2013年06月03日 17:30

シニアの便秘とニーズ探索について調査結果を発表【(株)総合企画センター大阪】

今回、シニアの便秘実態と今後のニーズを探るべく、50代～70代の男女618人を対象にアンケート調査を実施した。調査の結果、「便秘重症者」は特に「女性」で多く、その割合は約5割に上ることがわかった。また、男女ともに「大腸がんなど病気」への不安が強く、今後は将来を見据えたケアに目を向けていくことが必要といえる。

概要
◆今回、シニアの便秘実態と今後のニーズを探るべく、50代～70代の男女618人を対象にアンケート調査を実施した。

◆調査の結果、「便秘重症者」は特に「女性」で多く、その割合は約5割に上ることがわかった。「女性」は「便の量・回数の少なさ」が深刻で、“おなかがぽっこりする”や“肥満・太る”など様々な症状に悩まされている。一方、「男性」は「便を出しきれないこと」と「排便時間の長さ」が問題で、“痔”に悩まされる人も少なくない。また、男女ともに「大腸がんなど病気」への不安が強いため、今後は将来を見据えたケアにも目を向けていくことが必要といえる。

◆便秘対策商品のニーズとしては、「乳酸菌飲料・ヨーグルト」を筆頭に、「乳酸菌・ビフィズス菌サプリメント」「処方薬」「健康茶」で利用意向が確認できた。特に、「乳酸菌飲料・ヨーグルト」「乳酸菌・ビフィズス菌サプリメント」については、効果実感はあまり高くないものの、普段から手軽に利用（便秘予防）でき、かつ“排便以外の効果”にも期待できることが利用意向の高さに繋がっているようである。一方、「便秘薬」の利用意向は低いが、効果実感の高さは他の商品に比べると群を抜いており、“すぐに結果がほしい時”での需要は引き続き大きいと考えられる。

◆また、「50代以上」向けの便秘対策商品を求める意見が多く、今後新たな市場が形成される可能性もある。

【調査方法】
WEBによるアンケート調査
調査エリアは全国
対象：便秘で悩む50代～70代の男女

【調査内容】
1.排便状況
・排便頻度
・排便時間
・排便する時間帯
・便の形状と気になる便の症状
2.便秘の症状
・便秘のタイプ
・便秘の原因
・便秘が原因で引き起こされている症状/今後便秘によって引き起こされる不安のある症状
・便秘の重症度
3.便秘対策商品の利用実態
・この1年で利用した便秘対策商品
・便秘対策商品の利用理由
・便秘対策商品の利用頻度と期間
・便秘対策商品の効果
4.今後の便秘対策商品の利用意向
5.「50代以上」向けの便秘対策商品の必要性

TPC消費者調査レポートNo.178
『シニアの便秘とニーズ探索調査』
-排便+αの効果と将来を見据えたケアが重要-
詳細はこちら＞＞http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/cr610130212
体裁：A4判カラーコピー製本約139頁＋CD-ROM版
※CD-ROM版には、レポート編・データ編（基本クロス集計・ローテ゛ータ・調査票）を収録しています。
発刊日：2013年5月31日
頒　価：360,000円（税抜）

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