希少糖甲子園組織委員会 「第5回希少糖甲子園」前期プログラムを開催
「希少糖をとおしてみる最新のバイオの世界」
~ 10月15日から10月16日の2日間、香川県三木町で未来の研究者たちが英知を競う ~
「じっくり考える」 「実験はできる限り簡単なものを行う」 「宇宙・地球・生命・自分の位置を考える」
希少糖研究を通じてバイオ人材を育成する希少糖甲子園組織委員会(会長:国立大学法人香川大学学長 一井 眞比古 事務局:国立大学法人香川大学希少糖研究センター、株式会社希少糖生産技術研究所)は、全国の高校生を対象とした、「第5回希少糖甲子園」の前期プログラムを2011年10月15日(土)から10月16日(日)の2日間、三木町希少糖研究研修センター(所在地:香川県木田郡三木町)において開催します。
第5回希少糖甲子園 「希少糖をとおしてみる最新のバイオの世界」
[前期プログラム内容] (予定)
I.「糖」の話(バイオの基本物質)
II.酵素実験と講義
III.希少糖の構造
IV.酵素固定化と希少糖生産見学
V.希少糖に関する講義
[日時] 平成23年10月15日(土)13時 ~ 10月16日(日)15時(1泊2日)
[会場及び宿舎] 三木町希少糖研究研修センター (香川県木田郡三木町大字小蓑1351番地2)
「希少糖甲子園」について: コンセプトは、「じっくり考える」、「実験はできる限り簡単なものを行う」、「宇宙・地球・生命・自分の位置を考える」
平成19年度からはじまった「希少糖甲子園」は、今年度で5回目の開催となります。
「希少糖甲子園」は、希少糖を研究材料にした自由研究の、単なる成果発表の場ではなく、事前の研修、自由研究における通信指導、発表後の審査を兼ねた討議という一連のプログラムと一体となった教育プログラムです。希少糖を通してバイオ人材の育成を目的とした高校生の研修プログラムとして、独創性、創造性の涵養(かんよう)を目標としています。
希少糖を含む単糖は、高校生の創造性、独創性を育む教材として最適です。先ず、それは香川県が世界に誇る最先端の研究素材である希少糖を扱うことで高校生に大きな夢を与えること、また、単糖はアミノ酸とともに生物の最も重要で基本的な構成単位であること、そして、日常生活においても親しみやすくかつ構造が単純で高校生にも理解しやすいこと、さらに、遺伝子や蛋白質と異なり高度な最先端の機器や危険な薬品を利用しなくても扱え、バイオの導入には適した素材であること、など多くの利点があります。今までの希少糖甲子園では、特許出願に値するような独創的な研究成果を上げるなど、大きな成果を収めています。
希少糖について:
希少糖は、自然界に微量にしか無い希少な単糖ですが、種類は多く50種以上存在します。近年、香川大学ほか研究機関による希少糖の大量生産技術の確立により研究が進み、様々な生理活性が発見されました。特に、希少糖の一種である、ノンカロリーで甘味度は砂糖の7割程度の「D-プシコース」には、食後血糖上昇抑制作用、内臓脂肪蓄積抑制作用が認められています。また、「D-アロース」には血圧低下作用、抗酸化作用などの生理活性があり、医薬品や機能性食品あるいは化粧品などへの応用開発が進められています。
株式会社希少糖生産技術研究所(www.izumoring.com)について:
株式会社希少糖生産技術研究所(所在地:香川県木田郡三木町大字小蓑1351番地2 三木町希少糖研究研修センター TEL: 087-899-1868 代表取締役社長:近藤 浩二)は、希少糖及びその誘導体の生産技術の開発研究や関連する微生物の分離技術の開発研究や教育事業などを通じて、希少糖研究の進展と人材育成をめざしています。
本ニュースリリースに関するお問い合わせは:
担当: 栗原 TEL: 090-1611-9132 FAX: 087-890-3657