2013年6月18日
Bluetooth Special Interest Group
Bluetooth(R) Smart ReadyがApple iOS、OS X最新版でアクセサリー接続の中心に
新しいツールとプロファイルのサポートで、Bluetooth Smart製品の開発が容易になり、イノベーションに注力可能に
Bluetooth Special Interest Group (本部:米国ワシントン州カークランド、以下 Bluetooth SIG)は、2013年6月18日、Appleが先日開催したワールドワイドデベロッパーズカンファレンス(WWDC)にて、Bluetooth技術のOSへのインテグレーションをこれまでにないレベルまで進める表明をしたことを発表します。これは、BluetoothのOSへのインテグレーションの基準を設定し、Bluetooth接続を活用するアプリケーションや製品の構築を容易にすることで、開発者に利益をもたらす動きです。
Appleは、Bluetooth Smart向けヒューマン・インターフェース・デバイス(HID)プロファイル*1の最新版、Bluetooth Smart技術を利用してファイル共有するデバイスを安全に見つけて接続するAir Drop、Bluetooth Smartアクセサリー向けApplication State Preservation & RestorationサービスとApple Notification Center Serviceが、iOS 7とOS X Mavericksにネイティブ対応することを発表しました。これらのアップデートは、開発者向けに、Bluetooth Smartとシームレスに動作するOSを構築し、デバイスのインテグレーションや構成ではなく、アプリケーションの設計と機能に注力する自由を開発者に与えようというAppleの取組みを証明するものです。
Bluetooth SIGのCMOであるSuke Jawandaは、「Appleは、Bluetooth Smartが、Bluetoothだけでなくワイヤレス業界全体の流れを変えるテクノロジーであるということを早い段階から認識していました。Appleでは、2011年のiPhone 4Sの発売以来、ほぼすべての機器を組織的にBluetooth Smart Readyハブとして整えてきました。これら機器は、2013年に出荷数が2億5千万台を超え、2016年には10億台近くになると予想されているBluetooth Smartアプセサリにすぐに接続することができます。AppleがBluetooth Smart Readyを初期から支持したことは、開発者たちにFitBit FlexやUniKey Kevoロックシステムといった革新的なBluetoothアプセサリを構築する自信を与え、アプセサリ市場全体に弾みをつけるきっかけになりました。今回発表されたアップデートは、Appleが開発者に、Bluetooth Smart技術を利用している同社の顧客に対し、真の革新を容易に提供できるようにするため、莫大な時間とリソースを投資してきたことを示すものです」。
Appleは、ヘルスケア、スポーツ&フィットネス、セキュリティ、エンターテイメント、プロキシミティという5つの主要カテゴリにおけるこのアップデートのメリットを強調しました。HIDとAlert Notification Servicesの導入は、セキュリティ、エンターテイメント、プロキシミティの各市場の開発者にすぐにメリットをもたらすでしょう。セキュリティについてAppleでは、UniKey、Lockitron、August等のパートナー企業が現在Bluetooth Smartを使って行っている作業に注目するよう呼びかけています。最新のHIDプロファイルをネイティブに実装することで、長期間にわたり電池交換が必要のない非常に電気効率の高いBluetooth Smart搭載のゲームコントローラーやキーボードを消費者が利用することができます。
Application State Preservation & Restorationサービスを内蔵したことで、開発者はバックグラウンドで確実に動作するアプリケーションを構築し、ユーザーが操作する必要なく、Bluetooth Smart周辺機器とデータを交換することができるようになりました。これにより、ウェアラブルヘルスモニター等のBluetooth Smartデバイスでは、ユーザーがボタンを押したり、アプリケーションを起動する必要なく、iPhoneやiPad上のアプリケーションにデータを送信することが可能となりました。
Jawandaは、「このメリットを最大限に享受できるのは、所有するApple向けBluetooth Smart製品を『動作する』消費者です。Appleが Bluetoothのインテグレーションに注力することで、開発者がAppleのデバイスと接続するための優れたBluetooth Smart製品を構築することは、これまでよりもずっと簡単になりました。コードの構成をどのように実装するか心配することなく、自由に革新を行うことができます。顧客のために真の革新を生み出そうと専心する開発者は誰もが、以前よりも簡単で優れた開発を体感できることでしょう。」と、述べています。
