集英社新書
『荒天の武学』
著者 内田樹、光岡英稔
発売 12月14日(金)
定価 798円(税込)
判型 新書判
総頁数 256ページ
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-720671-5&mode=1
http://shinsho.shueisha.co.jp/
【著者プロフィール】
内田樹(うちだ・たつる)
1950年東京都生まれ。
神戸女学院大学名誉教授。
思想家・武道家(合気道七段)。
専門はフランス現代思想、武道論等。
『街場の文体論』(ミシマ社)『武道的思考』(筑摩選書)等著書多数。
光岡英稔(みつおか・ひでとし)
1972年岡山県生まれ。
日本韓氏意拳学会会長。
多くの武道・武術を学び11年間ハワイで武術指導。
共著に甲野善紀氏との『武学探究』『武学探究 巻之二』(冬弓舎)等がある。
『荒天の武学』
著者 内田樹、光岡英稔
発売 12月14日(金)
定価 798円(税込)
判型 新書判
総頁数 256ページ
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-720671-5&mode=1
http://shinsho.shueisha.co.jp/
【著者プロフィール】
内田樹(うちだ・たつる)
1950年東京都生まれ。
神戸女学院大学名誉教授。
思想家・武道家(合気道七段)。
専門はフランス現代思想、武道論等。
『街場の文体論』(ミシマ社)『武道的思考』(筑摩選書)等著書多数。
光岡英稔(みつおか・ひでとし)
1972年岡山県生まれ。
日本韓氏意拳学会会長。
多くの武道・武術を学び11年間ハワイで武術指導。
共著に甲野善紀氏との『武学探究』『武学探究 巻之二』(冬弓舎)等がある。
思想家として著名な内田樹氏は合気道七段の武道家でもある。
「きれい事では済まない状況を如何にきれいに解決できるか」。
不意の事態に際して最適な答えを常に求められるのが本来の武術の在り方、
その精神は3・11以降の危機の時代、荒天の世にこそ真価を発揮すると氏は説く。
対談相手は内田氏が敬意を寄せる武術家の光岡英稔氏(日本韓氏意拳学会会長)。
11年に渡るハワイでの武術指導歴を通じ争闘の世界を歩いてきた光岡氏と内田氏の対話は
武道、武術という枠を超え、「生きること」にそった広がりのある内容となっています。
「きれい事では済まない状況を如何にきれいに解決できるか」。
不意の事態に際して最適な答えを常に求められるのが本来の武術の在り方、
その精神は3・11以降の危機の時代、荒天の世にこそ真価を発揮すると氏は説く。
対談相手は内田氏が敬意を寄せる武術家の光岡英稔氏(日本韓氏意拳学会会長)。
11年に渡るハワイでの武術指導歴を通じ争闘の世界を歩いてきた光岡氏と内田氏の対話は
武道、武術という枠を超え、「生きること」にそった広がりのある内容となっています。
【目次】
はじめに「弱い武道家」という立ち位置から 内田 樹
序章 武運ということ
出会いの話/ハワイの道場ではいきなり金的を蹴ってくる/運の力
第一章 荒天を生きるための武術
非日常を経験する文化/他者、道具と感応する古の武術/
ひとりを相手にする武術、一万人を扱う能力をつくる武術/
晴天型化した武道/武術家はあらゆる問題にセンシティブでなければならない
第二章 荒天型武術の学び方
生きている力が萎えるようなものから遠ざかりたい/脳が影響している身体が鈍感/
技に名前はない/認識と現実のずれをどう埋めるか/主体的な受け身とは何か/
原発事故と晴天型モデル信仰/晴天型モデルを信じない若者たち/
伝統文化を見直し始めた中国/中国人の思考、表現の特徴/
武道のカウンターパートとしての哲学/実力はごまかせない/
ハワイ先住民の学び方/受信する力、能楽の学び/ローカリティを超えて学ぶこと
第三章 達人はフレームワークを信じない
武術は想定内のフレームをつくると後れをとる/自分のわがままの通用しない状況がスタート/
武は時の外にある/無時間という領域/随所に主となれば立処皆真なり/強さへの嗅覚/
ボーダーラインに対する感性/人物を見る目の劣化/善悪を二元論で分けることの危険性/
闘争社会における距離感/精霊が棲む自然観/諸刃にならなかった日本刀の精神性/
刀剣を媒介にして、自然界とつながる/判断してから動いたのではもう間に合わない/
最終的に問われるのは自身がどこまで覚悟しているかということ
第四章 荒天を進む覚悟
争いを調停する島の文化/自分がいちばん嫌いなヤツと仲良くなること/
意拳における自然とは何か/覚悟を稽古する/簡単な話に気をつけろ/
「頭で作った感情」が跋扈する日本/内なる暴力性を丁寧に扱うこと/新しく生まれ来るもの
はじめに「弱い武道家」という立ち位置から 内田 樹
序章 武運ということ
出会いの話/ハワイの道場ではいきなり金的を蹴ってくる/運の力
第一章 荒天を生きるための武術
非日常を経験する文化/他者、道具と感応する古の武術/
ひとりを相手にする武術、一万人を扱う能力をつくる武術/
晴天型化した武道/武術家はあらゆる問題にセンシティブでなければならない
第二章 荒天型武術の学び方
生きている力が萎えるようなものから遠ざかりたい/脳が影響している身体が鈍感/
技に名前はない/認識と現実のずれをどう埋めるか/主体的な受け身とは何か/
原発事故と晴天型モデル信仰/晴天型モデルを信じない若者たち/
伝統文化を見直し始めた中国/中国人の思考、表現の特徴/
武道のカウンターパートとしての哲学/実力はごまかせない/
ハワイ先住民の学び方/受信する力、能楽の学び/ローカリティを超えて学ぶこと
第三章 達人はフレームワークを信じない
武術は想定内のフレームをつくると後れをとる/自分のわがままの通用しない状況がスタート/
武は時の外にある/無時間という領域/随所に主となれば立処皆真なり/強さへの嗅覚/
ボーダーラインに対する感性/人物を見る目の劣化/善悪を二元論で分けることの危険性/
闘争社会における距離感/精霊が棲む自然観/諸刃にならなかった日本刀の精神性/
刀剣を媒介にして、自然界とつながる/判断してから動いたのではもう間に合わない/
最終的に問われるのは自身がどこまで覚悟しているかということ
第四章 荒天を進む覚悟
争いを調停する島の文化/自分がいちばん嫌いなヤツと仲良くなること/
意拳における自然とは何か/覚悟を稽古する/簡単な話に気をつけろ/
「頭で作った感情」が跋扈する日本/内なる暴力性を丁寧に扱うこと/新しく生まれ来るもの
おわりに きれい事では済まない状況を如何にきれいに解決できるか 光岡英稔