2012年09月03日 15:00

先週末31日、注目のバーナンキFRB議長の講演後に急騰した「金」・プラチナ相場ですが、7日雇用統計、13日連邦市場委員会を控えたNY「金」相場について(株)メリンダ・ダイヤモンドの「金」市況分析です

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31日のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は講演で、「経済回復と労働市場の改善のため、必要に応じて追加緩和策を講じる」考えを改めて表明。当初は8月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)声明と大差ないとみられ、市場では一時的に失望感から売り圧力が強まったものの、後に発言内容が見直されて米追加緩和観測が強まり、大きく反発、約5か月ぶりの1690ドル台に到達した。プラチナも1535ドルに上昇した

31日注目のバーナンキFRB議長の講演がジャクソンホールで行われ、

発表直後のNY「金」相場は金融緩和(QE3)を示唆する具体的な文言がない変わり映えのしないものと

10ドルほど急落したが、文面の内容から滲み出る内容に商品市況全般に急騰し、

「金」プラチナとも30ドルを超える急騰を見せた。

「必要ならば追加的な緩和措置をとる」・・・

前回の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明と同じ文言の締めくくりが物語るように、

講演内容はFRBの公式会見に沿ったもので、

突出した意見の表明や予断を与えることを避ける「安全運転」が目立ったが、

議長は講演で、米景気の現状を「明らかに満足のいく状態からかけ離れている」と説明。

特に停滞する雇用環境を「ゆゆしき懸念」と、

強い言葉で警戒した。そのうえで、

景気回復ペースが遅い原因は

「金融危機により米経済の長期的構造が損なわれたからではない」と説明。

金融政策が景気を刺激できるとし、追加緩和をためらわない姿勢を示した。

議長講演を終え、FRBが金融緩和(QE3)に早い段階で踏み切るとの見方が目立ち始めた、

株式・商品・原油もリスクオンの買い一色から高騰し、

「金」は1644ドルから1694ドルへ、1691ドル(前日比36ドル高)の高値引けとなり、

先週の高値1674ドルも大きく突破し、8月は4.5%上昇し、

3カ月連続の月足陽線となり3月27日以来となる1700ドル台を視野に入れてきたようだ。

今後の焦点は9月7日の米8月雇用統計の内容に注視し、

FRBの9月12,13日の次回FOMCに移った。

9
月7日の米雇用統計の結果によって、


12
~13日のFOMCでの追加緩和の有無が決定することになる。


仮に、非農業部門就業者数が前月比で10
万人増を下回るような状況になると、


量的緩和第3
弾(QE3)といった踏み込んだ緩和策が導入される可能性が高まる。


一方、10
~15万人増程度であれば、


小規模な緩和策が導入されるか否かがFOMC
の焦点になろう


市場では現在「2014年終盤まで」としている超低金利政策を

継続する期間の予測を延長するとの見方が多く、既に既定路線になりつつある。

追加緩和のあるなしではなく、

「非伝統的政策」とされるQE3に踏み込むかどうかが注目の的になった。

もしQE3が現実に発動されるようになれば

「金」相場には大きな支援材料となることには違いない。

又、「金」との相関関係で注目されるCRB商品指数は3.08上昇の309.59と「金」との比価、

倍率は5.462倍で「金」の過熱感はなく平均的な倍率となっており過熱感はない。

一方週末発表のシカゴISM(サプライ管理協会)の8月のシカゴ地域の

景況指数(シカゴPMI)が53.0と前月から低下し、市場予想(ロイター調べ)を下回った。

一方で、8月のミシガン大学消費者景況感指数(確定値)は74.3と暫定値を上回ったほか、

米商務省が発表した7月の製造業受注も前月比2.8%増と市場予想(同)の1.9%増を上回り、

FRBが追加緩和を見送る可能性もあるとの見方もある一方市場関係者の間では、

FRBは来週の雇用統計の結果をみて、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で

量的緩和を導入するかの判断するとの見方も浮上している。

週明け(3日)の東京工業品夜間取引は「金」が4253円(31日17時比76円高)、

プラチナは3910円(同比101円高)とNY高と「金」先物の上昇を眺め、

売り方の手仕舞いが膨らみ、

78円23銭に円高・ドル安になったにも関わらず大きく上昇し始まっている。

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(株)メリンダ・ダイヤモンド会社概要

会社名 株式会社メリンダダイヤモンド

設立1988.7.15

代表者小野寺 靖

資本金9,000万円

本社住所〒110-0005 東京都台東区上野5-22-4リューツウ本店ビル2F

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会社の目的 宝石、貴金属及びその製品に関する製造、販売及び輸出入業

免許情報東京都公安委員会/第306600607583号 古物商許可証

メリンダ・ダイヤモンドの歴史

1973年宝石卸売業を創業

1978年香港現地法人設立。海外仕入の担当社員を常駐

1979年アメリカ New Yorkに Melinda Diamonds Inc を設立、

大粒ダイヤモンドの仕入を開始

DOC会員: ニューヨーク・ダイヤモンドディーラーズクラブの会員になり、

日本人としてユダヤ社会の仲間入りをする

1986年マンハッタンのダイヤモンド街、13W46THにNY自社ビルを置く

同年、イスラエル現地法人としてMelinda Israelをテルアビブに設立、

ファンシー、及び小粒ダイヤモンドの仕入れを開始

1988年 台東区東上野1-11-10に東上野店を設置

2004年 御徒町駅南口前に移転

社長のブログ http://wind.ap.teacup.com/uminoko/

小野寺靖著「プロが伝授するダイヤモンドの賢い売り方・買い方】を

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商号
株式会社メリンダ・ダイヤモンド(カブシキガイシャメリンダ・ダイヤモンド)
代表者
小野寺靖(オノデラヤスシ)
所在地
〒110-0005
東京都台東区上野5-22-4 リューツウビル二階
TEL
03-3836-2635
業種
小売・流通
上場先
未上場
従業員数
10名未満
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