タブレットユーザーのPC向けサイト閲覧に関する調査
~ タブレット上ならではの新しいルール ~
株式会社アイ・エム・ジェイ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:櫻井徹)は、タブレットユーザーが
PC向けのWebサイトを閲覧する上で、どのように感じ行動するかを調査した「タブレットユーザーのPC
向けサイト閲覧に関する調査」を実施いたしました。
調査期間は2012年7月9日~7月10日、有効回答数は419名となりました。
調査結果の概要
iPadに代表されるタブレット端末が徐々に広がりを見せ、保有率が10%に迫ろうとしているものの
(※総務省「平成23年通信利用動向調査」より)、現在でも多くのサイトがタブレットユーザーに対応
を取らずPC向けに作られたWebサイトをそのまま表示しています。
今回の調査では、タブレットユーザーがPC向けのWebサイトを閲覧する上で、どのように感じ行動
するかについて調査を行いました。
調査の結果、多くのユーザーのストレスとしては「タブレット端末での入力」や「キーボード操作」が高
いスコアとなったものの、現状を仕方なく受け入れている一方で「画像表示が遅い」といったストレス
に対しては40%以上のユーザーが「サイトの閲覧を中断した、諦めた」という行動を選択することも
分かりました。
他にも、指定した特定のサイトにアクセスし評価してもらった結果、適度な余白、充分なクリックエリア
のサイズがあるリンクが好まれ、テキストリンクが密集しているサイトは評価が低くなる結果が出ました。
また、AndroidタブレットとiPadで比較したところ、「拡大しなくても本文が読めた」「本文の読みやす
さ」「ピンチイン・ピンチアウトをしたくなった」などの印象を持つユーザーは、iPadがAndroidを上回
る場合が多く、同じPCサイトでもデバイスやOSが変わることで、受け取る印象が変わることが分か
りました。
調査のトピック
・ 70%以上のユーザーが端末の向きを変えながらwebサイトを閲覧している
・ 横向きより縦向きのほうが文字や画像が見にくくなる。 「横向き利用」、「主に
横向き利用」のユーザーを足すと50%以上になる
・ 60%のユーザーが文字入力の際の英字・数字の切り替えがわずらわしいと感じる
・ 画像表示の遅さにストレスを感じると、40%強のユーザーがサイトの閲覧を中断する
・ 適度に大きい画像リンクが好まれ、テキストリンク群はタップしにくいと感じる
・ AndroidタブレットではiPadに比べWebサイトをやや使いにくいと感じる
調査結果の見解/考察
1. 端末の向きによりテキストの読みやすさが変わる
縦向きでPCサイトを表示すると、テキストが読みにいと感じるユーザーが多くいることが
分かりました。PCサイトを閲覧する際、多くのユーザーは、縦向きで閲覧するか横向き
で閲覧するか定めていないため縦向きと横向きの両方のスタイルでテキストの読みや
すさを確認する必要があります。
また半分以上のユーザーは横向きで見ることの方が多いため、ファーストルック(最初
に開いた画面で表示される範囲)はPCよりもかなり狭い範囲となっています。
2. 画像表示のストレスは高確率でサイトを離脱する
画像表示にストレスを感じるとサイトの閲覧を中断するユーザーが多くなる傾向にあり
ます。PCに比べ、回線が不安定でスペックも劣るタブレットの場合、静的なPCサイトで
も表示に時間かかる場合もあり、その結果、コンテンツを閲覧する前に離脱してしまうと
推察できます。思わぬ原因でユーザーを逃さないためにも、タブレット端末で表示速度
を定期的に確認する必要があります。
3. Androidタブレットでの表示確認を推奨
同じPCサイトを閲覧した際、iPadよりAndroidタブレットの方が「ピンチイン・ピンチア
ウトをしたくなった」という回答が、平均6pt上回る結果となりました。小さい端末がある
ことやタップの誤操作が起きやすいことが要因になっていると推察できます。
4. タップ領域、余白のルールはスマートフォンと同様に配慮が必要
スマートフォン向けサイトのように画像リンクや上下の余白が大きいリンクが好まれ、
テキストリンク群、タップエリアが極端に狭いリンクは好まれないことが分かりました。
これらは、タッチパネル特有の現象だと考えられ、PCサイトをタブレットユーザーに表
示する場合、タップ可能エリアや周囲の余白を確保する等PCサイトにもスマートフォ
ン向けサイトと同様のタッチパネル特有の配慮が必要だと言えます。
※詳細は、以下の資料をご参照下さい。
http://www.imjp.co.jp/company/press/release/20120911-001354.html
株式会社アイ・エム・ジェイについて (http://www.imjp.co.jp/)
株式会社アイ・エム・ジェイは、インターネット領域に軸足をおき、Web及びモバイルインテグレーション事業における豊富な知見・実績を強みに、TVやスマートフォンを含むマルチデバイス対応、更には戦略策定・集客・分析(Webデータ解析・効果検証等)まで様々なソリューションをワンストップで提供することで、顧客のデジタルマーケティング活動におけるROI(投資対効果)最適化を実現いたします。
本件に関するお問い合わせ先
<調査に関するお問合せ先>
株式会社 アイ・エム・ジェイ R&D室 マルチデバイスLab.
