社会起業家の育成を目的に2010年4月に開校したビジネススクール「社会起業大学」(運営:リソウル株式会社、住所:東京都千代田区麹町、代表取締役:田中勇一)は、2月5日(日)に、第4期生の卒業イベントとして「ソーシャルビジネスグランプリ2012冬」を津田ホール(東京都渋谷区千駄ヶ谷)にて開催いたしました。
このイベントは、一般応募者と4 ケ月間の学習を修了した学生の中から事前の学内選考を突破した6名が、自身の目指す「社会性」と「経済性」を両立する起業計画や事業プランを発表し、審査員と一般オーディエンス437名の投票で受賞者を決定する公開イベントで、今回で4回目の開催となりました。今大会含めて144名の社会起業家の育成・輩出となりました。
審査員長には元内閣官房参与で社会起業家フォーラム代表の田坂広志氏を、審査員にはエン・ジャパン株式会社代表取締役会長の越智通勝氏らを迎え、総勢12名が審査にあたりました。一般来場者からの最高得票者には「共感大賞」を、審査員からの最高得票者には「審査員特別賞」を、そして、総合得票数の最も多かった学生には「ソーシャルビジネスグランプリ」がそれぞれ授与されるほか、グランプリには副賞として、インキュベーションオフィスの1年間無料権利が贈られました。
このイベントは、一般応募者と4 ケ月間の学習を修了した学生の中から事前の学内選考を突破した6名が、自身の目指す「社会性」と「経済性」を両立する起業計画や事業プランを発表し、審査員と一般オーディエンス437名の投票で受賞者を決定する公開イベントで、今回で4回目の開催となりました。今大会含めて144名の社会起業家の育成・輩出となりました。
審査員長には元内閣官房参与で社会起業家フォーラム代表の田坂広志氏を、審査員にはエン・ジャパン株式会社代表取締役会長の越智通勝氏らを迎え、総勢12名が審査にあたりました。一般来場者からの最高得票者には「共感大賞」を、審査員からの最高得票者には「審査員特別賞」を、そして、総合得票数の最も多かった学生には「ソーシャルビジネスグランプリ」がそれぞれ授与されるほか、グランプリには副賞として、インキュベーションオフィスの1年間無料権利が贈られました。
◆各賞受賞者 http://socialvalue.jp/final/2012winter/ (以下3賞以外の協賛企業賞は、WEBにてご覧下さい。)
●「グランプリ」
受賞者:川初真吾さん (総合プロジェクト学部)
1973年1月18日生(39歳)、宮城県出身、現在 公益財団法人東京都公園協会 勤務
テーマ:大人のひきこもり オルタナティブ・ライフ・プログラム
内 容:
川初さんの弟は15年ほど「社会的ひきこもり」状態にあり、長い社会的ブランクがあります。努力不足でもなく、人間嫌いでもありません。同様の状況にある人が全国に70万人おり、平均年齢の高年齢化、引きこもり状態の長期化が進んでいます。しかし、その「社会的ひきこもり」は、「若者」「青少年」の問題であると認識され、支援の対象は若者を前提としたものとなってしまっているのが実情です。当事業はそんな「大人のひきこもり」とパートナーシップを組んで、地域の協力を得て地域の役に立ちながらそのネットワークを活かした就労や社会参加のきっかけづくり(地域に蔵出し)や、アウトソース可能な業務を発注してもらえるように営業し、彼らにあった在宅ワークの斡旋(蔵人ソーシング)ものです。社会起業家の原点である、社会における「パラダイムの転換」の可能性を秘めている点が審査員やご来場の皆様から高く評価され、多くの共感を獲得してグランプリを受賞しました。
コメント:今日は本当にありがとうございます。信じられない気持ちですが、私の事業の根本はひきこもりの方々から学ばせてもらったものです。彼らからのメッセージを受け止めることができたので、こうしたプランを考えました。社会起業大学で学ぶ間に、学校と家庭の両立で迷惑を掛けた家族や共に学んだ社会起業大学の仲間に感謝したいです。昨年11月に亡くなった父は、弟の引きこもりを気に掛けながら亡くなりました。来週、父の49日を迎えますので、父の墓前にグランプリ受賞を報告したいと思います。
●「審査員特別賞」
受賞者:須藤悟さん(地域活性・スポーツイノベーション学部)
1959年3月18日生(52歳)北海道出身、現在 ITコンサルタントとして従事
テーマ:オホーツクECOライムプロジェクト オホーツクで雇用と「持続可能な海」を作る
内 容:
オホーツク海のホタテ貝殻を資源として捉え、地場産業連携と漁業の6次産業化を通して、自分と地元の雇用を創出します。ホタテ貝は毎年40万トン以上の水揚げがあり、貝柱をむき身した後に残された貝殻はそのうち20万トンほとんど再利用されずに産廃物として、積み上げられています。この貝殻を再資源化する方法として、地場産業連携で、地元のニーズに合わせた用途開発を行い、地場消費で安定売上を、確保します。ホタテの貝殻は、セラミックパウダーにすると、消臭、殺菌、滅菌効果が生まれます。ホタテ消臭殺菌製品を地元の方々に販売し、その利益を海洋保全に投資する「Sea for Good」運動を発表しました。
コメント:皆さん、共感して頂きまして、ありがとうございました。オホーツクに「Sea for good」を広げていきたいと思います。
●「共感大賞」
受賞者:板倉沙織さん (総合プロジェクト学部)
1984年5月11日生(27歳)、愛知県出身、 現在 (株)トーメンエレクトロニクス ク゛ローハ゛ルマーケティンク゛本部 勤務
テーマ:インド農村で雇用創出し、貧困解決!
