2011年07月28日 18:00

坂本龍一が仲間たちと選んだアンソロジーが発刊されました！『いまだから読みたい本――３．１１後の日本』　小学館刊

３．１１の震災を受けて、読む本が変わったという人が増えています。坂本龍一と仲間たちも、不安に打ち勝つために「いまだからこそ読むべき本」を互いに読み返し、推薦し合いました。本書はそのリストを編纂チームが精選し、心にひびく文章を収録したアンソロジーです。巻末にはさらに読みたい人のためのＢＯＯＫリスト付き。

　だれもが立ちすくんだあの日以降、坂本龍一と仲間たちは、ソーシャルメディアを介して言葉を交わし合うなか、心を落ち着かせ、思考を助けてくれる本を薦め合うようになった。
　起きてしまった現実と、たたみかけて噴出した種々の言説と情報の大波に、われわれはどのように向き合えばよいのだろうか――。本書はそのときの本のリストを、自然発生的に形成された編纂チームが精選し、いま、この時期だからこそ読みたい文章を収録した短編集。
　９・１１をＮＹで体験し、東京の音楽スタジオで３・１１に遭遇した坂本龍一と、その仲間たちによって、命の大切さが織り込まれた一冊です。

■本書の内容／収録作品筆者（掲出順）
茨木のり子（詩人）、竹村真一（文化人類学者）、セヴァン・カリス=スズキ（環境運動家）、ローレン・トンプソン（絵本作家）、中井久夫（精神科医）、寺田寅彦（物理学者・随筆家）、丸山眞男（政治学者）、伊丹万作（映画監督）、小田実（作家）、鶴見俊輔（哲学者）、吉部園江（主婦）、スベトラーナ・アレクシエービッチ（ジャーナリスト）、手塚治虫（漫画家）、ダニエル・クイン（作家）、管啓次郎（比較文学者・詩人）　

■坂本龍一さんから、読書のみなさんへのメッセージ動画配信中！
http://sgk.me/jF2eFb
３．１１のあと、坂本龍一さんが思ったこと、考えたことなど、この本にこめた思いのビデオ・メッセージです。ぜひアクセスしてみてください。

■書誌データ
『いまだから読みたい本――３．１１後の日本』
ISBN978-4-09-388198-2
坂本龍一＋編纂チーム選　定価1,050円（税込）
2011年７月27日発売　四六判上製、128ページ　小学館

■編者／坂本龍一＋編纂チームのプロフィール
・坂本龍一（さかもと・りゅういち）　1952年東京都生まれ。音楽家。78年ソロデビュー。87年に映画「ラストエンペラー」でアカデミー賞作曲賞など受賞多数。著書に『音楽は自由にする』(新潮社)ほか。
・編纂チーム　坂本龍一を中心にソーシャル・メディアでの交流の中で自然発生的にスタート。坂本龍一以外のメンバーは、荒川祐二、伊藤亮一、熊谷朋哉、空里香、牧村憲一、吉村栄一の６名。

本書は、お近くの書店でお買い求めください。書店にて入手できない場合は、下記のサイトにても購入できます。
http://www.shogakukan.co.jp/

＜本リリースについてのお問い合わせ先＞
小学館　出版局生活編集部　香川佳子
TEL　03-3230-5442　FAX 03-3234-7420
e-mail:　kagawayk@mail.shogakukan.co.jp

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