Bluetooth SIGでは、フォーラム、トレーニングツールなどのリソースを掲載したポータルサイトを含む、Bluetoothの開発を簡素化・迅速化するためのBluetoothデベロッパー・イネーブルメント・イニシアティブを開始しました。Bluetooth Quick Start Kit(Bluetooth クイックスタートキット)は、Bluetooth Smartテクノロジーを紹介するものです。Bluetooth Application Acceleratorは、Appleのアプリケーション開発者向けに、アプセサリデバイスの市場投入までの時間を短縮する、詳細な実装・開発ガイドラインを説明するものです。詳しくは、developer.bluetooth.orgをご覧ください。
*1: ヒューマン・インターフェース・デバイス(HID)プロファイルとは:キーボード、ポインティングデバイス、ゲームデバイス、遠隔監視装置などBluetooth HIDで使用されるプロトコル、手順、機能を定義します。
Bluetooth(R)無線技術について
Bluetooth無線技術は、幅広い電子機器を簡単な操作で接続することができる世界的な無線標準です。Bluetooth Smart Ready 対応と Bluetooth Smart 対応デバイスは、低消費電力を特徴とする更新可能なプラットフォームであり、携帯電話、家電、パソコン、自動車、医療と健康、スマートハウスなどの領域で新しい可能性を創出します。20 億を超える年間出荷台数を誇る Bluetooth 技術は、世界中の開発者、製品メーカー、消費者に実証されたワイヤレスソリューションを提供できる唯一の技術です。Bluetooth SIGは、業界をリードする企業を中心に 18,500 を超えるメンバーが参加する団体であり、Bluetooth 無線技術でのコラボレーション、技術革新、普及推進に取り組んでいます。詳細については、www.bluetooth.com をご覧ください。
<本件に関する報道関係者からの問い合わせ先>
株式会社アクティオ
TEL: 03-5771-6426
担当:有本、本間
e-mail:sig@actioinc.jp
Bluetooth Special Interest Group
Bluetooth(R) Smart ReadyがApple iOS、OS X最新版でアクセサリー接続の中心に
新しいツールとプロファイルのサポートで、Bluetooth Smart製品の開発が容易になり、イノベーションに注力可能に
Bluetooth Special Interest Group (本部:米国ワシントン州カークランド、以下 Bluetooth SIG)は、2013年6月18日、Appleが先日開催したワールドワイドデベロッパーズカンファレンス(WWDC)にて、Bluetooth技術のOSへのインテグレーションをこれまでにないレベルまで進める表明をしたことを発表します。これは、BluetoothのOSへのインテグレーションの基準を設定し、Bluetooth接続を活用するアプリケーションや製品の構築を容易にすることで、開発者に利益をもたらす動きです。
Appleは、Bluetooth Smart向けヒューマン・インターフェース・デバイス(HID)プロファイル*1の最新版、Bluetooth Smart技術を利用してファイル共有するデバイスを安全に見つけて接続するAir Drop、Bluetooth Smartアクセサリー向けApplication State Preservation & RestorationサービスとApple Notification Center Serviceが、iOS 7とOS X Mavericksにネイティブ対応することを発表しました。これらのアップデートは、開発者向けに、Bluetooth Smartとシームレスに動作するOSを構築し、デバイスのインテグレーションや構成ではなく、アプリケーションの設計と機能に注力する自由を開発者に与えようというAppleの取組みを証明するものです。