TEL:03-6415-4257 E-mail:rd_info@imjp.co.jp
<報道機関からのお問合せ先>
株式会社アイ・エム・ジェイ ブランド・コミュニケーション室 広報グループ
TEL:03-6415-4257 E-mail:irpr@imjp.co.jp
~ タブレット上ならではの新しいルール ~
株式会社アイ・エム・ジェイ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:櫻井徹)は、タブレットユーザーが
PC向けのWebサイトを閲覧する上で、どのように感じ行動するかを調査した「タブレットユーザーのPC
向けサイト閲覧に関する調査」を実施いたしました。
調査期間は2012年7月9日~7月10日、有効回答数は419名となりました。
調査結果の概要
iPadに代表されるタブレット端末が徐々に広がりを見せ、保有率が10%に迫ろうとしているものの
(※総務省「平成23年通信利用動向調査」より)、現在でも多くのサイトがタブレットユーザーに対応
を取らずPC向けに作られたWebサイトをそのまま表示しています。
今回の調査では、タブレットユーザーがPC向けのWebサイトを閲覧する上で、どのように感じ行動
するかについて調査を行いました。
調査の結果、多くのユーザーのストレスとしては「タブレット端末での入力」や「キーボード操作」が高
いスコアとなったものの、現状を仕方なく受け入れている一方で「画像表示が遅い」といったストレス
に対しては40%以上のユーザーが「サイトの閲覧を中断した、諦めた」という行動を選択することも
分かりました。
他にも、指定した特定のサイトにアクセスし評価してもらった結果、適度な余白、充分なクリックエリア
のサイズがあるリンクが好まれ、テキストリンクが密集しているサイトは評価が低くなる結果が出ました。
また、AndroidタブレットとiPadで比較したところ、「拡大しなくても本文が読めた」「本文の読みやす
さ」「ピンチイン・ピンチアウトをしたくなった」などの印象を持つユーザーは、iPadがAndroidを上回
る場合が多く、同じPCサイトでもデバイスやOSが変わることで、受け取る印象が変わることが分か
りました。
調査のトピック
・ 70%以上のユーザーが端末の向きを変えながらwebサイトを閲覧している
・ 横向きより縦向きのほうが文字や画像が見にくくなる。 「横向き利用」、「主に
横向き利用」のユーザーを足すと50%以上になる
・ 60%のユーザーが文字入力の際の英字・数字の切り替えがわずらわしいと感じる
・ 画像表示の遅さにストレスを感じると、40%強のユーザーがサイトの閲覧を中断する
・ 適度に大きい画像リンクが好まれ、テキストリンク群はタップしにくいと感じる
・ AndroidタブレットではiPadに比べWebサイトをやや使いにくいと感じる
調査結果の見解/考察
1. 端末の向きによりテキストの読みやすさが変わる
縦向きでPCサイトを表示すると、テキストが読みにいと感じるユーザーが多くいることが
分かりました。PCサイトを閲覧する際、多くのユーザーは、縦向きで閲覧するか横向き
で閲覧するか定めていないため縦向きと横向きの両方のスタイルでテキストの読みや
すさを確認する必要があります。
また半分以上のユーザーは横向きで見ることの方が多いため、ファーストルック(最初
に開いた画面で表示される範囲)はPCよりもかなり狭い範囲となっています。
2. 画像表示のストレスは高確率でサイトを離脱する
画像表示にストレスを感じるとサイトの閲覧を中断するユーザーが多くなる傾向にあり
ます。PCに比べ、回線が不安定でスペックも劣るタブレットの場合、静的なPCサイトで
も表示に時間かかる場合もあり、その結果、コンテンツを閲覧する前に離脱してしまうと
推察できます。思わぬ原因でユーザーを逃さないためにも、タブレット端末で表示速度
を定期的に確認する必要があります。
3. Androidタブレットでの表示確認を推奨
同じPCサイトを閲覧した際、iPadよりAndroidタブレットの方が「ピンチイン・ピンチア
ウトをしたくなった」という回答が、平均6pt上回る結果となりました。小さい端末がある
ことやタップの誤操作が起きやすいことが要因になっていると推察できます。
4. タップ領域、余白のルールはスマートフォンと同様に配慮が必要
スマートフォン向けサイトのように画像リンクや上下の余白が大きいリンクが好まれ、
テキストリンク群、タップエリアが極端に狭いリンクは好まれないことが分かりました。
これらは、タッチパネル特有の現象だと考えられ、PCサイトをタブレットユーザーに表
示する場合、タップ可能エリアや周囲の余白を確保する等PCサイトにもスマートフォ
ン向けサイトと同様のタッチパネル特有の配慮が必要だと言えます。
※詳細は、以下の資料をご参照下さい。
http://www.imjp.co.jp/company/press/release/20120911-001354.html
株式会社アイ・エム・ジェイについて (http://www.imjp.co.jp/)
株式会社アイ・エム・ジェイは、インターネット領域に軸足をおき、Web及びモバイルインテグレーション事業における豊富な知見・実績を強みに、TVやスマートフォンを含むマルチデバイス対応、更には戦略策定・集客・分析(Webデータ解析・効果検証等)まで様々なソリューションをワンストップで提供することで、顧客のデジタルマーケティング活動におけるROI(投資対効果)最適化を実現いたします。
本件に関するお問い合わせ先
<調査に関するお問合せ先>
株式会社 アイ・エム・ジェイ R&D室 マルチデバイスLab.
TEL:03-6415-4257 E-mail:rd_info@imjp.co.jp
<報道機関からのお問合せ先>
株式会社アイ・エム・ジェイ ブランド・コミュニケーション室 広報グループ
TEL:03-6415-4257 E-mail:irpr@imjp.co.jp