2012年12月10日 18:00

パイプドビッツの政治・選挙プラットフォーム「政治山」、第7回政治山調査「2012年衆議院議員選挙に関する意識調査」を発表 ~ 公示翌日の12月5日に調査を実施、8割が16日の衆院選への投票を示唆 ~

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【概要】 政治・選挙プラットフォーム「政治山」を運営する株式会社パイプドビッツは、2012年12月4日の衆議院議員総選挙の公示を受け、全国の有権者を対象に5日、16日投票の衆院選に関する意識調査を実施し、1,118名から回答を得ました。調査結果や考察を「政治山」にて発表しましたので、お知らせいたします。


 政治・選挙プラットフォーム「政治山」を運営する株式会社パイプドビッツ(本社:東京都港区 代表取締役社長CEO:佐谷宣昭 証券コード3831、以下「パイプドビッツ」)は、2012年12月4日の衆議院議員総選挙(以下「衆院選」)の公示を受け、全国の有権者を対象に5日、16日投票の衆院選に関する意識調査を実施し、1,118名から回答を得ました。調査結果や考察を「政治山」にて発表しましたので、お知らせいたします。

 意識調査結果のグラフや図表、結果の考察、また、ソーシャルメディア分析など、詳細なレポートを公開しておりますので、是非「政治山」の調査報告ページも併せてご覧ください。

▼第7回政治山調査「都知事選・衆院選に関する<緊急>意識調査」分析結果
 URL : http://seijiyama.jp/investigation/investigation_7.html


 【調査サマリー】
 ・支持政党は、自民・維新が伸長、民主は微減
 ・候補者選びのポイントは、「実行力」と「政策」が突出
 ・支持政党を決めるポイントは、「政策実現力」と「政策の柱」
 ・重視する争点は、生活に直結する問題と安全保障
 ・選挙後の望ましい政権の枠組みは、「政界再編による新たな枠組み」が1/4でトップ
 ・第3極に期待することは、「何も期待しない」が1/4でトップ
 ・新政党や小規模政党の設立や合流について、7割が否定的
 ・離党議員に対して、6割が否定的
 ・12月16日の衆議院総選挙へ、8割近くが「投票に行く」意思あり


■1.支持政党、候補者及び政党選びのポイント、重視する争点について
URL : http://seijiyama.jp/investigation/investigation_7.html
※「政治山」の調査報告ページでは意識調査結果のグラフや図表、考察など、詳細なレポートを公開しております。

(1)支持政党
~ 支持政党は、自民と維新が伸長、民主が微減。無党派層は減少し半数を割り込む ~

 支持政党の順を、衆議院解散後の政治山調査(第6回、11月22~26日実施、以下「前回」URL: http://seijiyama.jp/investigation/investigation_6.html)の結果と比較してみると、上位政党の順番は前回と変わらず、その比率には変化が見られました。
 最多支持政党は、自民党18.6%(前回15.4%、3.2ポイント増)、2位が日本維新の会11.5%(前回8.8%、2.7ポイント増)、3位が民主党5.8%(前回6.1%、0.3ポイント減)になりました。
 また、「支持政党なし」が48.7%となり、政治山調査史上はじめて半数を割り込みました。約1年前の調査では69.0%が「支持政党なし」と回答(2011年11月実施、第3回政治山調査<URL: http://seijiyama.jp/investigation/investigation_3.html >)していることと比較すると、その減少がうかがえますが、依然として“無党派層”が約半数を占めています。

(2)候補者選びのポイント
~ 「実行力」と「政策」が突出 ~

 候補者を選ぶ際に重視するポイントを3つ選んでいただいた結果、「実行力・行動力」57.0%、「政策・提言」51.3%の2つが突出し、5割を超える結果となりました。続いて、「将来ビジョン」24.8%、「リーダーシップ」23.8%、「思想・信条」21.2%、「発言力・影響力」20.4%までが20%台で並び、以下「人柄」19.8%、「所属政党・会派」16.8%、「実績・経験」16.0%と続きました。他の項目は、10%未満となり、上記9項目が候補者選びで特に注目されるポイントになるのではないでしょうか。

(3)政党選びのポイント
~ 「政策実現力」と「政策の柱」で支持政党を決める ~

 政党を選ぶ際に最も重視するポイントを問うと、最多は「政策実現力」23.0%、次いで「何を政策の柱としているか」20.1%、上位2つのみが20%を超えました。以下、10%台は、「主義・主張」12.2%、「マニフェスト(公約)」11.0%、となり上位4つで約2/3を占める結果となりました。
 この結果は、主張や公約の内容そのものより、それを「政策実現力」によって“いかに実現するか”が求められているのではないでしょうか。そのために「官僚と戦えるか」7.8%、「実績・経験」6.0%が問われているとも読み解けそうです。

(4)重視する争点
~ 生活に直結する問題と安全保障を重視。TPP、憲法改正、は4割が「どちらでもない」と回答 ~

 候補者や政党が打ち出しているマニフェスト(公約)や政策の中での争点を重視するか5段階で回答していただくと、最多は「景気・雇用対策」で「かなり重視する」47.7%、「重視する」39.8%となり、2を足した「重視派」は87.5%となり、実に9割近くの人が「重視」していることが分かりました。
 2番目に「重視派」が多かったのは、「社会保障」80.6%、次いで「外交・安全保障」75.7%となりました。
 なお、主な争点として扱われてきた「TPP参加」「消費増税」「憲法改正」「原発問題」の4つは、意外にも「重視派」がそれほど多くの割合を示しませんでした。とりわけ、「TPP参加」と「憲法改正」は「どちらでもない」が4割近くにのぼり、他の項目と比較すると注目されていない可能性を示しました。


