2011年度のパティスリー市場は、2.0％減の7,722億円となった。全国的にブームとなっている有名ブランドのバームクーヘンやラスク、ロールケーキの好調は見られるものの、景気の低迷を背景に、高級志向の百貨店チャネルが低迷していることに加え、震災の影響により消費意欲が減退したこと等により市場全体ではダウン推移となった。
こうした状況の中で、百貨店をメインチャネルとするパティスリー各社は、駅ナカ・駅商業施設や空港等の新規チャネルへの出店を強化する傾向が強まっている。また、従来とは異なるコンセプトの新ブランドを立ち上げて、若年層や男性等、百貨店とは異なる顧客層の獲得に努める企業も見られる。さらに、商品開発面では “お土産需要”に対応した商品開発も積極的に進められている。
上記のような取り組み等により、2012年度は、引き続き百貨店店舗の伸び悩み傾向が続いているものの、新規チャネルの伸長や、震災による自粛ムードの解消からプラス推移となる見通し。
当該資料においては、パティスリーの市場を種類別・地区別に把握。合わせて、パティスリーの原材料マーケットを分析している。また、全国125社のパティスリー企業の売上実績、店舗展開状況、さらには原材料仕入れ先等も明らかにしており、原材料メーカーの販路拡大のためのデータとして提案する。
【TPC市場調査レポート】
「2012年 全国パティスリー要覧」
-駅ナカ等の新規チャネルが活性化するパティスリー市場！原材料マーケットも分析-
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資料体裁：Ａ４判 頁
発刊日：2012年10月10日
頒価：87,000円+税
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