2012年12月04日 11:00

Skeed、多拠点・多店舗向け大容量データ一斉配信ソリューション「SkeedDelivery(TM)」を開発、提供開始デジタルサイネージ向けコンテンツや販促物の一斉配信をスマートに実現

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大容量高速ファイル転送ソフトや分散コンピューティングと制御技術によるコンテンツ配信プラットフォームなど独自のネットワークソリューションを開発・販売する株式会社Skeed(スキード)(本社:東京都目黒区、代表取締役社長CEO:明石 昌也、以下Skeed)は、P2P技術を応用した多拠点・多店舗配信ソリューション「SkeedDelivery(TM)」(スキードデリバリー)を開発し、本日より提供開始致します。

【発表の概要】
この度、Skeedが開発した多拠点・多店舗配信ソリューション「SkeedDelivery(TM)」は、P2Pアーキテクチャ(※1)により、配信先である拠点・店舗側のサーバを他の拠点・店舗への配信にも利用することで、回線やサーバの増強コストを抑制すると同時に、高速配信を可能にした新たなソリューションです。これにより多拠点・多店舗に向けた大容量データの一斉配信を安価に素早く行うことができます。また、各拠点・店舗毎の配信状況の確認や配信先の急な追加、何らかの障害で回線が不通となっても復旧後に自動再開するレジューム機能などスマートな運用環境を実現します。
従来、デジタルサイネージ向けコンテンツや、支社・支店グループ企業に向けた講話、eラーニングなどのテキスト、FC店舗向けカタログ・販促物などの大容量データを、一斉に多拠点・多店舗に配信するには、手作業で時間や工数をかけるか、ネットワークを使用する場合でも高コストな手段に限られていました。
例えば、CDやDVDなどの記憶媒体で物理搬送する場合、準備作業で時間がかかるだけでなく、紛失や盗聴リスクも高まります。また、CDN(※2)や衛星通信による配信は高コストで、スポットで使う場合を除けばあまり現実的ではありません。また仮に、自社運用で配信元のセンターサーバからインターネットや専用線を使い一元配信するシステムを構築しようとすると、アクセスがセンター側に集中するため、回線やサーバの増強でやはり大幅なコストが必要です。さらに、配信先(拠点数)が増えるとパフォーマンスは低下し、拡張も容易ではありません。「SkeedDelivery(TM)」は、これらの問題を解消し、多拠点・多店舗への高速配信を実現するものです。
なお、将来的には「SkeedDelivery(TM)」にはSkeedが独自開発した高速ファイル転送プロトコルSSBP(SkeedSilverBulletProtocol)(※3)を搭載する予定です。
(※1) P2Pアーキテクチャ:多数の端末間で通信を行う際のアーキテクチャのひとつで、対等の者(ピア)同士が通信をすることを特徴とする通信方式
(※2) CDN:Contents Delivery Networkの略で、Webコンテンツをインターネット経由で配信するために最適化されたネットワーク
(※3)SSBP:他の通信と公平に共存しつつ、通信距離やファイル容量を気にすることなく、FTPの数十倍といった大容量高速ファイル転送を実現するファイル転送に特化した独自プロトコル
SkeedDelivery(TM)のP2Pアーキテクチャの概要】
「SkeedDelivery(TM)」は多段転送・マルチパスのP2Pアーキテクチャを用いて、センターサーバの負荷を最小限に抑えて配信します。そのためセンター側のハードウェアリソースや、データセンタ回線のコストを低減できます。
SkeedDelivery(TM)の6つの特徴】
1. 高いコストパフォーマンス
・送信元のサーバ増強や回線の新設、帯域拡幅などの投資コストが不要
・CDNのような契約流量超過に伴う負担増、物理搬送に伴うランニングコストがほとんどない
2. スピーディに同時配信可能
・配信先が増加しても、先進的な多段転送(バケツリレー方式)とマルチパスにより柔軟かつスピーディに同時配信可能
3. 配信ファイル容量無制限
・サーバ、ネットワークの負荷分散により、大容量ファイルでも問題なく配信
・ファイル配信サービスにみられるような、ファイルサイズの制限なし
4. 優れた柔軟性と可用性
・配信元と一部配信先のノード(ネットワークを構成する一つ一つの要素)間で遮断等のトラブルがあっても、他の配信先から柔軟かつ自動的に最適な経路にてファイルを送達
5. 暗号化によるセキュリティ対策
・配信中のデータを暗号化することで通信傍受をブロック
・配信先でもキャッシュとして格納されたデータを暗号化
6. 多様な配信制御・管理
・複数種類のファイルの同時配信や配信先のグルーピングなど、自在に制御可能
・スケジュール設定により、配信時間を自動制御
・ほぼリアルタイムに配信状況の詳細を表示確認可能
【想定する顧客と主な用途】
≪リテール・サービス業全般≫
・複数店舗へのデジタルサイネージ・コンテンツの配信
(例:金融機関、医療機関の待合空間、大型量販店の壁面・売り場空間など)
・GMS(大規模スーパー)、コンビニ、FC店舗へのカタログ・販促物の配信
≪大企業・グループ企業≫
・支社・支店・グループ企業への講話、訓示などの配信
・支社・支店・グループ企業へのeラーニング・コンテンツの配信
≪製造業≫
・製品マニュアル・サポート資料の配信
≪娯楽・メディア関連≫
・映像業界におけるコンテンツ配信
(例:映画館の作品、広告コンテンツ配信など)
SkeedDelivery(TM)の販売価格】
オープン価格 ※Skeed営業マーケティング部(Tel:03-5487-1033)までお問い合わせください
株式会社Skeed取締役ファウンダー兼CINOChief Innovation Officer)金子勇のコメント:「Winny開発で培ったP2Pの技術を生かしたSkeedCast(R) がリリースされて既に6年が経ちました。そして今、SkeedDelivery(TM)として新たなソリューションを提供できることはSkeedの開発を牽引する者として大変嬉しく、また顧客企業の業務改善に役立つことを期待しています。」

