在のULP無線業界がまさに求めているものです。製品開発者は今後、ANT+とBluetooth low energyの製品を別々に開発する必要がなくなり、スマートフォン・メーカー各社の間では、ANT+とBluetooth low energyのネイティブ・サポートの提供がこれまで以上に進むと考えられます。そして、最終的に、エンドユーザーにとっては、互換性についての悩みが軽減され、無線アクセサリーやアプセサリーについて、これまで以上に豊富な選択肢が得られます。ULP無線市場全体にとっては、まさに良い事ずくめの製品といえます」
* 2013 年9 月30 日現在
ANT+ (英語サイト)
http://www.thisisant.com
Bluetooth low energy, Bluetooth Smart, and Bluetooth Smart Readyについて (英語サイト)
https://www.nordicsemi.com/eng/News/Press-Center/Press-Backgrounders/About-Bluetooth-low-energy-wireless-technology-Bluetooth-Smart-and-Bluetooth-Smart-Ready
nRF51 Seriesについて (英語サイト)
http://www.nordicsemi.com/eng/News/Press-Center/Press-Backgrounders/About-the-nRF51-Series
Nordic Semiconductor ASAについて (英語サイト)
http://www.nordicsemi.com/eng/News/Press-Center/Press-Backgrounders/About-Nordic-Semiconductor
【本リリースに関する報道関係からのお問い合わせは下記にお願いいたします】
Nordic Semiconductor PRエージェンシー(日本国内)
株式会社ブラッド・スウェット アンド ビアーズ
早田 真由美 (ハヤタ マユミ)
TEL: 03-6809-2301
E-mail: hayata@bsbeers.com
本社お問い合わせ(ノルウェー)
Marketing contact: Anne Strand
TEL: +47 22 51 10 62
Fax: +47 22 51 10 99
E-mail:Anne.Strand@nordicsemi.no
Website:www.nordicsemi.com
nRF51922によって、一方または両方のプロトコルを製品に使用することができるため、これ以上ない柔軟性が確保されます。この結果、マルチプロトコルのアクセサリーや、ANT+およびBluetooth Smart Ready対応ハブとの互換性が実現します。今後は、製品の購入に関し、これら2つのエコシステムの間で、困難な選択を強いられることがなくなり、エンドユーザーにとっては強力なメリットとなります。
nRF51922は、既存のnRF51シリーズのデバイスとの間に、ドロップイン互換がありますが、Nordicの全く新しい「S310」Soft Deviceを採用しており、単一のソフトウェア・フーレムワーク内でANT+とBluetooth low energyのスタックを統合しています。S310は、Nordicの既存のSoft Deviceと同様に、完全に自律的でセキュア、イベント駆動型のアプリケーション・インターフェイスを採用しています。そこでは、プロトコル・スタックとアプリケーション・ファームウェアが明確に分離されており、ファームウェアの開発・試験の作業が大幅に簡素化されるとともに、動作時の信頼性を最大限に高めることができます。
Nordicの既存のSoft Device製品であるS110(Bluetooth low energy)とS210(ANT+)のユーザー向けに、S310では、ピン互換のハードウェアと馴染みのあるインターフェイスが採用されているため、nRF51シリーズのANT+またはBluetooth low energy製品をすでに使用しているNordicの顧客は、既存のハードウェアの設計やファームウェアを変更なしにこれを使い続けることができ、nRF51922を採用する場合に、新たなプロトコル・スタックで必要なファームウェア・サポートのみを追加することになります。
Nordic の戦略マーケティング担当マネージャーであるJohn Leonardは、次のように述べています。
「ANT+は依然、相互運用可能なULP無線技術として、極めて重要で、市場には数千万台ものデバイスが存在しており、これまで最も大きな成功を収めています。ANTは、ULPの無線の相互運用性の道を切り開くものであり、全体的なパフォーマンスと消費電力の点で、現在も引き続き業界標準を確立しています。スポーツ/フィットネス市場は現在、ANT+対応製品によって完全に支配されており、お馴染みの無線心拍計ストラップから、より専門的な自転車のパワー・センサーまで、多岐にわたる製品を見ることができます。そして、新たな市場セグメントによって、ANT+無線技術の機会は拡大し続けており、これまで以上に多種多様なアプリケーションで、その活路を見出しています」
Leonardはまた、次のように述べています。
「ANT+と並行する形で、Bluetooth low energyも、2011年の誕生以降、かつてない高い関心を集めています。Bluetooth v4.0(代表的な特徴としてBluetooth low energyを採用)は、現在新発売されているスマートフォンのほぼすべてに採用されており、その接続性の魅力は明らかであり、最新スマートフォンの進化し続ける各種機能と連携することで、センサー機能やコントロール機能は無限に広がります」
Dynastream Innovations Inc.社 ANT Wireless部門の副社長であるRod Morris氏は、次のように述べています。
「ANT+対応デバイスは現在、多数の消費者に使用されており、このマルチプロトコルSoCによって、iPhoneなど、さらに多くのスマートフォンとの接続の機会が広がります。アプリやクラドベースのサービスにより、端末メーカーにとっては、顧客とのコミュニケーションを図り、ユーザー体験を強化する新たな手段が得られます。このソリューションは、これを可能にするための、実現手段となるものです」
Nordic Semiconductorのセールス・マーケティング担当ディレクター、Geir Langelandは、次のように述べています。
「nRF51922は、現在のULP無線業界がまさに求めているものです。製品開発者は今後、ANT+とBluetooth low energyの製品を別々に開発する必要がなくなり、スマートフォン・メーカー各社の間では、ANT+とBluetooth low energyのネイティブ・サポートの提供がこれまで以上に進むと考えられます。そして、最終的に、エンドユーザーにとっては、互換性についての悩みが軽減され、無線アクセサリーやアプセサリーについて、これまで以上に豊富な選択肢が得られます。ULP無線市場全体にとっては、まさに良い事ずくめの製品といえます」
* 2013 年9 月30 日現在
ANT+ (英語サイト)
http://www.thisisant.com
Bluetooth low energy, Bluetooth Smart, and Bluetooth Smart Readyについて (英語サイト)
https://www.nordicsemi.com/eng/News/Press-Center/Press-Backgrounders/About-Bluetooth-low-energy-wireless-technology-Bluetooth-Smart-and-Bluetooth-Smart-Ready
nRF51 Seriesについて (英語サイト)
http://www.nordicsemi.com/eng/News/Press-Center/Press-Backgrounders/About-the-nRF51-Series
Nordic Semiconductor ASAについて (英語サイト)
http://www.nordicsemi.com/eng/News/Press-Center/Press-Backgrounders/About-Nordic-Semiconductor
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株式会社ブラッド・スウェット アンド ビアーズ
早田 真由美 (ハヤタ マユミ)
TEL: 03-6809-2301
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Fax: +47 22 51 10 99
E-mail:Anne.Strand@nordicsemi.no
Website:www.nordicsemi.com