内 容:
学生時代、発展途上地域での国際援助活動に明け暮れる日々が続きました。しかし活動を続けていく中で、援助が貧困層の自立を妨げているのではないかと考え、板倉さんは日本企業のインド農村発展途上地域への進出を促進するコンサルティングを行い、雇用を創出する事業を始めます。日本企業の進出初期段階の事業計画策定が進出の鍵を握るものの、これまでは中堅・中小企業は現地との信頼関係が築けない事と、市場環境・現地のニーズ把握が出来ない事で、失敗に終わっている現状を、板倉さんが現地に駐在して現地との信頼関係を構築し、計画成功に貢献します。まず始めは、インドのタミルナンド州で実施し、他国へも広げる事業を発表しました。
コメント:今日は本当にありがとうございました。今日は私の友人・同僚、そして名古屋から両親にも来てもらいました。皆さんに応援して頂いていることを励みに、必ず事業を成功させたいと思います。本当にありがとうございました。
◆審査員
【審査員長】
田坂 広志 氏 (社会起業家フォーラム 代表、多摩大学大学院 教授)
【審査員】
小河 光生 氏 (株式会社クレイグ・コンサルティング 代表取締役)
越智 通勝 氏 (エン・ジャパン株式会社 代表取締役会長)
海津 歩 氏 (株式会社スワン 代表取締役社長)
高橋 ゆき 氏 (株式会社ベアーズ 専務取締役)
鶴岡 秀子 氏 (ザ・レジェンド・ホテルズ&トラスト株式会社 代表取締役CEO)
秦 信行 氏 (國學院大學 理事 及び 経済学部教授)
浜口 隆則 氏 (株式会社ビジネスバンク 代表取締役)
町井 則雄 氏 (日本財団経営支援グループ CSR 企画推進チーム チームリーダー)
森 摂 氏 (株式会社オルタナ 代表取締役)
渡邊 智恵子 氏(株式会社アバンティ 代表取締役)
田中 勇一 (社会起業大学 理事長)
●「グランプリ」
受賞者:川初真吾さん (総合プロジェクト学部)
1973年1月18日生(39歳)、宮城県出身、現在 公益財団法人東京都公園協会 勤務
テーマ:大人のひきこもり オルタナティブ・ライフ・プログラム
内 容:
川初さんの弟は15年ほど「社会的ひきこもり」状態にあり、長い社会的ブランクがあります。努力不足でもなく、人間嫌いでもありません。同様の状況にある人が全国に70万人おり、平均年齢の高年齢化、引きこもり状態の長期化が進んでいます。しかし、その「社会的ひきこもり」は、「若者」「青少年」の問題であると認識され、支援の対象は若者を前提としたものとなってしまっているのが実情です。当事業はそんな「大人のひきこもり」とパートナーシップを組んで、地域の協力を得て地域の役に立ちながらそのネットワークを活かした就労や社会参加のきっかけづくり(地域に蔵出し)や、アウトソース可能な業務を発注してもらえるように営業し、彼らにあった在宅ワークの斡旋(蔵人ソーシング)ものです。社会起業家の原点である、社会における「パラダイムの転換」の可能性を秘めている点が審査員やご来場の皆様から高く評価され、多くの共感を獲得してグランプリを受賞しました。
コメント:今日は本当にありがとうございます。信じられない気持ちですが、私の事業の根本はひきこもりの方々から学ばせてもらったものです。彼らからのメッセージを受け止めることができたので、こうしたプランを考えました。社会起業大学で学ぶ間に、学校と家庭の両立で迷惑を掛けた家族や共に学んだ社会起業大学の仲間に感謝したいです。昨年11月に亡くなった父は、弟の引きこもりを気に掛けながら亡くなりました。来週、父の49日を迎えますので、父の墓前にグランプリ受賞を報告したいと思います。
●「審査員特別賞」
受賞者:須藤悟さん(地域活性・スポーツイノベーション学部)
1959年3月18日生(52歳)北海道出身、現在 ITコンサルタントとして従事
