【ジュニパーリサーチ社予測】「ビッグデータ」は2018年までにネットワーク事業者に90億ドルのコスト削減と収益機会を創出する

【プレスリリース内容】
主要なOTTプロバイダの解析への投資が急騰すると予測 - 2013年9月5日

英国調査会社ジュニパーリサーチ社の調査レポート「モバイルの解析とビッグデータ　2013-2018年：モバイル事業者、ブランド、OTTの戦略－Mobile Analytics & Big Data：Strategies for MNOs, Brands and OTTs 2013-2018」は、解析プラットフォームの採用が継続し、それによってMNO(携帯電話ネットワークオペレータ)にもたらされるコスト削減と収益増加の合計は、90億ドル以上になるだろうと報告している。最も期待されるコスト削減は、解約の減少と、より効果的な投資配分によるもので、MNOはサードパーティへの加入者データの使用許可によっても大きな収益を得ることができる。

この調査レポートは、モバイルバリューチェーンの企業にとって、解析プラットフォームへの参入は、顧客の行動情報を収集し、最もふさわしい顧客層に対して有効に投資するために、非常に重要であると述べている。

“ビッグデータの氾濫”を管理する
多くのネットワークオペレータが、“ビッグデータの氾濫”を収益化し、管理しようとして、サードパーティの解析プラットフォームプロバイダとの提携を模索していたが、究極の戦略が見えてきた。テレフォニカやベライゾンなどのオペレータは、加入者データを収集して企業に提供する社内の部署を創設しているし、英国ではEverything EverywhereやテレフォニカO2、ボーダフォンが、モバイル広告のジョイントベンチャーWeveを立ち上げた。

一方、この調査レポートは、OTTプロバイダの解析プラットフォームへの投資が急増していることに注目し、高度にターゲットを絞った広告を目的とした、フェイスブックのマイクロソフトからのAtlasプラットフォーム獲得を引用している。

関係企業には“強力なプライバシーポリシーが必要”
しかしこの調査レポートは、あらゆる関係者は、顧客とプライバシーに関する法令に留意すべきとも指摘している。「企業やそのパートナーが顧客データの利用に関して厳重なポリシーを持ち、加入者のプライバシーを損なうことなく、データを収集したり、分析したりしなければならない」と調査レポート著者のKeith Breed氏は語る。

【調査レポート】
モバイルの解析とビッグデータ　2013-2018年：モバイル事業者、ブランド、OTTの戦略
Mobile Analytics & Big Data
Strategies for MNOs, Brands and OTTs 2013-2018
http://www.dri.co.jp/auto/report/juniper/junmobanalytics.html

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