大橋巨泉氏は人気タレントとして絶頂期だった1990年、50歳代半ばにして、突然「セミリタイヤ」を宣言。すべてのレギュラー番組を降板し、表舞台から姿を消しました。
それ以降、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、そして日本の4か国を転々とする「ひまわり生活」を実践。「第二の人生」を謳歌しながら、楽しい後半生を送っています。
そんな大橋巨泉氏の「第二の人生」も、23年目に突入。
「こんなに長生きするつもりはなかった」とのご本人の言葉通り、2013年3月には79歳を迎えました。
長寿が進み“人生80年時代”と呼ばれるようになりました。人によっては人生90年という人さえいます。20歳までを子供としても、残りが60年以上もある人生です。ごく一部の人を除いては「一生現役」でいることは不可能です。誰にでも、15年から30年もある「第二の人生」がやってきます。
この本はその「第二の人生」がテーマです。人生80年時代の「後半生」に焦点を絞り、「人生哲学」「老後資金」「パートナー」「家族計画」「居住場所」「趣味」など10テーマについて「第二の人生をハッピーに送るために必要な、巨泉流・人生の選択」を展開します。
【書籍版(単行本)】
■著/大橋巨泉 編集/グレイプス ■発行:小学館
■発行日:2013年4月1日(店頭発売日:4月3日頃)
■判型:四六判 208ページ ■定価:1,365円(税込)
■全国の書店・ネット書店で好評発売中
【電子書籍版】
■著/大橋巨泉 編集/グレイプス ■発行:小学館
■配信開始日:2013年4月5日
■定価:500円(税抜) ※発売記念特価 2013年5月9日まで350円(税抜)
■主要電子書店で好評発売中
■本件に関するお問い合わせ・取材申込
小学館 デジタル事業局/ 青木 岳 gakumaro@mail.shogakukan.co.jp
電話:03-3230-9181 FAX: 03-3230-9278
それ以降、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、そして日本の4か国を転々とする「ひまわり生活」を実践。「第二の人生」を謳歌しながら、楽しい後半生を送っています。
そんな大橋巨泉氏の「第二の人生」も、23年目に突入。
「こんなに長生きするつもりはなかった」とのご本人の言葉通り、2013年3月には79歳を迎えました。
長寿が進み“人生80年時代”と呼ばれるようになりました。人によっては人生90年という人さえいます。20歳までを子供としても、残りが60年以上もある人生です。ごく一部の人を除いては「一生現役」でいることは不可能です。誰にでも、15年から30年もある「第二の人生」がやってきます。
この本はその「第二の人生」がテーマです。人生80年時代の「後半生」に焦点を絞り、「人生哲学」「老後資金」「パートナー」「家族計画」「居住場所」「趣味」など10テーマについて「第二の人生をハッピーに送るために必要な、巨泉流・人生の選択」を展開します。
【書籍版(単行本)】
■著/大橋巨泉 編集/グレイプス ■発行:小学館
■発行日:2013年4月1日(店頭発売日:4月3日頃)
■判型:四六判 208ページ ■定価:1,365円(税込)
■全国の書店・ネット書店で好評発売中
【電子書籍版】
■著/大橋巨泉 編集/グレイプス ■発行:小学館
■配信開始日:2013年4月5日
■定価:500円(税抜) ※発売記念特価 2013年5月9日まで350円(税抜)
■主要電子書店で好評発売中
■本件に関するお問い合わせ・取材申込
小学館 デジタル事業局/ 青木 岳 gakumaro@mail.shogakukan.co.jp
電話:03-3230-9181 FAX: 03-3230-9278
発売記念!著者インタビュー
※写真も含め、転載可能です。ぜひ御社メディアにてご掲載ください。
※写真も含め、転載可能です。ぜひ御社メディアにてご掲載ください。
――今回、巨泉さんがこの作品を出すことになったきっかけを教えてください。
巨泉「1990年の春、『ボクはセミリタイアします!』と宣言し、一線から身を引いて、
第二の人生を歩み出しました。おかげさまで、健康で楽しい毎日を送っています。
セミリタイアという考え方を伝えてきた者として、ボクの責任感から機会があるごとに、セミリタイア生活については語ってきました。しかし、20世紀が21世紀になり、時代は大きく変わってしまいました。当時、ボクが言っていたことだけでは、ハッピーなリタイアメントは難しい時代になってしまったということです。だから時代の変化を受けとめて、これからの時代にあったリタイアメントの準備、心構え、生活などを修正してまとめておきたいな、と思っていたところ、この企画が旧知の編集者から持ち込まれたわけです」
巨泉「1990年の春、『ボクはセミリタイアします!』と宣言し、一線から身を引いて、
第二の人生を歩み出しました。おかげさまで、健康で楽しい毎日を送っています。
セミリタイアという考え方を伝えてきた者として、ボクの責任感から機会があるごとに、セミリタイア生活については語ってきました。しかし、20世紀が21世紀になり、時代は大きく変わってしまいました。当時、ボクが言っていたことだけでは、ハッピーなリタイアメントは難しい時代になってしまったということです。だから時代の変化を受けとめて、これからの時代にあったリタイアメントの準備、心構え、生活などを修正してまとめておきたいな、と思っていたところ、この企画が旧知の編集者から持ち込まれたわけです」
――この23年間、巨泉さんが「第二の人生」を生きてきた中で何が大きく変わったと感じますか?
