2011年08月29日 14:00

大動脈弁市場：フランス、ドイツ、イタリア、英国における導入の拡大

株式会社グローバルインフォメーションは、カナダの市場調査会社ミレニアムリサーチグループが発行した報告書「European Markets for Heart Valve Devices 2011 (欧州の心臓弁装置市場：2011年)」の販売を開始しました。

欧州の経カテーテル大動脈弁置換え市場は、2015年に5億6000万米ドルに到達の見通し

- Millennium Research Group（MRG）の最新レポートより

MRGによると、新しい低侵襲心臓弁置換え技術である経カテーテル大動脈弁置換（TAVR）は、西欧諸国において急速に導入が進んでおり、力強い収益成長の要因となっています。

TAVRデバイスは、罹患した大動脈弁を置換えるために、カテーテルによって心臓弁を送達します。このデバイスは、心臓弁の置換えを必要としていても、外科的手法には不適合とされたリスクの高い患者にも適用できます。

TAVRデバイスを導入しているいくつかの国では、新規の適格患者が治療を受けることにより、処置数において急速な成長が見られました。近年においては、ドイツが西欧諸国で最多のTAVR処置数を誇ってきましたが、この成熟市場における2015年までの金額ベースでの成長は年率平均で12%となり、減速傾向となる見通しです。対照的にフランスにおけるTAVR処置は、2011年8月現在で33のセンターに限定されており、TAVRの使用には厳しい規制がかけられています。したがって、適格者でありながら、治療が施されていない患者が数多く存在しており、同国の今後数年間における成長率は30%を超える見通しです。また、2015年までの欧州における成長率は、年率20%となることが予測されています。

【市場調査レポート】
欧州の心臓弁装置市場：2011年
European Markets for Heart Valve Devices 2011
http://www.gii.co.jp/report/mrg208568-european-markets-heart-valve-devices-2011.html
出版日： 2011年08月
発行: ミレニアムリサーチグループ

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