『ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂』
マーギー・プロイス著
金原瑞人=訳
集英社刊
6月26日(火)発売
定価1,890円(税込)
四六判ハードカバー 320ページ
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-773477-5&mode=1
http://www.shueisha.co.jp
著者 マーギー・プロイス(Margi Preus)
児童文学家、劇作家。
初めての小説『ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂』がニューベリー賞オナーをはじめ、数々の児童文学賞を受賞。『CELEBRITREES:HISTORIC AND FAMOUS TREES OF THE WORLD』、
『THE PEACE BELL』などの絵本を手がける一方、Colder by the Lake Comedy Theatreのディレクターを務める。
趣味はスキー、ハイキング、カヌー、読書。
訳者 金原瑞人(かねはら・みずひと)
翻訳家、法政大学社会学部教授。
『ユゴーの不思議な発明』(アスペクト文庫)、『バーティミアス』シリーズ(理論社)、
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シリーズ(ほるぷ出版)、
『刑務所図書館の人びと ハーボードを出て司書になった男の日記』(柏書房)など、訳書、著編書多数。
マーギー・プロイス著
金原瑞人=訳
集英社刊
6月26日(火)発売
定価1,890円(税込)
四六判ハードカバー 320ページ
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-773477-5&mode=1
http://www.shueisha.co.jp
著者 マーギー・プロイス(Margi Preus)
児童文学家、劇作家。
初めての小説『ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂』がニューベリー賞オナーをはじめ、数々の児童文学賞を受賞。『CELEBRITREES:HISTORIC AND FAMOUS TREES OF THE WORLD』、
『THE PEACE BELL』などの絵本を手がける一方、Colder by the Lake Comedy Theatreのディレクターを務める。
趣味はスキー、ハイキング、カヌー、読書。
訳者 金原瑞人(かねはら・みずひと)
翻訳家、法政大学社会学部教授。
『ユゴーの不思議な発明』(アスペクト文庫)、『バーティミアス』シリーズ(理論社)、
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シリーズ(ほるぷ出版)、
『刑務所図書館の人びと ハーボードを出て司書になった男の日記』(柏書房)など、訳書、著編書多数。
「逆境にうちのめされる人がいる一方で、
逆にそれをバネに成長する人がいるのは、なぜだろう……?」
著者マーギー・プロイスさんは、この本を書き進むにつれて、
日頃から不思議に思っていたこの疑問を度々思い起こしたそうです。
ジョン万次郎はまさに逆境をバネにするタイプ。
そんな万次郎に惹かれて、この小説は生まれました。
【著者/マーギー・プロイスさんからのメッセージ】
「日本ではたくさんの友人に出会えました。
日本の豊かな歴史、美しさ、美味しい食べもの……でも、なにより、人が素敵でした。
みんな優しくて寛大で。
『ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂』を書きはじめたころは、万次郎の性格が特異だと思っていました。
でも、たくさんの日本の人に会ううちに、彼が特別ではない気がしてきたのです。
万次郎の精神性、温かさ、勇気、そして逆境から立ち直る力は、私が出会った日本の人たちみんなにある。
万次郎のことを知り、彼の物語を書く機会に恵まれたことを感謝します。アリガトウゴザイマス」
【訳者/金原瑞人さんのメッセージ】
――「世界! すごい! 広い!」 こんな万次郎の目でもう一度、「世界」をながめてほしい。
「世界」は常に驚きと発見に満ちているのだから――(本書のオビより)
「大学で教えていてひしひしと感じるのは、いまの日本の若者があまり外に目を向けなくなったということだ。
本は翻訳書より国内作家のもの、音楽は洋楽より邦楽、映画も洋画より邦画が圧倒的に人気がある。
そして戦後、着実に増え続けてきた留学生の数が激減してしまった。
文化省も、これではまずいと、学生を海外に送り出す方策を考えてはいるものの、まだあまり効果はない。
現代の若者が内向きになってきたのにはいくつかの原因があるが、やはり外に向いた目はいつの時代にも必要だし、社会の大きな活力源にもなる。そしてなにより、自分自身が大きく成長するきっかけを与えてくれる。
この本は、ぜひ現代の若者に読んでほしい」(集英社刊『青春と読書』7月号より)
逆にそれをバネに成長する人がいるのは、なぜだろう……?」
著者マーギー・プロイスさんは、この本を書き進むにつれて、
日頃から不思議に思っていたこの疑問を度々思い起こしたそうです。
ジョン万次郎はまさに逆境をバネにするタイプ。
そんな万次郎に惹かれて、この小説は生まれました。
【著者/マーギー・プロイスさんからのメッセージ】
「日本ではたくさんの友人に出会えました。
日本の豊かな歴史、美しさ、美味しい食べもの……でも、なにより、人が素敵でした。
みんな優しくて寛大で。
『ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂』を書きはじめたころは、万次郎の性格が特異だと思っていました。
でも、たくさんの日本の人に会ううちに、彼が特別ではない気がしてきたのです。
万次郎の精神性、温かさ、勇気、そして逆境から立ち直る力は、私が出会った日本の人たちみんなにある。
万次郎のことを知り、彼の物語を書く機会に恵まれたことを感謝します。アリガトウゴザイマス」
【訳者/金原瑞人さんのメッセージ】
――「世界! すごい! 広い!」 こんな万次郎の目でもう一度、「世界」をながめてほしい。
「世界」は常に驚きと発見に満ちているのだから――(本書のオビより)
「大学で教えていてひしひしと感じるのは、いまの日本の若者があまり外に目を向けなくなったということだ。
本は翻訳書より国内作家のもの、音楽は洋楽より邦楽、映画も洋画より邦画が圧倒的に人気がある。
そして戦後、着実に増え続けてきた留学生の数が激減してしまった。
文化省も、これではまずいと、学生を海外に送り出す方策を考えてはいるものの、まだあまり効果はない。
現代の若者が内向きになってきたのにはいくつかの原因があるが、やはり外に向いた目はいつの時代にも必要だし、社会の大きな活力源にもなる。そしてなにより、自分自身が大きく成長するきっかけを与えてくれる。
この本は、ぜひ現代の若者に読んでほしい」(集英社刊『青春と読書』7月号より)
14歳のとき、漁師仲間4人と遭難したジョン万次郎(中浜万次郎)。
無人島の鳥島に流れ着き、過酷なサバイバルを強いられます。
そんななか、島に2つの墓を見つけ、それはやがて自分たちのたどる運命なのだと仲間が嘆きました。
でも、万次郎は言います。
「墓を作ったのは誰なのでしょう?
