2012年09月10日 11:00

Facebook日本の宿「旅館」が有料化に。月額5,000円で全国の旅館とタッグを組み内容充実を図る狙い

SNS関連のコンサルティングを行うアイナパルは、2012年8月より運営を開始したFacebookページ【日本の宿「旅館」】への掲載を10月1日より有料化すると発表。現在まで全国の旅館350店舗のFacebookページを集約しシェア(配信)してきたが、これを有料化することでさらにサイトの充実を図り、観光関連事業者が取り組んでいる国内旅行振興キャンペーンをFacebook上で加速化させることが狙い。

　Facebookページ【日本の旅「旅館」】を運営するアイナパルは、現在の350旅館を100店舗に絞る理由について、旅館関係者が投稿1回につき3.5日間隔であるデータを元に、運営側が迅速にシェア（と配信）できる最大数と、サイトのファンユーザーがニュースフィードへ不快を与えない表示件数を考慮した数字であるとしている。
　
　また、10月1日からの有料化に関してアイナパルでは、旅館側が独自で広告するより安価な金額月額5,000円と定めることで、旅館側そしてユーザー側から喜ばれるサイトへの転換を図るとしている。
　
　さらに、現在Facebookを導入していない旅館からもFacebookページ【日本の宿「旅館」】への投稿を許可する方向で進めている。投稿は本来、Facebookにユーザー登録をしなければ出来ない。しかし、これを50旅館と契約を交わしアイナパルが代行し投稿を実施する。これにより、Facebookの効果を立証したいとしている。

　Facebookページ【日本の宿「旅館」】のコンセプトは、『パンフレットやガイドブックには載ってない「地域」「旅館」の風景』を配信すること。
　
　料金や空室照会から入る旅行会社運営ページと異なり、ソーシャルメディア（SNS）だからできる情報共有で日本の観光業界を盛り上げることである。他旅館のFacebookと同様に配信されることにより「情報の拡散」により、「ファン拡大」「雇用促進」などの効果があげられる。
　また、ホームページしか持たない旅館の最新情報が、Facebookから配信されることになる。すでにアイナパルでは、今週から各旅館に対し告知を行っているが、すでに3割強のシェア（配信）の申込を受けている。特にFacebookを持たない旅館からの問い合わせに追われている。

　すでにFacebookを導入している100旅館、そして、Facebookを導入していない50旅館の計150旅館が取り上げられるFacebookページ【日本の宿「旅館」】は、「旅行媒体からの脱却」を考えている旅館側の強い味方であるだろう。

＜概要＞
■サイト名：日本の宿「旅館」
■URL：https://www.facebook.com/yado.jp
■内容：全国の旅館のfacebookページの情報配信
■サイト運用開始日：2012年8月1日
■有料化開始日：2012年10月1日

＜本件に関するお問い合わせ＞
アイナパル【株式会社AinaPal地域振興会】担当：小菅（コスゲ）
TEL：03-5822-5622　FAX：03-5822-5623　E-mail：info@ainapal.com

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