2012年01月16日 09:00

「悲しみは3日で捨てた…」。傑出したリーダーのもと、生き抜くために闘った石巻の人々に長期密着した奇跡のルポルタージュ。『笑う、避難所――石巻・明友館 136人の記録』は1月17日、ついに発売です。

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3月11日、大津波を逃れて、人々は勤労者余暇活用センター・明友館に集まった。指定避難所と違い、行政の支援が届かないこの自主避難所は、わずか数週間後には在宅避難者や児童施設に救援物資を届ける「支援する避難所」となる。行政が機能不全を起こし、ボランティアグループも十分に活動できない状況で、高齢者や子供を含む136人はどう闘ったのか。傑出したリーダーの下、不思議と笑い声の絶えなかった避難所に長期密着。

「笑う、避難所――石巻・明友館 136人の記録」

頓所直人・名越啓介 著/集英社刊/1月17日発売/定価・756円(税込)
ISBNコード 978-4-08-720626-5
【目次】
第一章 自主避難所「明友館」誕生
地震発生/真っ黒な津波/自主避難所「明友館」の誕生/水を運んできた男/真夜中のおにぎり/瓦礫のなかの食料調達/リーダーと班長/唯一のルール
第二章 「役割」を果たす避難民
避難民からの物資提供/男たちの作戦会議/食をつなぐ女たち/ひとつになる〝地域〟/ゲームをやめる子供たち
第三章 リーダー・千葉恵弘
千葉の携帯が「外」とつながる/「千葉貞」に生まれて/「千葉貞」の名が邪魔をする/「石巻の千葉ちゃん」から堅気の世界へ/成田との出会い/自由な世渡り
第四章 支援する避難所
物資の山が届く/避難民による支援開始/受け入れ拒否の避難所に横から突っ込む/なんでも揃う物資庫/支援物資の最後の砦/子供施設への重点支援/つながる支援の道
第五章 奇跡の避難所
火の番人/倉庫の番人/班長
第六章 明友館に集う人々
PHANTOM GATE代表 成田智浩/(株)日本都市・代表取締役兼マハラジャ六本木・オーナー 大原俊弘/シンガーソングライター さだまさし
第七章 これからの明友館
行政施設という運命/困っている人がそこにいる/支援の手が続く限り
あとがき
【著者プロフィール】
頓所直人(とんしょ・なおと)
1976年東京都生まれ。週刊プレイボーイのニュース担当記者として、政治、経済から殺人事件まで幅広く取材。精神医療現場や貧困など社会問題をテーマにした特集に取り組み、好評を得る。震災後は福島はじめ、被災地での取材に軸をおいて活動中。

名越啓介(なごし・けいすけ)
1977年奈良県生まれ。大阪芸術大学卒業。97年から世界各地で廃ビルや廃屋を不法占拠して住み着く、スクウォッターたちとの共同生活を撮影。著書に『EXCUSE ME』(トキメキパブリッシング)、『CHICANO』(東京キララ社)、『SMOKEY MOUNTAIN』(赤々舎)がある。

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  • 医療、福祉

会社概要

商号
株式会社 集英社(カブシキガイシャ シュウエイシャ)
業種
新聞・放送・出版・広告・印刷
上場先
未上場
従業員数
5000名未満
会社HP
http://www.shueisha.co.jp/

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