SkeedDelivery(TM)の詳細は、http://www.skeed.co.jp/tech/skeeddelivery/index.htmlをご覧ください。

株式会社Skeedについて: http://www.skeed.co.jp/
 Skeedは2005年設立以来、Winny開発者の金子勇氏のリーダーシップのもと、分散コンピューティング分野における卓越したノウハウ・技術力を生かし、独自アーキテクチャによる安全・確実かつ高速な通信基盤技術開発で市場を牽引しています。クラウドコンピューティング、ビッグデータ時代のデータ通信の大容量化・ユビキタス化・グローバル化といったニーズを先取りし効率と信頼性に優れたファイル配信・保管実現、また大容量・長距離でのセキュアなデータ転送基盤の実現、急速に拡大するクラウドコンピューティング市場に対して代替不可能な価値を提供します。

<本件に関する製品のお問い合わせ先>
株式会社 Skeed 営業マーケティング部 担当:大本、高田
TEL:03-5487-1033 FAX:03-5487-1037 E-Mail:sm_ml@skeed.co.jp

<本件に関する報道関係のお問い合わせ先>
株式会社 Skeed 営業マーケティング部 担当:松岡
TEL:03-5487-1032 FAX:03-5487-1037 E-mail:t-matsuoka@skeed.co.jp

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • IT、通信、コンピュータ技術

会社概要

商号
株式会社Skeed(カブシキカイシャスキード)
代表者
明石 昌也(アカシ マサヤ)
所在地
〒153-0063
東京都目黒区目黒1-6-17 目黒プレイスタワー5F
TEL
03-5487-1032
業種
ソフトウエア
上場先
未上場
従業員数
50名未満
会社HP
http://www.skeed.co.jp/

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