2011年09月16日 10:00

【およそ100年の時を経て、タイタニックがシンガポールアートサイエンスミュージアムに到着】 タイタニック:2011年10月29日展示オープン

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1912年4月、当時世界最大だった客船が2200人を乗せて出港しましたが、その4日後、北大西洋の中心で沈没しました。そして現在、それからおよそ100年が経ち、マリーナ・ベイ・サンズのアートサイエンスミュージアムが、英国客船タイタニックとその乗客・船員のストーリーに息吹を吹き込むこととなります。

大きな評判を呼んでいるこの展示は、東南アジアでは初めて開催され、これまで未公開とされていた14の展示品を含む275の展示品が公開されます。これらの展示品は、船が沈没した水深3800m以下の海底から引き揚げられており、訪れる人は、象徴的存在であるタイタニックとその乗客へ思いを馳せながら心を打つことになるでしょう。展示は2011年10月29日に公開され、タイタニックの出港・沈没100周年にあたる2012年4月まで続きます。

展示は、伝説となったタイタニックの処女航海のストーリーを伝えるように設計され、乗客と船員の感動的な話や本物の回収品と模造の部屋による展示は、世界で最も成功した展覧会の一つとなり、これまで2500万枚以上のチケットが販売されてきました。船の建設現場からのアイテムや、ニューヨークに届けられる予定だった香水のサンプル、ホワイトスターライン社のロゴが入った陶器、郵便切手、楽譜、硬貨、宝石、乗客員の私物など、本物の展示品を見ることで、当時の時代背景や旅行者の生活に加え、貧富の差などの社会・経済的な格差にまで思いを馳せることができます。

マリーナ・ベイ・サンズ・アートサイエンスミュージアム館長のトム・ザラーによれば、タイタニックは、我々が展示することを誇りに思えるような力強いストーリーを提供できる本当に象徴的な船で、またその船と同様なほど立派な会場で展示を開催します。今回の展示は、シンガポールで、そして東南アジアでの初めての開催であり、タイタニックの壮大な処女航海を再現し、世界最大の客船が大西洋のかなたに眠るというドラマをひも解いていきます。

回収品はアートサイエンスミュージアムの低層階に展示され、そこでは、タイタニックの実際の一等船室、三等船室、ベランダカフェ、有名な大階段、散歩デッキ、ボイラー室が忠実に再現されています。

2500平方メートルの展示スペースの中で、今回の展示は沈没場所からの本物の回収品を使ってタイタニックの壮大さを紹介しています。9つあるギャラリーを通じて、乗客員の驚くべきストーリーに加え、タイタニックのコンセプト、建造の様子、船上での生活、有名な氷河、沈没時の様子を伝えます。

タイタニックのストーリーに浸り、タイタニックが出港した1912年4月10日当時に戻るために、展示会場に入るときには、タイタニックの本当の乗客が使った乗車券のレプリカが渡されます。そして、タイタニックの建設から乗船の場面、沈没、そして遺品を回収するたゆまない努力まで、タイタニックの生涯を通じた、年代順の旅が始まります。

タイタニックの本物の大階段を忠実に再現した、27フィートの大階段のレプリカに驚くでしょう。

氷山ギャラリーでは、インタラクティブな氷河の壁に手の平を押し付けることで、タイタニックが沈んだ時の凍えるような水温を体感することができます。

一等船室の豪華な装飾品を体感するために、家具、カーペット、寝具から浴室までを細かく忠実に再現された部屋を見ることができます。

ディスカバリーギャラリーでは、ダイバーたちによるタイタニックの捜索、1985年の船の最終的な発見、そして、残骸がどのように監視され、また深い海底から遺品がどう回収されたかという科学的知識について説明しています。

メモリアルギャラリーでは、メモリアルの壁に自分の入場券を持っていくことで、その乗客が生き残ったか亡くなったかを知ることができます。

タイタニックの影響力をシンガポールで伝えるために、新たにギャラリーが作られています。シンガポール1912と名付けられたそのギャラリーは、タイタニックの沈没がシンガポールとどうつながっているかを学べる場となり、地元との関係性を深めていくでしょう。タイタニック沈没を報じた当時の地元の新聞記事とともに、1900年代初めや1912年のシンガポールの様子も紹介されることになっています。シンガポール川の「失われた」島と称されるプラウ・サイゴンで発掘された、ヨーロッパや中国からの陶器、ガラス製品、歯ブラシ、あへん用の小瓶など、同時代の考古学的な品とともに展示されています。

マリーナ・ベイ・サンズのアートサイエンスミュージアムは、年齢や興味に関係なくすべての人が楽しめるように、今回のこの大型展示をシンガポールで実現すべく全力で準備をしています。ザラー館長によれば、タイタニックの展示をするだけでなく、さらに一歩進め、20世紀当初のグローバルな発展の影響力を示すことでタイタニックとシンガポールの関連性を強めています。

