2013年01月16日 12:30

3月で東日本大震災から丸2年。2年を目前とした今、自分達に変化はあったのか。~震災後の生活に関するアンケート(5回目)~

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ネットリサーチ会社の株式会社マーシュ(東京都世田谷区駒沢、代表:町田正一)は、関東圏に住む20~69歳の男女を対象に「震災後の生活に関するアンケート」(5回目)を実施し、その結果を1月11日に公開いたしました。調査期間は2012年12月25日(火)~12月26日(水)まで。

〔調査結果概要〕

 生活について回復・復旧を実感していると回答する人は、全体の36.4%。
前回2012年3月に実施した4回目の調査とほぼ変わらない結果であった。

調査を開始した震災直後の2011年4月からその半年後の2011年9月までの調査では、「回復・復旧の実感」は5割台であったが、2012年からは36%台に留まる。この数値から、「実感」がないのではなく、既に、「回復・復旧」は「実感」するほどのものではなくなっているということも考えられる。

 次に、自粛ムードを実感しているかをどうかを尋ねたところ、「感じる」は全体の18.2%で、こちらも2012年3月の調査と同様の結果となった。

 震災を機とした生活の変化については、全体的に前回の数値を下回る結果となる。トップの「防災用品を準備するようになった」は、唯一、過去3回の調査結果を僅かではあるが上回り(前回32.2%)、33.8%であった。

 また、今回は定点設問の他に、「2012年12月7日(金)の三陸沖の地震(マグニチュード7.4)が起こった直後にとった行動」「首都直下型地震ではないにしろ、近いうちに震度7以上の地震が自分自身に降りかかると思うかどうか」などについても尋ねている。


【調査概要】
調査名:震災後の生活に関するアンケート(5回目)
対象者:関東圏(埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県)に住む20~69歳の男女
サンプル数:500s
調査方法:インターネット調査
調査機関:株式会社マーシュ
アンケートモニターサイト「D STYLE WEB」(http://www.dstyleweb.com/)の登録会員を対象に実施


【調査結果】

Q1.現在のあなたご自身の生活について、2011年3月11日に発生した東日本大震災が発生してから、回復・復旧を実感していますか。(1つ選択)

⇒回復・復旧を実感している(非常に・やや 計)は36.4%と、前回2012年3月から横ばいの結果となった。
Q2.では、世間全体をみて、現在『自粛ムード』を感じていますか。(1つ選択)

⇒「自粛ムードを感じる(非常に・やや 計)」は18.2%とこちらも前回とほぼ同率の結果。
震災から1年と9ヶ月が経ち(調査実施時点)、震災前の生活に戻ってきたことがわかる一方で、2割弱の人は自粛ムードを依然感じている。
Q3.東日本大震災を機に、以降の日常生活で変化したことはありますか。(複数選択可)

⇒「防災用品を準備するようになった」が33.8%で前回同様にトップ。
次いで、「食品の購入時に産地を気にするようになった」(30.8%)、「ニュースを見るようになった」(25.2%)と続く。
今回の調査結果は、「防災用品を準備するようになった」以外の全項目で過去3回の調査結果を下回った。


Q4.この冬、あなたが節電に協力するために、意識的に取り組んだ節電対策はどのようなことですか。(複数選択可)

⇒「日中は照明を消す」が49.8%でトップで、前回より約5ポイント上回る。
次いで、「室温20度の心掛け」(34.0%)、「長時間非使用のプラグは抜く」(33.8%)が続く。
わずかではあるが、今回の結果は前回を上回る項目が多い。


Q5.東日本大震災復旧・復興対策を目的とした政府の取り組みの中で、進行速度が遅いと思われるものを全てお知らせください。(複数選択可)

⇒トップは「がれき除去・撤去」で60.4%。
次いで、「雇用の創出」(47.2%)、「災害廃棄物の処理」(40.4%)と続くが、いずれの項目も前回の調査結果を下回る。
特に、「がれき除去・撤去」「再生可能エネルギー(太陽光発電や風力発電)の設置・促進」は、10ポイント以上下回る。

※選択項目は「東日本大震災からの復興の基本方針」からの参照・抜粋


Q6.12月7日(金)に、三陸沖の地震(マグニチュード7.4)が起こりましたが、あなたはその直後どのような行動を起こしましたか。(複数選択可)

⇒約6割が「テレビ、ラジオ、ネット等のニュースで状況を確認した」と回答。
次いで、「その場で待機し(様子を見た)」(38.2%)、「家族の安否を確かめた」(29.6%)と続き、まずは冷静な判断をするといった行動が見受けられた。


Q7.首都直下型地震ではないにしろ、今後近いうちに、震度7以上の地震があなた自身に降りかかると思いますか。(1つ選択)

⇒半数以上が「降りかかると思う(降りかかる・恐らく降りかかる 計)」と回答する一方で、「どちらとも言えない」の中庸意見も4割以上と高めであった。

【調査結果の詳細・グラフはこちら】
https://www.asmarq.co.jp/examine/ex2412.html

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【会社概要】
会社名: 株式会社マーシュ
代表取締役: 町田 正一
所在地: 〒154-0012 東京都世田谷区駒沢1-4-15真井ビル7F
電話番号: 03-5433-0321
FAX番号: 03-5433-0481
設立: 2001年12月21日
資本金: 5,000万円
加盟団体: 社団法人日本マーケティングリサーチ協会(JMRA)、アジア経営者連合会
取得認証: プライバシーマーク 登録番号:12390094(04)
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【この調査の内容や引用・転載に関するお問い合わせ先】
営業部 営業推進チーム 小林 文子
TEL:03-5433-0321 FAX:03-5433-0481
メール: info@marsh-research.co.jp
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会社概要

株式会社アスマーク
商号
株式会社アスマーク(カブシキガイシャアスマーク)
代表者
町田 正一(マチダ マサカズ)
所在地
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷区東一丁目32番12号 渋谷プロパティータワー4階
TEL
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業種
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