■2.政権の理想の枠組み、第3極に期待すること、新政党立上げや連携、離党議員への評価について
URL : http://seijiyama.jp/investigation/investigation_7_2.html
※「政治山」の調査報告ページでは意識調査結果のグラフや図表、考察など、詳細なレポートを公開しております。

(1)選挙後の望ましい政権の枠組み
~ 「政界再編による新たな枠組み」がトップ ~

 選挙後、どのような政権に政府を運営してもらいたいかを問うと、最多は「政界再編による新たな枠組み」27.6%と、政権を担う政党を特定しない回答が全体の1/4を超える結果になり、2位の倍近い支持を集めました。
 政党名をあげた選択肢で、多くの回答を集めた組み合わせは、「自民党・公明党・日本維新の会の連携」14.8%、次いで「自民党・公明党中心」11.7%、「日本維新の会中心」10.1%の順となりました。この3つを合わせると36.6%となり、1/3以上の人が自・公・維の保守系政権の誕生を期待しているといえます。
 また、政権与党だった民主党への期待をみると、民主党が関連した選択肢はどれも10%を超えることはなく、最も多かったのが「民主党・自民党・公明党の連携」の6.3%。民主党関連の回答を合計しても15.1%となり、民主党にとっては厳しい結果になりました。

(2)第3極に期待すること 
~ 「何も期待しない」が1/4でトップ ~

 台風の目となるといわれている第3極に期待することを問うと、最多は「何も期待しない」25.8%となり、1/4超が第3極に対する期待を持っていない結果になりました。次いで「政策・法案ごとの是々非々での参加」23.6%、「政権外からの監視役」16.5%と続き、約2/3が第3極の積極的な政権参加を期待していないと回答しました。
 一方、政権運営への参加を期待する3つの選択肢(「政権運営の中心的役割」「政権運営のサポート役」「政権運営のキャスティングボートの役割」)を見ると、「政権運営の中心的役割」が12.3%で最多となりました。

(3)新政党の立ち上げや合流、離党議員について
~ 政党合流や離党議員に有権者は否定的 ~

 前述の第3極への期待と不信が混在する状況は、衆議院解散に前後して起こった新政党の立ち上げや合流などの一連の動きも背景にあった可能性があります。第3極の動きに対する評価を問うと、最多は「主張や考え方が違う政党が合流するのはおかしい」35.1%、次いで「票が分散し、民意が届きにくくなるのでよくない」19.7%、「有権者が混乱するのでよくない」15.7%となり、否定派が上位3つを独占し、実に70.5%を占めました。
 一方の肯定派は、「既存政党にとらわれない動きなので歓迎」15.3%以外は10%を切り、低調な結果となりました。

 自らの意思による離党の動きへの評価を問うと、否定派の最多は「あまりいい印象はない」27.1%、「節操がない・情けない」25.1%、「有権者への裏切りだと思う」9.8%の計62.0%を占め、離党の意図が有権者に届かず理解を得られていない状況が浮き彫りになりました。
 一方の賛成派は、「自分の目指す政策を実現するためなら賛成」「政党と意見が合わなくなったのだから賛成」「選挙に勝つための戦略なので賛成」が順に15.3%、6.3%、3.9%となり、全体で約1/3となりました。

(4)投票について
~ 8割近くが「投票に行く」 ~

 12月16日に投票に行くかを問うと、実に51.7%が「必ず行く」と回答し、「行くつもり」25.6%と合わせ、8割近くがすでに投票する意思があることがわかりました。一方、「行かない」6.4%とする回答が少数だったことから、全体の9割以上が投票に行く可能性を示唆したことになり、今回の選挙の注目度がいかに高いかを物語る結果となりました。


■3.調査概要

[対象者]全国、20歳以上の男女
[回答者数]n=1,118
[調査期間]2012年12月5日(水)
[設問内容]
Q:支持政党はどこですか?
Q:候補者を選ぶ際に重視する点は何ですか?
Q:支持政党もしくは比例区投票先政党を選ぶ際に、もっとも重視するのは何ですか?
Q:投票先を決めるとき、各争点をどの程度、重視しますか?
Q:選挙後の望ましい政権の枠組みはどれですか?
Q:第3極に期待することは何ですか?
Q:新政党や小規模政党の設立・合流についてどう思いますか?
Q:自らの意思で離党した議員に対し、どう思いますか?
Q:12月16日の衆議院総選挙の投票に行きますか?
[調査手法]政治山リサーチ(インターネット調査)


■4.政治・選挙プラットフォーム「政治山」とは

 政治山は、情報資産プラットフォーム「スパイラル(R)」を中心とするクラウドサービスの豊富なノウハウを有するパイプドビッツが、全国の自治体や議会、政党や政治家の政策や行政の情報をストックし、官公庁、自治体、政党などがそれぞれ所有、管理する政治情報を一元化することで、有権者の政治参画の利便性の向上を目指して、2011年3月に誕生した政治情報や選挙情報のプラットフォームです。
 今後も「政治山」が発信する情報が市民と政治の距離を縮め、地方自治や政治などへの関心や参加意欲を高めるきっかけとなることを目指した活動を展開してまいります。
 なお、「政治山」は、「スパイラル(R)」を用いて開発、運用しております。
URL: http://seijiyama.jp/


■ 報道関係者様お問合せ先
株式会社パイプドビッツ  (http://www.pi-pe.co.jp/
社長室 広報担当 : 立花
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E-mail : pr@pi-pe.co.jp

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会社概要

商号
スパイラル株式会社(スパイラルカブシキガイシャ)
代表者
佐谷宣昭(サタニ ノブアキ)
所在地
〒107-0052
東京都港区赤坂2-9-11 オリックス赤坂2丁目ビル
TEL
03-5575-6601
業種
その他IT関連
上場先
未上場
従業員数
500名未満
会社HP
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