2012年11月12日 16:00

CSR、ハイエンド・コンパクトカメラ、ミラーレスおよびデジタル一眼レフカメラ向けにさらに進化した新しいプロセッサ「COACH16TM」を発表

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デジタルスチルカメラの枠を超えたシステムオンチップ画像テクノロジを牽引

CSR plc(英国ケンブリッジ、ロンドン証券取引所 略号:CSR.L、以下、「CSR」)は、本日、新たなフラッグシップ・デジタルカメラプロセッサ「COACH16TM」を発表しました。COACH16TMは、デジタル一眼レフ(DSLR)カメラやミラーレス一眼(MILC)カメラ、ハイエンド・デジタルスチールカメラを含む、現在市場で流通している高性能静止画および動画用ポータブルデバイスの最先端機能をサポートします。また、COACH16が実現する高い性能は、スポーツカメラやセキュリティカメラ、モバイルドライブレコーダなどを含めたビデオカメラや、その他のモバイルビデオアプリケーションを完璧なものとします。

CSRは、デジタルカメラのシステムオンチップ(SoC)ソリューションのグローバルリーダです。COACH16の市場投入は、カメラおよび画像デバイスというもっとも新しく、もっとも成長著しい分野においてもCSRのリーダーシップを示すものです。さらに、COACH16は、モバイル画像デバイスにおいて需要の高まりが顕著な位置情報およびワイヤレス・コネクティビティなどのテクノロジの実装に対応できるよう、あらかじめ構成されています。たとえば、COACH16は、CSRの高性能GNSSロケーションエンジンであるSiRFstarVTMと組み合わさることで、写真へのジオタギングやデータロギングをサポートします。これにより、ユーザは、画像やビデオクリップの撮影場所を特定できます。さらに、COACH16は、同じくCSRのシングルチップIEEE 802.11b/g/nソリューションであるUniFi(R) CSR6030TMにより、Wi-Fi(R)およびWi-Fi DirectTMのサポートを予め統合しています。このサポートにより、COACH16ベースのカメラは、プリンタ、テレビ、パソコン、タブレット、スマートフォン、インターネットなどとのWi-Fiコネクティビティを担保しているため、画像のアップロードやシェア、自動バックアップ、ライブ映像のストリーミング、リモートコントロールを可能にします。
写真を撮る人なら誰でも、画像品質はもっとも優先したいものです。さらに、特にデジタル一眼レフやミラーレフ一眼カメラのユーザはさらにこれを重要視します。デジタルカメラプロセッサにおいて、画質を向上させるために画像内の「ノイズ」を取りのぞくこと(特に低光量で撮影した画像でのノイズの除去)は、最大の難関の1つです。CSRの画像プロセシングエンジンは、最高レベルのノイズリダクションの実現、優れた色再現、センサおよびレンズアーティファクツ補正性能、画像エンハンスメントエンジンなどを特長とし、業界最高品位のエンジンとして広く知られています。COACH16プロセッサは、もっとも新しくもっともパワフルなカメラシステムを実現することで、写真家が到達できる限界をさらに広げます。

新しいCOACH16の機能が写真に創造性を解き放つ:
COACH16は、CSRの最新画像プロセシングエンジンのパワー、あらゆるレベルにおいて素晴らしい性能、新たに改善された数々の機能を提供します。

CSR、ビジネスグループSVP、アンソニー・マレー談
「モバイルの画像アプリケーションやデバイスにおけるパワフルな新機能への需要が加速的に拡大する状況にあって、デジタルカメラプロセッサCOACH16は、CSRがこの分野で継続的にリーダーシップを発揮し続けてきた証となる製品です。COACH16が実現する性能と機能は、デバイスやアプリケーションの開発企業が製品の幅を大きく広げることを可能にすると共に、製品用途におけるユーザの新しい想像力を掻き立てるでしょう」