Bluetooth SIGのCMOであるSuke Jawandaは、「Appleは、Bluetooth Smartが、Bluetoothだけでなくワイヤレス業界全体の流れを変えるテクノロジーであるということを早い段階から認識していました。Appleでは、2011年のiPhone 4Sの発売以来、ほぼすべての機器を組織的にBluetooth Smart Readyハブとして整えてきました。これら機器は、2013年に出荷数が2億5千万台を超え、2016年には10億台近くになると予想されているBluetooth Smartアプセサリにすぐに接続することができます。AppleがBluetooth Smart Readyを初期から支持したことは、開発者たちにFitBit FlexやUniKey Kevoロックシステムといった革新的なBluetoothアプセサリを構築する自信を与え、アプセサリ市場全体に弾みをつけるきっかけになりました。今回発表されたアップデートは、Appleが開発者に、Bluetooth Smart技術を利用している同社の顧客に対し、真の革新を容易に提供できるようにするため、莫大な時間とリソースを投資してきたことを示すものです」。
Appleは、ヘルスケア、スポーツ&フィットネス、セキュリティ、エンターテイメント、プロキシミティという5つの主要カテゴリにおけるこのアップデートのメリットを強調しました。HIDとAlert Notification Servicesの導入は、セキュリティ、エンターテイメント、プロキシミティの各市場の開発者にすぐにメリットをもたらすでしょう。セキュリティについてAppleでは、UniKey、Lockitron、August等のパートナー企業が現在Bluetooth Smartを使って行っている作業に注目するよう呼びかけています。最新のHIDプロファイルをネイティブに実装することで、長期間にわたり電池交換が必要のない非常に電気効率の高いBluetooth Smart搭載のゲームコントローラーやキーボードを消費者が利用することができます。
Application State Preservation & Restorationサービスを内蔵したことで、開発者はバックグラウンドで確実に動作するアプリケーションを構築し、ユーザーが操作する必要なく、Bluetooth Smart周辺機器とデータを交換することができるようになりました。これにより、ウェアラブルヘルスモニター等のBluetooth Smartデバイスでは、ユーザーがボタンを押したり、アプリケーションを起動する必要なく、iPhoneやiPad上のアプリケーションにデータを送信することが可能となりました。
Jawandaは、「このメリットを最大限に享受できるのは、所有するApple向けBluetooth Smart製品を『動作する』消費者です。Appleが Bluetoothのインテグレーションに注力することで、開発者がAppleのデバイスと接続するための優れたBluetooth Smart製品を構築することは、これまでよりもずっと簡単になりました。コードの構成をどのように実装するか心配することなく、自由に革新を行うことができます。顧客のために真の革新を生み出そうと専心する開発者は誰もが、以前よりも簡単で優れた開発を体感できることでしょう。」と、述べています。
Bluetooth SIGでは、フォーラム、トレーニングツールなどのリソースを掲載したポータルサイトを含む、Bluetoothの開発を簡素化・迅速化するためのBluetoothデベロッパー・イネーブルメント・イニシアティブを開始しました。Bluetooth Quick Start Kit(Bluetooth クイックスタートキット)は、Bluetooth Smartテクノロジーを紹介するものです。Bluetooth Application Acceleratorは、Appleのアプリケーション開発者向けに、アプセサリデバイスの市場投入までの時間を短縮する、詳細な実装・開発ガイドラインを説明するものです。詳しくは、developer.bluetooth.orgをご覧ください。
*1: ヒューマン・インターフェース・デバイス(HID)プロファイルとは:キーボード、ポインティングデバイス、ゲームデバイス、遠隔監視装置などBluetooth HIDで使用されるプロトコル、手順、機能を定義します。
Bluetooth(R)無線技術について
Bluetooth無線技術は、幅広い電子機器を簡単な操作で接続することができる世界的な無線標準です。Bluetooth Smart Ready 対応と Bluetooth Smart 対応デバイスは、低消費電力を特徴とする更新可能なプラットフォームであり、携帯電話、家電、パソコン、自動車、医療と健康、スマートハウスなどの領域で新しい可能性を創出します。20 億を超える年間出荷台数を誇る Bluetooth 技術は、世界中の開発者、製品メーカー、消費者に実証されたワイヤレスソリューションを提供できる唯一の技術です。Bluetooth SIGは、業界をリードする企業を中心に 18,500 を超えるメンバーが参加する団体であり、Bluetooth 無線技術でのコラボレーション、技術革新、普及推進に取り組んでいます。詳細については、www.bluetooth.com をご覧ください。
<本件に関する報道関係者からの問い合わせ先>
株式会社アクティオ
TEL: 03-5771-6426
担当:有本、本間
e-mail:sig@actioinc.jp