「大きくは変わっていません。強いて言えば、南半球での生活の基盤が、温暖化の影響でオーストラリアからニュージーランドに変わったぐらいですね。
目まぐるしい変化といったら、世界中で進むグローバル化とテクノロジーの進化には、注目しています。これからもっと世界を変えていくと思います。
またボクがセミリタイアしたころと違って、長引く不況も否めませんね。当時はバブルがはじけたころでしたが、今と比べれば充分、景気は良かったですから。
ボク個人でいうと、つい先日79歳になりました。実はこんなに長生きするとは思っていなかったですね。ボクの若いころは人生65年ぐらいが常識でした。
そう思ったからボクは56歳でセミリタイア生活に入り、第二の人生をスタートしたわけです。ところが元気に楽しい毎日が送れています。本当に長寿社会になってしまいましたね、これが一番の変化かもしれません。同時に、医学は日進月歩で進化しています。長生きしていたら医学が追いついてきました。そのおかげで、右目なんか100倍見えるようになりましたしね」
――「第二の人生」とは何年ぐらいあるのでしょうか?
「それは人それぞれです。今や人生80年時代です。人によっては90年時代だってあります。20歳までが子供として、残りは60年あります。50歳で第二の人生をスタートとする人は30年、60歳なら20年、65歳なら15年あることになります。その時間を、いかに自由にハッピーに生きるか。つまり、パートナーとふたりでひとつの人生を作っていくのが第二の人生なんです」
――「第一の人生」と「第二の人生」は何が違うと思いますか?
「多くの人は、たまたま受かった大学に行き、たまたま入った会社で仕事をし、定年をむかえ第一の人生を終えるわけです。第一の人生は、自分だけではどうにもならないことが多いと思います。
ですからボクは、『後半生の第二の人生が一番大事だよ』とずっと言ってきました。人生で一番、自由で楽しいのが「第二の人生」です。そのために生きてきた、とも思います。だから一と二ではまるで違います。
欧米人には“リタイアメント”という考え方があります。できるだけ早くリタイアできた人間が尊敬されます。後半生の人生は、自分とパートナーと、自由に楽しく思うままに生きていこうとする考え方です。
ボクは若いころにそのフィロソフィを知って、一生懸命に働く一方、いろいろな準備をしました。だから今の幸せな毎日があると思います」
――今回の作品では電子書籍をほぼ同時に出版するそうですが?
「北米に住む友人たちが、電子書籍端末についていろいろ話していたことがありました。みんな電子書籍を買って喜んでいました。『文字が大きく見えていいよ、電子書籍が簡単に買えていいよ』とボクに勧めてくるのですが、ぼくにはちょっとなあと躊躇していました。ボクは海外生活が多いので、PCは欠かせない生活をしています。ですが、電子書籍端末については、ちょっとね。根本的にはアナログ人間だし、紙の本が好きですからね。
ところが、初めてキンドルに触れてみて驚きました。こういう出版のスタイルもあるんだなあと感心しました。紙で読む人は紙、電子で読む人は電子、たぶんそういう時代がやって来たんだなあ、と直感しました。担当編集者と相談の上、紙と電子をほぼ同時で出してみよう、と決めました。ひとりでも多くの読者に届いてくれれば幸いです」
「大きくは変わっていません。強いて言えば、南半球での生活の基盤が、温暖化の影響でオーストラリアからニュージーランドに変わったぐらいですね。
目まぐるしい変化といったら、世界中で進むグローバル化とテクノロジーの進化には、注目しています。これからもっと世界を変えていくと思います。
またボクがセミリタイアしたころと違って、長引く不況も否めませんね。当時はバブルがはじけたころでしたが、今と比べれば充分、景気は良かったですから。
ボク個人でいうと、つい先日79歳になりました。実はこんなに長生きするとは思っていなかったですね。ボクの若いころは人生65年ぐらいが常識でした。
そう思ったからボクは56歳でセミリタイア生活に入り、第二の人生をスタートしたわけです。ところが元気に楽しい毎日が送れています。本当に長寿社会になってしまいましたね、これが一番の変化かもしれません。同時に、医学は日進月歩で進化しています。長生きしていたら医学が追いついてきました。そのおかげで、右目なんか100倍見えるようになりましたしね」
――「第二の人生」とは何年ぐらいあるのでしょうか?
