2011年09月06日 17:00

製薬業界におけるパートナーシップ解除の理由、6割が大手製薬企業の戦略転換

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(株)グローバルインフォメーションは、ジービーアイリサーチが発行した報告書「医薬品業界の提携契約満了」の販売を開始しました。

GBI Researchによると、2010年1月から2011年6月の期間において、大手製薬会社が主に事業戦略の転換を理由に、小さな製薬会社やバイオテクノロジー企業とのライセンス契約や提携関係を多数解除していたことがわかりました。 これらの大手の製薬会社は、コストを削減し、期限切れの特許が及ぼす影響を軽減すること目的として、内部のR&D(研究開発)のリストラクチャリングを続けています。パイプライン製品の新たな優先順位付けにより、売れる見込みのない製品、もしくは開発のコストや時間がかさむ製品の契約の終了がますます拡大する可能性があります。報告書は、2010年から2011年前半に解除されたすべての契約を分析し、この期間内にあらゆる企業の契約が終了となった論理的根拠と契約決裂に関するすべての詳細を提供致します。

解除された契約の40%が取引金額4億米ドルから6億米ドル
GBI Researchの調査で、2010年1月から2011年6月までの期間で解除された契約の契約金額の規模の内訳は4億米ドルから6億米ドルが40%、2億米ドルから4億米ドルが30%であることが明らかになりました。一方で、解除された契約の5%は、8億米ドルから10億米ドル規模だったということです。
GBI Researchは、2010年1月から2011年6月の期間において、大手製薬会社による戦略転換が重要な取引の契約解除の最も主な原因で、契約解除全体の60%を締めることを明らかにしました。契約終了の他の原因と致しましては、安全性や有効性試験の芳しくない結果、医薬品開発の遅れ、ライセンサーとライセンシーの間の意見の相違などがあげられ、それぞれ全体の25%、10%、5%を占めています。企業の買収合併、大手製薬会社によるパイプラインの製品の見直しは、戦略転換、又、時には、ライセンス契約を終了させる意思決定を招きます。
加えて、規制当局が販売承認申請(MAAs)や新薬承認申請(NDAS)の却下によって生じる新薬開発の遅れは、新薬候補の開発コストの増加にも影響します。さらに、申請者は薬剤の有効性や安全性を見極めるための追加試験を実施するように要求されていて、これらの薬剤候補のライセンス契約の終了に至る可能性があります。

市場調査レポート: 医薬品業界の提携契約満了
http://www.gii.co.jp/report/gbi210209-pharmaceutical-partnership-deal-terminations.html
出版日 2011年08月発行:
出版社 GBI Research

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