【Berg Insight調査報告】クアッドコア搭載のスマートフォンの世界の出荷数は2012年に4000万に達した

【プレスリリース内容】
2013年6月18日
スウェーデンの調査会社Berg Insightの調査レポート「端末接続技術 (第4版)　－　Handset Connectivity Technologies：4th Edition」は、クアッドコアプロセッサ搭載のハイエンドのスマートフォンの販売数は、2012年に世界で4000万に達したと報告している。スマートフォン全体の販売は、2011年の4億7000万台から47％増加して、2012年には6億9000万台となった。補助金なしで小売価格が400ユーロ以上となるハイエンドのスマートフォンと、約100ユーロの低価格のデバイスが、2012年のスマートフォンカテゴリーの成長を牽引した。高額デバイスの販売数は、2011年の約1億5000万台から2012年には約2億5000万台に増加したとみられる。今後は、成長の多くが100ユーロ以下の低価格によるものとなり、次は中程度の価格帯の端末であるだろう。

2011年初頭に初めてデュアルコアプロセッサ搭載のスマートフォンが発売され、前世代のハイエンドスマートフォンのコンピュータ出力の2倍以上になった。デュアルコア搭載のスマートフォンの販売は2012年に加速し、2011年の7000万から2億5000万に増加した。クアッドコアプロセッサ搭載のスマートフォンが発売されたのは2012年だった。ますます激しさを増すスマートフォンカテゴリーで、アプリケーションプロセッサやセルラーベースバンドを統合する、幅広いスタンドアロンのアプリケーションプロセッサやシステムオンチップが、様々の価格帯で利用できるようになっている。そのため、消費者の選択の幅が広がり、端末ベンダの製品戦略はますます高度なものになっている。

「アプリケーションプロセッサが、特定の仕事量の様々な性能を持つ、様々なCPUアーキテクチャやコア数に応じたSoCを導入するようになり、消費者の選択はまずます複雑なものになるだろう」とBerg InsightのシニアアナリストAndre Malm氏は語る。Berg Insightは、2017年に販売される15億台のスマートフォンのほとんどすべてに少なくともデュアルコアプロセッサが搭載されるようになり、クアッドコアプロセッサが多数派になるだろうとしている。

【調査レポート】
端末接続技術 (第4版)
Handset Connectivity Technologies - 4th Edition
http://www.dri.co.jp/auto/report/berg/bihscontech.html

◆スウェーデンの市場調査会社Berg Insight
http://www.dri.co.jp/auto/report/berg/index.html

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