……たぶん、生き残った人は助かったんじゃありませんか!」
通りかかった捕鯨船に助けられた万次郎たち。
捕鯨船の船長は、聡明で好奇心旺盛な万次郎をとても気に入り「ジョン・マン」という名前をあたえ、
万次郎をアメリカに連れて帰ります(日本は鎖国時代。帰国することは難しかったのです)。
そこから“アメリカ東部初の日本人”としての万次郎の暮らしが始まりました。
いじめ、偏見、慣れない異国の文化。万次郎はひとつひとつを乗り越えていきます。
一生懸命勉強をします。
淡い初恋も経験しました(その恋の切なくなる行方を、ぜひ本書で読んでください)。
そして19歳になったとき、また捕鯨船に乗りこみ、そこでも大変な経験をします。
さらには仲間とカリフォルニアに金(きん)を探しに行き、そのときに貯めたお金で船を買って念願の日本へ……。
ジョン万次郎の波乱万丈の人生の、アメリカ時代に焦点を当てて語った物語。
著者は徹底的にリサーチをし、現地に残る資料や日本で取材したこともまとめて、
史実をもとにした力強く爽快な小説を書き上げました。
原作はアメリカで、差別や偏見、文化の違いを考える“教科書”として、小中学校の授業にも取り入れられ、大変な話題となりました。児童文学の名誉あるニューベリー賞オナーにも選ばれています。
万次郎の姿を通して、勇気、好奇心、忍耐、許容力、立ち直る力……といった、様々なことを考えさせられます。
そして、アメリカ東部初の日本人がこの少年でよかった、この少年と同じ日本人であることが誇らしい……そう思えてきます。
ちょっと心がへこんだときにも、勇気がもらえる一冊です。ぜひ読んでみてください!
無人島の鳥島に流れ着き、過酷なサバイバルを強いられます。
そんななか、島に2つの墓を見つけ、それはやがて自分たちのたどる運命なのだと仲間が嘆きました。
でも、万次郎は言います。
「墓を作ったのは誰なのでしょう?
……たぶん、生き残った人は助かったんじゃありませんか!」
通りかかった捕鯨船に助けられた万次郎たち。
捕鯨船の船長は、聡明で好奇心旺盛な万次郎をとても気に入り「ジョン・マン」という名前をあたえ、
万次郎をアメリカに連れて帰ります(日本は鎖国時代。帰国することは難しかったのです)。
そこから“アメリカ東部初の日本人”としての万次郎の暮らしが始まりました。
いじめ、偏見、慣れない異国の文化。万次郎はひとつひとつを乗り越えていきます。
一生懸命勉強をします。
淡い初恋も経験しました(その恋の切なくなる行方を、ぜひ本書で読んでください)。
そして19歳になったとき、また捕鯨船に乗りこみ、そこでも大変な経験をします。
さらには仲間とカリフォルニアに金(きん)を探しに行き、そのときに貯めたお金で船を買って念願の日本へ……。
ジョン万次郎の波乱万丈の人生の、アメリカ時代に焦点を当てて語った物語。
著者は徹底的にリサーチをし、現地に残る資料や日本で取材したこともまとめて、
史実をもとにした力強く爽快な小説を書き上げました。
原作はアメリカで、差別や偏見、文化の違いを考える“教科書”として、小中学校の授業にも取り入れられ、大変な話題となりました。児童文学の名誉あるニューベリー賞オナーにも選ばれています。
万次郎の姿を通して、勇気、好奇心、忍耐、許容力、立ち直る力……といった、様々なことを考えさせられます。
そして、アメリカ東部初の日本人がこの少年でよかった、この少年と同じ日本人であることが誇らしい……そう思えてきます。
ちょっと心がへこんだときにも、勇気がもらえる一冊です。ぜひ読んでみてください!