日販 絵本アプリ『まり』 サイン本入り原作本プレゼントキャンペーン

日本出版販売株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：古屋文明、以下日販）は、人気絵本アプリ『まり』の体験イベントを5月29日に開催いたしました。イベント参加者にはiPadを実際に触ってアプリを楽しんでいただくだけでなく、紙の絵本の原作者である谷川俊太郎さん、広瀬弦さんに加え、アプリ版のナレーションと音を担当いただいた原田郁子さんにもご参加いただき、紙からデジタルまで広く絵本についてお話を伺いました。イベント開催の記念として、ご登壇いただいた3名の皆さんのサインが入った原作絵本を抽選で3名の方にプレゼントいたします。

●キャンペーン概要
開催期間：2012年6月25日（月）～2012年7月15日（日）17:00まで
応募方法：弊社絵本アプリレーベルtoccoのFacebookページから「いいね！」を押してご参加下さい。
https://present.crocos.jp/17400
賞品　　：『まり』原作サイン本　3名様
結果発表：当選結果は当選者への連絡をもって発表に代えさせていただきます（7月20日頃予定）
※落選された方へのお知らせは致しませんのでご了承ください。

『まり』アプリ：
http://itunes.apple.com/us/app/picturebook-mari-rolling-ball/id482881647?ls=1&mt=8

●体験イベント内容
＊絵本アプリ『まり』ができるまで
＊谷川俊太郎さん、広瀬弦さん、原田郁子さんトークセッション
（別紙にて内容の一部をご紹介いたします）
＊原田さん絵本読み聞かせ
＊谷川俊太郎さん、広瀬弦さんによるアプリ読み聞かせ
＊参加者アプリ体験

■本件に関するお問い合わせ
日本出版販売株式会社　デジタルコンテンツチーム　担当：常盤・正道寺
東京都千代田区神田駿河台4-3　新お茶の水ビルディング2階
TEL：03-3233-4811（直通）　　FAX：03-5281-4780
e-mail：ebook@nippan.co.jp　　　facebook：http://www.facebook.com/toccoEhon

●谷川俊太郎さん、広瀬弦さん、原田郁子さんトークセッション
司会：上手に読み聞かせをするにはどうしたらいいかというご質問もありました。読み聞かせの際に気にされている事はありますか？
（谷川さん）：子どもとスキンシップを取りながら、お母さんが物語に熱中しながら読むのが一番いいですね。読んで与えるという姿勢は良くないと思います。
同じ目線で子どもを膝の上に乗せて読むのがいいですよね。できるならば物語を暗記してしまって創作しつつ読むのが楽しいですよね。
司会：子どものうちからデジタル絵本に触れることで親子のコミュケーションが減ってしまうのではないかというご質問を会場のお客様からいただいているのですが、いかがですか？
（広瀬さん）：分からないですが、これから対策を考える位でいいのかもしれないですね。
（谷川さん）：そんなに区別しなくてもいいんじゃないですか？紙の絵本はなくならないでしょうし、デジタル絵本はまだ未発達な状態ですよね。デジタル絵本の可能性はどんどん広がっていって、特に教育分野で可能性がありそうですよね。
（原田さん）：一緒に遊べたらいいんじゃないかな。音楽業界でもデジタル化が進みCDが売れないとよく言われますが、変わっていくこと自体は止められない。今までにはなかった表現方法がもっとこれから生まれてくると思うので、あとは受け取る側がどう使って、なにを感じるか、ですよね。
司会：アプリ版のBGMの音はどう作られたんですか？
（原田さん）：最初はナレーションと「まり」のテーマ曲を作るというオーダーだったんですけれど、いざ始めてみたら、いわゆる「曲」はいらないなと思いました。言葉を読むだけで充分「音」だと思ったし、これはひとりで行く「まり」の冒険だから、「はじまり」も「おわり」も「メロディ」も「起伏」も音楽で説明しなくていいなと思ったんです。リズムはお茶碗を叩いてつくりました。お皿やグラスの触れる音って、誰もが耳なじみのある音ですよね。
司会：デジタル版の「まり」を制作するにあたって、広瀬さんには仕様も含めて考えていただきましたが、こだわった点はありますか？
（広瀬さん）：色の見え方は紙と違うので、そこをこだわりましたね。それと、あたらしい3種類の「まり」については物の質感と合うような表情にしました。