ams(日本法人:amsジャパン株式会社、東京都品川区、カントリーマネージャー 岩本桂一)は、ISO26262への準拠が必要な車載用アプリケーション向けに、高度な安全機能を提供する磁気ロータリー位置センサの新ファミリーを発表しました。
amsが発表した高集積システムオンチップの全磁気ロータリー位置センサには、ホール磁気センシングエレメント、アナログフロントエンドおよび、正確かつ精細な角度測定を実現するデジタルシグナルプロセシングが搭載されています。新しい60シリーズのセンサ(デジタルPWM出力のAS5161およびAS5261、アナログ電圧出力のAS5162およびAS5262)は、自動車メーカーのセーフティ・クリティカル・アプリケーション向けに、ISO26262に準拠したクラス最高の車載用保護機能を持つ製品を提供することができます。
自動車機能の安全性を厳格に定めたISO26262基準では、自動車メーカーがハイレベルな信頼性を達成することはもとより、部品およびシステムの故障モードの影響を分析すること、また予測可能な故障が起きた場合の機能的安全性を保証する措置を講ずることを求めています。
60シリーズのセンサは、非常に高い信頼性と、直接的/間接的に危険な障害の影響を総合的に分析することによって、またごく低い故障率(FIT)を達成することによって、ISO26262への準拠を可能にします。完全に重なったデュアル・スタック・ダイ(シングルパッケージ)バージョンのAS5261およびAS5262は、最高ASIL D安全グレードを満たす必要があるアプリケーションに使用可能です。
amsはまた、この次世代車両位置センサで、自己診断性能の改善を実現しました。例えば、当社のセンサでは、競合製品にはできない入力電圧不良の検出や、プルダウン抵抗におけるGND断線検出を高温条件下においても可能にしています。
さらに、この次世代センサは、数々の省電力機能を実装し、最先端の効率性を実現しています。競合するデバイスの供給電流が15mAを超えるのに対して、60シリーズのデバイスは10mAと低くなっています。
60シリーズのセンサは、アクセルペダル、ブレーキペダル、シャシーのライドハイトモニタ、HVACバルブ位置センサ、ハンドルなど、さまざまな車載アプリケーションで角変位を識別するために使用されることを想定して、開発されています。
本デバイスは、トランスミッション(2WD/4WDスイッチ、ギアシフトアクチュエータ)およびスロットル(EGR、タンブルフラップ、スロットルポジション、ターボチャージャ)アプリケーションでの使用にも最適です。
競合する磁気センサとは違い、amsの60シリーズセンサは、外部部品の最小化を実現し、低コストのフェライト磁石との使用に対応しています。また、本センサは、amsが独自開発した差動入力テクノロジーが浮遊磁場からの影響を排除するため、外部磁気シールドを必要としません。amsのこれらのデバイスは、磁石の軸ずれやユニット間のエアギャップのばらつきにも耐性を発揮します。したがって、60シリーズのデバイスは、自動車メーカーにおけるBOMコストや組立コストの低減に寄与できます。
60シリーズの精密なセンサは、16,384ppr(ポイント/1回転)の分解能で測定します。積分非直線性(INL)は動作温度範囲内(-40°C~150°C)で最大1.4°です。
4つのデバイスはすべて、伝搬遅延が少なく、磁気入力から角度計算されチップから出力されるまでの遅延は300μ秒です。つまり、ローターが高速で動作している場合でも、正確な位置測定を提供できます。
ams、車載事業部担当副社長兼ジェネラル・マネージャ、ベルント・ゲスナーのコメント:
「自動車メーカーは、信頼性に優れ、ブレーキペダルやアクセルペダルなどの重要なシステムへの適用に値するハイテク位置センサを求めています。amsは新しい60シリーズセンサで、デバイスに必要な、頑丈で安全な測定性能を業界に提供します」
価格および出荷時期
AS5161およびAS5162磁気位置センサは、小型のSOIC8パッケージで出荷されます。スタックダイス(2段重ね)のAS5261およびAS5262は、MLF16パッケージで出荷されます。どのデバイスも現在、サンプル出荷中です。AS5161およびAS5162、60シリーズ位置センサの評価パッケージの販売価格については、当社の販売代理店までお問い合わせください。
テクニカルサポート
デバイスに関するさらに詳しい情報や、サンプル請求については、こちらのサイトをご覧ください。
www.ams.com/eng/Products/Magnetic-Position-Sensors/Magnetic-Rotary-Position-Sensors.
