2013年01月17日 09:00

今、“豚をめぐる冒険”が始まる! 新進気鋭のノンフィクション作家、中村安希、待望の書き下ろしノンフィクション『愛と憎しみの豚』が1月25日(金)に発売!

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なぜ、豚は世界中で好かれ、同時に激しく嫌われるのか? その豚の謎を追って、灼熱のアラブから、イスラエル、東欧、そして、極寒のシベリアへ。今、“豚をめぐる冒険”が始まる! 待望の書き下ろしノンフィクション!

集英社刊
『愛と憎しみの豚』
著者  中村安希
発売  1月25日(金)
定価  1,680円(税込)
判型  四六判ハードカバー
総頁  336ページ

http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-781518-4&mode=1

http://gakugei.shueisha.co.jp/
著者インタビュー(『青春と読書』2月号より一部抜粋)

──なぜ、“豚”だったのでしょうか?
「外国を旅していて、豚を忌み嫌って食べない人たちがいるということが不思議でした。
ユダヤ教、イスラム教という宗教的なバックグラウンドがあってのことですが、
まずそれが、一番の疑問でした。
それまでごく当たり前だった豚という存在がすごく気になり出したんです」

──フェイスブックなどのSNSを活用して情報を得ていったというのが印象的でした。
「今回、ルーマニアで豚を生贄にしている話を聞いて出かけていったのも、
友達がわたしの英語版ブログにアクセスしてくれたのがきっかけです。
以後、フェイスブックやEメールによって、どんどん友達の話が広がり、
思わぬ情報を得ることができました。
わたしがネット上で「豚、豚、豚、豚」と騒ぐと、たくさんのレスポンスが来て、
取材できるのですから、おもしろい時代を生きているなと思いましたね」

──この旅を通して、豚に対する考え方は変わりましたか?
「豚を取り巻く政治にせよ、宗教にせよ、流通システムにせよ、
これだけ豚がいろいろ示してくれるとは思っていなかったので、それが驚きでした。
それに豚はこっちに気づくと挨拶はするし、カメラを構えるとポーズをとってくれる(笑)。
他の家畜にはない親近感を感じますね。
もしかすると、人に近いからこそ、愛されもすれば、憎まれもするのかもしれません。
これを機会に豚に関心を持っていただきたいですね。
きっと、世界が広がりますよ(笑)」
目次

序章   豚に会いたい──ワールド

第一章 豚と人間、そして神──チュニ

第二章 豚の歩いてきた道─イスラエル

第三章 検索キーワード・豚──日本

第四章 豚になったスターリン──リトアニア

第五章 幸福の豚、不幸の豚──バルト三国

第六章 豚をナイフで殺すとき──ルーマニア

第七章 子豚のホルマリン漬け──モルドバ

第八章 子豚たちの運命──ウクライナ

終章   素足の豚 ──シベリア
開高健ノンフィクション賞
小説のみならず、ノンフィクション文学に大きな足跡を残した開高健を記念して創設された賞。
受賞作に『最後の冒険家』(石川直樹)、『インパラの朝』(中村安希)、
『空白の五マイル』(角幡唯介)『エンジェル・フライト』(佐々涼子)などがある。


著者略歴
中村安希(なかむら・あき)
ノンフィクション作家。
1979年、京都府生まれ、三重県育ち。
2003年、カリフォルニア大学アーバイン校、舞台芸術学部卒業。
2009年、47カ国をめぐる旅をもとに書いた『インパラの朝』(集英社)で
第7回開高健ノンフィクション賞を受賞。
『Be フラット』(亜紀書房)、『食べる。』(集英社)がある。

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • エンターテイメント、文化、芸能

会社概要

商号
株式会社 集英社(カブシキガイシャ シュウエイシャ)
業種
新聞・放送・出版・広告・印刷
上場先
未上場
従業員数
5000名未満
会社HP
http://www.shueisha.co.jp/

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