企業Facebook投稿ランキング調査
- 「いいね!」「コメント」「シェア」投稿上位ランキングには明らかな違い -
株式会社アイ・エム・ジェイ(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:櫻井 徹 以下、IMJ)は、企業のFacebookページに投稿された記事を分析し、ランキング上位の投稿の傾向と、内容を分析した調査結果を発表いたしました。
昨年後半から今年にかけて、企業はデジタルマーケティングの一環としてソーシャルメディアの活用に注力し、ファン数が50万人以上の大型Facebookアカウントや、新規にFacebookページを開設する企業が相次いでいます。
そのためFacebookユーザのタイムラインには、企業の投稿が増えていることが予想され、他企業と似たような投稿では、差別化が難しくなってきています。
そこで、今回の調査では、2013年3月に日本企業のFacebookページに投稿された記事を対象に、ユーザのリアクションが大きい投稿を分析することで、どのような投稿記事がユーザの反響を呼ぶのか、その傾向を調べました。
特に、「いいね!」「コメント」「シェア」の違いに着目し、それぞれのアクションがされやすい傾向の違いを分析しています。
IMJでは、今後もさまざまな視点でソーシャルに関する調査を継続して発表していくとともに、企業のデジタルマーケティング支援を行ってまいります。
※ IMJでは、「いいね!」「コメント」「シェア」それぞれの上位20位の「企業Facebook投稿ランキング調査」
(http://www.imjp.co.jp/report/column/20130516/000962.html)を発表しています。
調査のトピック
1. 「いいね!」「コメント」「シェア」の上位ランキングの投稿には明らかな違いがある
2. 「コメント」を誘う記事の多くに共通する問いかけテクニック
3. サプライズが「シェア」につながる
4. ユーザの目にとまるのは、法則よりもメッセージ
企業Facebookページの投稿記事とユーザリアクションの傾向
1.「いいね!」「コメント」「シェア」の上位ランキングの投稿には明らかな違いがある
今回調査対象とした投稿の「いいね!」「コメント」「シェア」それぞれのランキング上位20位をみると、明らかに顔ぶれが変わることがわかりました。「いいね!」を多く集めているのは、ファン数も多く、エンゲージメント率が高いFacebookページがほとんどでした。一方で、下で説明するように「コメント」「シェア」を多く集めるには、ファン数が多いだけでなく、投稿の内容に特徴があることがわかりました。
2.「コメント」を誘う記事の多くに共通する問いかけテクニック
「いいね!」ではそれほど上位ではないのに、「コメント」や「シェア」を多くされている投稿が多数見られました。その理由は、その投稿文言がFacebookならではの内容であることがわかりました。例えば、コメント数で上位の投稿に共通するのは、アンケートやクイズです。「能動的にアクションを求める文章を入れる」ことが1つのテクニックとして成立していると言えます。
3.サプライズが「シェア」につながる
ユーザのリアクションの中で、最もモチベーションの高いアクションは「シェア」であると考えられます。自身のタイムラインに残したいと思うか、友達に紹介したいと思うほどモチベーションがあるアクションであり、またそれにより投稿のリーチ数が多くなるというメリットも大きいです。今回の分析では、「見たことのないもの」を見せた場合に、驚きの投稿が多くシェアされる傾向にあることがわかりました。
4.ユーザの目にとまるのは、法則よりもメッセージ
今回、投稿時間や曜日など、ユーザの反応が集まりやすいタイミングがあるかどうかの分析も行いましたが、企業の投稿が集中する時間帯はあるものの、ユーザの反応にそれほど大きな差はありませんでした。それよりも、投稿の内容とタイミングのよさが重要であることがわかりました。それを裏付ける、2013年3月に投稿された記念日や時節ネタの投稿分析を、IMJサイトで紹介しています。タイミングよく、その企業らしく、ユーザに伝わりやすい工夫がされている投稿がユーザの反応を多く集めていました。
調査概要
・ 調査元 :Facebookが提供しているAPI
・ 調査対象 :日本語を主言語として発信しているFacebookページ、ファン数上位2000アカウント
・ ランキング対象:会社、ブランド、プロダクト、イメージキャラクター、店舗等の公式ページ
(※官公庁、政治団体、スポーツチーム、タレント、著名人、アプリ、コミュニティなどは対象外)
・ 調査対象期間 :2013年3月1日~3月31日 (集計日時 2013年4月10日)
・ 調査協力 :株式会社ホットリンク(「クチコミ@係長」) http://www.hottolink.co.jp/
※詳細は、以下の資料をご参照下さい。
http://www.imjp.co.jp/press/release/20130516_000963.html
株式会社アイ・エム・ジェイについて (http://www.imjp.co.jp/)
インターネット領域に軸足をおき、Web及びモバイルインテグレーション事業における豊富な知見・実績を強みに、スマートフォンを含むマルチデバイス対応、更には戦略策定・集客・分析(Webデータ解析・効果検証等)まで様々なソリューションをワンストップで提供することで、顧客のデジタルマーケティング活動におけるROI(投資対効果)最適化を実現いたします。
※ 本調査は、株式会社ホットリンク(「クチコミ@係長」) http://www.hottolink.co.jp/ による集計データをもとに実施しています。
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