本件に関するお問い合わせ先
ams広報担当:鳥羽
Tel: 03-5269-1038
Email:ams@jspin.co.jp
amsが発表した高集積システムオンチップの全磁気ロータリー位置センサには、ホール磁気センシングエレメント、アナログフロントエンドおよび、正確かつ精細な角度測定を実現するデジタルシグナルプロセシングが搭載されています。新しい60シリーズのセンサ(デジタルPWM出力のAS5161およびAS5261、アナログ電圧出力のAS5162およびAS5262)は、自動車メーカーのセーフティ・クリティカル・アプリケーション向けに、ISO26262に準拠したクラス最高の車載用保護機能を持つ製品を提供することができます。
自動車機能の安全性を厳格に定めたISO26262基準では、自動車メーカーがハイレベルな信頼性を達成することはもとより、部品およびシステムの故障モードの影響を分析すること、また予測可能な故障が起きた場合の機能的安全性を保証する措置を講ずることを求めています。
60シリーズのセンサは、非常に高い信頼性と、直接的/間接的に危険な障害の影響を総合的に分析することによって、またごく低い故障率(FIT)を達成することによって、ISO26262への準拠を可能にします。完全に重なったデュアル・スタック・ダイ(シングルパッケージ)バージョンのAS5261およびAS5262は、最高ASIL D安全グレードを満たす必要があるアプリケーションに使用可能です。
amsはまた、この次世代車両位置センサで、自己診断性能の改善を実現しました。例えば、当社のセンサでは、競合製品にはできない入力電圧不良の検出や、プルダウン抵抗におけるGND断線検出を高温条件下においても可能にしています。
さらに、この次世代センサは、数々の省電力機能を実装し、最先端の効率性を実現しています。競合するデバイスの供給電流が15mAを超えるのに対して、60シリーズのデバイスは10mAと低くなっています。
60シリーズのセンサは、アクセルペダル、ブレーキペダル、シャシーのライドハイトモニタ、HVACバルブ位置センサ、ハンドルなど、さまざまな車載アプリケーションで角変位を識別するために使用されることを想定して、開発されています。
本デバイスは、トランスミッション(2WD/4WDスイッチ、ギアシフトアクチュエータ)およびスロットル(EGR、タンブルフラップ、スロットルポジション、ターボチャージャ)アプリケーションでの使用にも最適です。
競合する磁気センサとは違い、amsの60シリーズセンサは、外部部品の最小化を実現し、低コストのフェライト磁石との使用に対応しています。また、本センサは、amsが独自開発した差動入力テクノロジーが浮遊磁場からの影響を排除するため、外部磁気シールドを必要としません。amsのこれらのデバイスは、磁石の軸ずれやユニット間のエアギャップのばらつきにも耐性を発揮します。したがって、60シリーズのデバイスは、自動車メーカーにおけるBOMコストや組立コストの低減に寄与できます。
60シリーズの精密なセンサは、16,384ppr(ポイント/1回転)の分解能で測定します。積分非直線性(INL)は動作温度範囲内(-40°C~150°C)で最大1.4°です。
4つのデバイスはすべて、伝搬遅延が少なく、磁気入力から角度計算されチップから出力されるまでの遅延は300μ秒です。つまり、ローターが高速で動作している場合でも、正確な位置測定を提供できます。
ams、車載事業部担当副社長兼ジェネラル・マネージャ、ベルント・ゲスナーのコメント:
「自動車メーカーは、信頼性に優れ、ブレーキペダルやアクセルペダルなどの重要なシステムへの適用に値するハイテク位置センサを求めています。amsは新しい60シリーズセンサで、デバイスに必要な、頑丈で安全な測定性能を業界に提供します」
価格および出荷時期
AS5161およびAS5162磁気位置センサは、小型のSOIC8パッケージで出荷されます。スタックダイス(2段重ね)のAS5261およびAS5262は、MLF16パッケージで出荷されます。どのデバイスも現在、サンプル出荷中です。AS5161およびAS5162、60シリーズ位置センサの評価パッケージの販売価格については、当社の販売代理店までお問い合わせください。
テクニカルサポート
デバイスに関するさらに詳しい情報や、サンプル請求については、こちらのサイトをご覧ください。
www.ams.com/eng/Products/Magnetic-Position-Sensors/Magnetic-Rotary-Position-Sensors.
本件に関するお問い合わせ先
ams広報担当:鳥羽
Tel: 03-5269-1038
Email:ams@jspin.co.jp