「それは人それぞれです。今や人生80年時代です。人によっては90年時代だってあります。20歳までが子供として、残りは60年あります。50歳で第二の人生をスタートとする人は30年、60歳なら20年、65歳なら15年あることになります。その時間を、いかに自由にハッピーに生きるか。つまり、パートナーとふたりでひとつの人生を作っていくのが第二の人生なんです」
――「第一の人生」と「第二の人生」は何が違うと思いますか?
「多くの人は、たまたま受かった大学に行き、たまたま入った会社で仕事をし、定年をむかえ第一の人生を終えるわけです。第一の人生は、自分だけではどうにもならないことが多いと思います。
ですからボクは、『後半生の第二の人生が一番大事だよ』とずっと言ってきました。人生で一番、自由で楽しいのが「第二の人生」です。そのために生きてきた、とも思います。だから一と二ではまるで違います。
欧米人には“リタイアメント”という考え方があります。できるだけ早くリタイアできた人間が尊敬されます。後半生の人生は、自分とパートナーと、自由に楽しく思うままに生きていこうとする考え方です。
ボクは若いころにそのフィロソフィを知って、一生懸命に働く一方、いろいろな準備をしました。だから今の幸せな毎日があると思います」
――今回の作品では電子書籍をほぼ同時に出版するそうですが?
「北米に住む友人たちが、電子書籍端末についていろいろ話していたことがありました。みんな電子書籍を買って喜んでいました。『文字が大きく見えていいよ、電子書籍が簡単に買えていいよ』とボクに勧めてくるのですが、ぼくにはちょっとなあと躊躇していました。ボクは海外生活が多いので、PCは欠かせない生活をしています。ですが、電子書籍端末については、ちょっとね。根本的にはアナログ人間だし、紙の本が好きですからね。
ところが、初めてキンドルに触れてみて驚きました。こういう出版のスタイルもあるんだなあと感心しました。紙で読む人は紙、電子で読む人は電子、たぶんそういう時代がやって来たんだなあ、と直感しました。担当編集者と相談の上、紙と電子をほぼ同時で出してみよう、と決めました。ひとりでも多くの読者に届いてくれれば幸いです」
――電子書籍の価格についてはどうお考えですか?
「もちろん紙の本だって、できるだけ安いほうがいいと思います。しかし、そもそも紙の値段が高いからそう安くできない、仕方ないですよね。電子書籍の場合、もっともっと安くていいと思います。この本の場合、電子版の定価を500円にしたのも、文庫ぐらいの値段がちょうどいいように思ったからです」
――これからの電子書籍はどうなると思いますか?
「それはボクにはまだわからないですね。技術の進歩しだいで、紙の本とは違うおもしろいものになる可能性だってあります。もしかしたら、一過性のもので消えていくことだってあるかもしれません」
――本のなかで「人生100歳時代がやってくるかもしれない」と書かれていますが?
「長寿高齢化の事実をボクなりに分析した結果です。でも本当にそういう時代が来るかもしれません。長生きできるなら、それだけ楽しみも多くなるはずです。インターネットにしても、パソコン、最近では電子書籍端末のキンドルしかり。ボクはそれを楽しんでいますが、石原裕次郎も勝新太郎も、そういうモノを知らないで天国へ逝ってしまいました。ボクはラッキーにも、それらを楽しむことができています。生きている間に、できるだけ楽しんで、もっともっといろいろ経験してみたいですね。まずそのためには、健康でいることですよね」
――ありがとうございました!
「もちろん紙の本だって、できるだけ安いほうがいいと思います。しかし、そもそも紙の値段が高いからそう安くできない、仕方ないですよね。電子書籍の場合、もっともっと安くていいと思います。この本の場合、電子版の定価を500円にしたのも、文庫ぐらいの値段がちょうどいいように思ったからです」
――これからの電子書籍はどうなると思いますか?
「それはボクにはまだわからないですね。技術の進歩しだいで、紙の本とは違うおもしろいものになる可能性だってあります。もしかしたら、一過性のもので消えていくことだってあるかもしれません」
――本のなかで「人生100歳時代がやってくるかもしれない」と書かれていますが?
「長寿高齢化の事実をボクなりに分析した結果です。でも本当にそういう時代が来るかもしれません。長生きできるなら、それだけ楽しみも多くなるはずです。インターネットにしても、パソコン、最近では電子書籍端末のキンドルしかり。ボクはそれを楽しんでいますが、石原裕次郎も勝新太郎も、そういうモノを知らないで天国へ逝ってしまいました。ボクはラッキーにも、それらを楽しむことができています。生きている間に、できるだけ楽しんで、もっともっといろいろ経験してみたいですね。まずそのためには、健康でいることですよね」
――ありがとうございました!