2013年04月15日 09:00

クラウドベースのテレビサービスの収益は2017年に7億ドル以上に- マルチメディアリサーチグループ社調査報告

米国の市場調査会社マルチメディアリサーチグループ社が出版レポート「有料テレビ事業者向けクラウドテレビサービス」のプレスリリースにおいて、クラウドベースのテレビサービスの収益は2017年に7億ドル以上になる、との予測結果を発表しました。

【プレスリリース内容】
2013年4月4日
クラウドコンピューティングの高まる人気で、クラウドベースのテレビサービスが登場し、人気を博している。クラウドによって提供される様々なアプリケーションやサービスが、日々増えている。ベンダは、テレビ配信のバリューチェーンは、ほぼ全部がクラウドによって提供できると主張している。技術的には、すでにNetflix、Hulu、Amazon、iTuneなどのOTTサービスはすべてクラウドベースであるし、消費者はセットトップボックスではなく自分のデバイスを利用している。

しかし全体としては、有料TVのオペレータのクラウドサービス市場は始まったばかりで、ベンダも対応を急いでいる。クラウドサービスは、派手な新傾向ではなく、従来のハードウェアとソフトウェアサービスによる当然の成り行きである。クラウドのために従来のインフラやプラットフォームを捨て去ることを決意する有料テレビオペレータはないだろうが、現在のオペレータにはすべて収益のチャンスがある。

クラウドベースのテレビサービスの最大の市場促進要因は、マルチスクリーン、どこでもテレビ、ケーブル事業者のQAMからIPネットワークへの移行である。さらにオペレータは、クラウドによって、セットトップボックス頼みやハードウェアの更新、ソフトウェアのライセンスの追加などにかかるコストを全体的に削減することができるだろう。

とはいうものの、米国調査会社マルチメディアリサーチグループ社は、クラウドベースのテレビサービスの収益は、2013年の約1億2000万ドルから、2017年には7億5000万ドル以上になるだろうと予測している。この収益の最大のシェアを占めるのはケーブルオペレータで、衛星、IPTVと続くだろう。

この調査レポート「有料テレビ事業者向けクラウドテレビサービス - Cloud-Based TV Services for Pay-TV Operators」は、世界の有料テレビ事業者のクラウドベースのテレビサービスを概説し、このサービスが次世代のサービス配信へと変容する様を描き出している。クラウドベースのテレビベンダとそのサービスを概観し、クラウドサービス採用の市場促進要因やビジネスチャンス、リスクを論じ、クラウドベースのテレビサービスの市場規模と予測を記載している。調査レポートは、PDFで提供する。

【調査レポート】
Cloud-Based TV Services for Pay-TV Operators
有料テレビ事業者向けクラウドテレビサービス
http://www.dri.co.jp/auto/report/mrg/mrgcloudpaytv.html

◆米国市場調査会社マルチメディアリサーチグループ社について
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