2012年11月16日 17:30

昨夜、座・高円寺にて舞台稽古が行われました。オスプレイ問題、沖縄の現実を軸に日本の「今」を描く『星の息子』。渡辺美佐子らを迎え、坂手洋二が書き下ろし演出する新作が、11/16(金)より上演されます!

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「人は死んだら星になる」って言ったのは、誰だっけ ……。 やんばるの空を飛んでいいのは、鳥と虫と、自由だけ。 『天皇と接吻』『沖縄ミルクプラントの最后』につづく、「戦後史」と「今」の集大成。

私ども燐光群は、渡辺美佐子・円城寺あやらを迎え、坂手洋二の書き下ろし新作『星の息子』を上演いたします。ぜひご覧下さいますよう、お願いいたします。

11月16日(金)~28日(水) 座・高円寺1(秋の劇場17 日本劇作家協会プログラム)
12月15日(土)・16日(日)愛知県芸術劇場小ホール
12月18日(火)岡山市立市民文化ホール
12月20日(木)~22日(土)AI・HALL(伊丹市立演劇ホール)提携公演

http://rinkogun.com/

<舞台写真>向かって右より:渡辺美佐子・円城寺あや・大西孝洋
沖縄・やんばる地方では、オスプレイも飛来する米軍ヘリパッド基地建設や自然破壊に反対して、住民たちが座り込みの抗議活動をしています。いわゆる「活動家」はおらず、みんな生活者です。応援している人達もそうです。反対運動の住民たちが建てたやぐらに、女性たちが立てこもって、工事車両の搬入を身をもって遮っています。

そのうちの一人、夜空とやんばるの森の樹々に囲まれ、空中に浮かぶような場所から星を見上げる女、佐和子。彼女は今年初めて沖縄に来ました。彼女は回想します。自分はどうして孤独な人生を送るようになったか。四十年前の「沖縄復帰闘争」の時代、誰と出会い、何を喪ったか。そして長い間、過去に縛られ、自分に対して禁じていた想念を、解き放ちます。それは、彼女自身の人生を取り戻す旅の始まりでした。
井上ひさしさんの「幻の次回作」は、終戦直後の沖縄を舞台にした『木の上の軍隊』だったという。ガジュマルの樹の上に二人の兵士が登ったまま降りてこないという設定だと聞いた。私もこれまで劇中でガジュマルの樹の上に多くの人を登らせてきたが、今の沖縄を見るとき、キジムナーも棲みそうなガジュマルの自然の力、神秘に抱擁されるのではなく、殺伐としているかもしれない鉄骨のやぐらの塔の上にいる、二人の女が幻視されてきた。これは振り出しに過ぎない。そして、もちろん描くのは沖縄のことだけではない。機は熟した。これは、「書きたい劇」であると同時に、「書かなければならない劇」である。坂手洋二


<坂手洋二について>
劇作家・演出家。燐光群主宰。1983年燐光群旗揚げ。『屋根裏』『だるまさんがころんだ』等により、岸田國士戯曲賞、鶴屋南北戯曲賞、読売文学賞、紀伊國屋演劇賞、朝日舞台芸術賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞。戯曲は海外で10以上の言語に翻訳され、出版・上演されている。日本劇作家協会会長。日本演出者協会理事。国際演劇協会日本支部理事。

<燐光群について>
1983年創立。主宰である坂手洋二の作・演出作品を中心に、社会性・実験性の高さと、豊かな表現力を兼ね備えた、斬新で意欲的な新作公演を重ねている。国内での年3~5本の公演・ツアーの他、『神々の国の首都』『屋根裏』等で海外12カ国20 都市の公演を行う。1999年『天皇と接吻』第7回読売演劇大賞優秀作品賞、2002年『最後の一人までが全体である』第10回読売演劇大賞優秀作品賞、2004年『だるまさんがころんだ』第12 回読売演劇大賞選考委員特別賞。

<舞台写真>向かって左:渡辺美佐子 右:円城寺あや
<CAST>
渡辺美佐子 円城寺あや 中山マリ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋
水津聡 杉山英之 松岡洋子 樋尾麻衣子 鈴木陽介 横山展子 他
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東京公演
11月16日(金)~28日(水) 座・高円寺1

<開演時間>
11月
16金       19:00
17土       19:00●
18日 14:00
19月       19:00
20火       19:00●
21水 14:00◎
22木       19:00●
23金 14:00       
24土 14:00◎
25日 14:00
26月       19:00
27火       19:00
28水 14:00◎

◎は託児サービスあり。●の回は以下のゲストと坂手とのアフタートークあり。
17日(土) 小熊英二(社会学者・慶應義塾大学教授) 
20日(火) 扇田昭彦(演劇評論家)
22日(木) 竹下景子(俳優)
チケット情報

【全席指定】
◎一般4,000円(なみちけ使用可)
◎劇団特別割引(劇団予約・燐光群オンラインチケット扱いのみ)
 一般3,600円 ペア6,600円 大学・専門学校生2,500円 高校生以下1,500円
 ※大学・専門学校生以下は劇団予約のみ扱い・入場時に要学生証提示

<なみちけ>座・高円寺の劇場回数券です。詳細は座・高円寺チケットボックスまで。
一般用12,000円(1シート3,000円×4枚)、学生及びシルバー用10,000円(1シート2,500円×4枚)です。
http://za-koenji.jp/namichike/index.html

<座・高円寺チケットボックス> 月曜定休
TEL 03-3223-7300(10:00~18:00)
窓口(10:00~19:00)

<座・高円寺WEBチケット> 
http://za-koenji.jp

<チケットぴあ> TEL 0570-02-9999(Pコード 424-341)

<燐光群オンラインチケット> 学生券を除く。※要会員登録(無料)
http://rinkogun.com/ よりお入りください。
24時間いつでもホームページ上でご予約頂き、セブンイレブンでチケットをお受け取り頂けます。
お支払いは現金(セブンイレブン)、またはクレジットカードとなります(手数料はお客様負担)。

<ご予約・お問合せ>
燐光群/(有)グッドフェローズ
TEL 03-3426-6294 ticket-rinkogun@ee.alles.or.jp

◎以下のサービスは劇場で承ります お申込・お問い合せは座・高円寺チケットボックス TEL 03-3223-7300まで
*車椅子スペースをご利用の方は、前日までにお申し込みください(定員あり)
*障害者手帳をお持ちの方は、座・高円寺チケットボックスでのご予約に限り1割引きになります。
*託児サービス(定員あり・対象年齢1歳~未就学児・1週間前までに要予約)料金:1,000円

座・高円寺
〒166-0002 杉並区高円寺北2-1-2 TEL 03-3223-7500
アクセス=JR中央線 高円寺駅 北口徒歩5分

後援○杉並区
提携○NPO 法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)

燐光群/(有)グッドフェローズ
TEL 03-3426-6294 ticket-rinkogun@ee.alles.or.jp
http://rinkogun.com/
〒154-0022 世田谷区梅丘1-24-14 フリート梅丘202

<イラスト>沢野ひとし <舞台写真撮影>古元道広

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • エンターテイメント、文化、芸能

会社概要

商号
有限会社グットフェローズ(ユウゲンカイシャグットフェローズ)
代表者
坂手洋二(サカテヨウジ)
所在地
〒154-0022
東京都世田谷区梅丘1-24-14 フリート梅丘202
TEL
03-3426-6294
業種
エンターテイメント
上場先
未上場

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