フルHDをサポート:
フルHDとも呼ばれる1080p60のビデオは、1080i60(インターレース)ビデオの倍の性能で60フレーム/秒を実現します。またCOACH16は、mp4、AVCHDTM、AVCHD 2.0、iFrame、その他の一般的なビデオフォーマットをサポートしています。新世代の時間フィルタエンジンを搭載しているため、低光量でも優れたパフォーマンスを発揮し、またフルHDで録画中も2つめのビデオストリームをサポートします。

高解像度エレクトロニックビューファインダをサポート:
ミラーレス一眼カメラの初期モデルにおけるエレクトロニックビューファインダでは、低解像度、高遅延での画像表示が一般的で、本格的な写真家にとって大きな課題でした。COACH16には、エレクトロニックビューファインダ専用のハードウェアを備えているだけでなく、ビデオフレームレートがもっとも高い場合でも、高解像度、低遅延性での画像表示を可能にします。

エンドレスなサステインド・バースト:
COACH16プロセッサは、高いスループット性能により、非常に速いクリックトゥクリック性能を提供します。同プロセッサは、最小限のタイムラグで真の意味でのエンドレスなサステインド・バースト写真撮影を可能にします。これにより、ユーザは、プロセッサが追いつくのを待たずにすみます。COACH16は、非常に高解像度のカメラでも、高いフレームレートでエンドレスな「バースト」を維持できるように設計されています。

スーパー解像度ビデオテクノロジ:
COACH16は、新しいスーパー解像度ビデオテクノロジを採用し、よりシャープで写実的なビデオ画像の生成を実現します。COACH16は、センサから得られたフルサイズの画像を処理して、極めて精巧なRGBスケーラを使ってビデオ解像度をダウンスケールすることで、これを可能にします。COACH16は、デジタルスチルカメラで撮ったビデオを最高品位のビデオカメラで撮影したかのような高品質な映像に生成します。

マルチフレーム・ノイズリダクション:
低光量の状態で撮影されたデジタル画像には、データストリーム中にかなりのランダムデジタルノイズが混ざりがちです。CSRのデジタルカメラ処理テクノロジは、このノイズを取りのぞく能力で、業界から長く評価されてきました。COACH16では、新しいマルチフレーム・ノイズリダクション(MFNR)テクノロジにおけるノイズリダクション機能を次なるステージへと進化させました。COACH16では、低光量で写真を撮った際に、MFNRテクノロジが一瞬で複数の画像をキャプチャし、特殊なハードウェア加速アルゴリズムを使ってそれぞれの一番よいところを寄せ集め、ノイズが最小限になるように1つの画像にします。COACH16は、これをハードウェアで行うため、ソフトウェアソリューションより高速に処理を実行します。その結果、ユーザは、あっという間により正確で良質な低光量写真の撮影が可能です。

スマートフラッシュ:
フラッシュ撮影の際、前景では対象がウォッシュアウトしてしまい、背景では露出不足になることがあります。スマートフラッシュは、フラッシュ有/無で、すばやく連続して2枚の写真を撮り、それをハードウェアベースのアルゴリズムを使って合成します。スマートフラッシュはハードウェア加速なので、正確な位置合わせや動きの補正を含め、画像の処理と合成をほとんどタイムラグなしに実行します。

ネイティブでUSB3.0をサポート:
カメラの画像サイズが大きくなり、多くのユーザがHDビデオをデジタルスチルカメラで撮影するようになる中、ストレージ容量の需要は、数ギガバイト単位で増えています。これらの画像を、USB2.0を使用して、カメラから他のストレージデバイスやディスプレイデバイスに移すことは、転送スピードに限界があるため理想的ではありません。COACH16は、USB2.0よりも転送スピードが10倍も速いUSB3.0をネイティブでサポートしています。


シーエスアール株式会社
深田 学
E-mail:prjp@csr.com


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  • IT、通信、コンピュータ技術

会社概要

商号
CSR株式会社(シーエスアールカブシキカイシャ)
業種
製造・メーカー(電気・電子)
上場先
未上場

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