アートサイエンスミュージアム、そしてシンガポールに世界の注目が集まっていますが、今回の展示はタイタニックの航海100周年を記念しています。
過去15年にわたり、世界中の主要な博物館で2500万人以上がこの展示を見てきました。難破したタイタニックから回収することが認められている唯一の会社が アール・エム・エス タイタニックです。1994年にアメリカ連邦裁により、タイタニックが沈没した場所から遺品を回収する権利を与えられ、これまで8回の調査と回収が行われ、5500以上の品が回収されました。2010年の夏に、8回目で、これまででもっとも野心的な回収作戦を終えました。世界有数の海洋学の専門機関と協力し、将来的に船を実際に引き上げるという希望を持ちながら、世界で初めて沈没船タイタニックの全体地図を作りました。

マリーナ・ベイ・サンズの世界初のアートサイエンスミュージアムは、ハスの形をした印象的なデザインを特徴として、アートとサイエンスをつなげる運動の中心になることを目指しています。21のギャラリースペースと合計で50000平方メートルのスペースがあり、アートサイエンスミュージアムは、世界中の有名なコレクションの展示会場として最高の場所です。

マリーナ・ベイ・サンズについて
マリーナ・ベイ・サンズは、世界的なリゾート開発業者であるラスベガス・サンズの子会社が経営する、アジアにおける主要なビジネス、観光、エンターテイメントの最終目的地。広く柔軟性のある会議用施設や展示会施設、スイートを含め2,560室ある客室、建物の上に横たわるサンズ・スカイパーク、アジア随一のショッピングモール、世界レベルの著名なシェフよるレストラン、カジノ、特別会員のためのパイザ・クラブや屋外イベントプラザなどを有している。2つある劇場では、時代を引率する様々な作品が上演され、中でも“ライオン・キング”はマリーナ・ベイ・サンズ専属の上演作品となっている。魅力的な施設の最後を飾るのは、アートサイエンス・ミュージアム。主催展示から常設展示、大規模展示まで、あらゆる展覧会を楽しむことができる。詳しい情報は、こちらへ。http://www.marinabaysands.com

日本におけるご連絡先
株式会社グローバルマーケティング 担当:田中、長谷川、川崎
105-6027 東京都港区虎ノ門4-3-1 城山トラストタワー27階
Tel: 81-(0)3-5404-8580, Fax: 81-(0)3-5404-8585
E-mail:media@globalmarketing.co.jp

シンガポールにおけるご連絡先
Damien Sim (+65)6688 5019 /damien.sim@marinabaysands.com
Debra Wang (+65)6688 0280 /debra.wang@marinabaysands.com

For Images
https://www.yousendit.com/download/ZUdzc2ZIcVhkMnMwTVE9PQ

展示特集 マリーナ・ベイ・サンズ アートサイエンスミュージアム「タイタニック」


建造ギャラリー

このギャラリーは20世紀初めのタイタニックの始まりを特集します。その歴史は1907年6月のある日の夕食で、ホワイトスターライン社のブルース・イズメイ社長とハーランド・アンド・ウルフ社のジェームズ・ピリー会長が3隻の大型船の造船計画を着想したことに始まります。それらは、オリンピック、タイタニック、ガイガンティックと名付けられました。
木板で板張りされ、壁は煉瓦で覆われたこのギャラリーは、1900年初めのハーランド・アンド・シップヤードの造船所を模しています。展示品は、船を係留していた柱を含み、タイタニックの造船に関連したものとなっています。
一等船室 大広間
裕福で有名だった人たちが乗船したタイタニックの一等船室が完全に再現されており、通貨、陶器、クリスタル、宝石類、銀製食器などの個人資産が展示されています。
ベランダカフェ
タイタニックのベランダカフェに入れば、外にいるような気分になることができました。大きな窓からは、遮るもののない海が見え、ドアを開ければ海の風が部屋に流れてきました。
このギャラリーでは、銀食器や陶器など食器が展示されており、船の中にある最も呼吸なカフェの一つを歩きながら、リラックスしたり食事をしたりした乗客の様子を目にすることができます。
ディスカバリーギャラリー
タイタニックの残骸は、1985年9月1日にフランス海洋調査開発研究所(IFREMER)のジン・ルイス・ミチェル船長とウッズホール海洋研究所のロバート・バラード博士によって率いられた科学者チームによって発見されました。
このギャラリーでは、タイタニックが横たわる海底までの潜水と残骸エリアの調査の様子を体験できます。また、タイタニックからの展示品の発見・回収・保護に関する情報も知ることができます。
メモリアルギャラリー
このギャラリーでは、悲劇の中で命を失い、また生き残った2200名の方たちの名簿を展示しています。入場券に記された名前をメモリアルウォールに照らし合わせることで、その乗客の運命を知ることができます。
アメリカ上院とイギリスの商務省で開かれた公聴会での調査の様子も展示されています。

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〒107-0062
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TEL
03-3498-2124
業種
コンサルティング・シンクタンク
上場先
未上場

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