テーマ:オホーツクECOライムプロジェクト オホーツクで雇用と「持続可能な海」を作る
内 容:
オホーツク海のホタテ貝殻を資源として捉え、地場産業連携と漁業の6次産業化を通して、自分と地元の雇用を創出します。ホタテ貝は毎年40万トン以上の水揚げがあり、貝柱をむき身した後に残された貝殻はそのうち20万トンほとんど再利用されずに産廃物として、積み上げられています。この貝殻を再資源化する方法として、地場産業連携で、地元のニーズに合わせた用途開発を行い、地場消費で安定売上を、確保します。ホタテの貝殻は、セラミックパウダーにすると、消臭、殺菌、滅菌効果が生まれます。ホタテ消臭殺菌製品を地元の方々に販売し、その利益を海洋保全に投資する「Sea for Good」運動を発表しました。
コメント:皆さん、共感して頂きまして、ありがとうございました。オホーツクに「Sea for good」を広げていきたいと思います。
●「共感大賞」
受賞者:板倉沙織さん (総合プロジェクト学部)
1984年5月11日生(27歳)、愛知県出身、 現在 (株)トーメンエレクトロニクス ク゛ローハ゛ルマーケティンク゛本部 勤務
テーマ:インド農村で雇用創出し、貧困解決!
内 容:
学生時代、発展途上地域での国際援助活動に明け暮れる日々が続きました。しかし活動を続けていく中で、援助が貧困層の自立を妨げているのではないかと考え、板倉さんは日本企業のインド農村発展途上地域への進出を促進するコンサルティングを行い、雇用を創出する事業を始めます。日本企業の進出初期段階の事業計画策定が進出の鍵を握るものの、これまでは中堅・中小企業は現地との信頼関係が築けない事と、市場環境・現地のニーズ把握が出来ない事で、失敗に終わっている現状を、板倉さんが現地に駐在して現地との信頼関係を構築し、計画成功に貢献します。まず始めは、インドのタミルナンド州で実施し、他国へも広げる事業を発表しました。
コメント:今日は本当にありがとうございました。今日は私の友人・同僚、そして名古屋から両親にも来てもらいました。皆さんに応援して頂いていることを励みに、必ず事業を成功させたいと思います。本当にありがとうございました。
◆審査員
【審査員長】
田坂 広志 氏 (社会起業家フォーラム 代表、多摩大学大学院 教授)
【審査員】
小河 光生 氏 (株式会社クレイグ・コンサルティング 代表取締役)
越智 通勝 氏 (エン・ジャパン株式会社 代表取締役会長)
海津 歩 氏 (株式会社スワン 代表取締役社長)
高橋 ゆき 氏 (株式会社ベアーズ 専務取締役)
鶴岡 秀子 氏 (ザ・レジェンド・ホテルズ&トラスト株式会社 代表取締役CEO)
秦 信行 氏 (國學院大學 理事 及び 経済学部教授)
浜口 隆則 氏 (株式会社ビジネスバンク 代表取締役)
町井 則雄 氏 (日本財団経営支援グループ CSR 企画推進チーム チームリーダー)
森 摂 氏 (株式会社オルタナ 代表取締役)
渡邊 智恵子 氏(株式会社アバンティ 代表取締役)
田中 勇一 (社会起業大学 理事長)
【本件に関するお問い合わせ先】
社会起業大学 運営事務局 広報課 担当:井上、中村
〒102-0084 東京都千代田区二番町2番 平田ビル1F
電話:03-6380-8444(平日9:00-19:00)
FAX:03-6272-5888
メール:info@socialvalue.jp
社会起業大学 運営事務局 広報課 担当:井上、中村
〒102-0084 東京都千代田区二番町2番 平田ビル1F
電話:03-6380-8444(平日9:00-19:00)
FAX:03-6272-5888
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