2011年07月20日 17:00

「金」価格が一代の高値を更新していますが、ダイヤモンド市場にも、原石の値上がりや、一部高品質・ビッグ・サイズに買いが集まり、ダイヤ相場上昇の報道がありますが(株)メリンダ・ダイヤモンドの分析です。

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相場は生鮮食品でも株式でも原油や穀物、或いは「金」プラチナも需要と供給・・売りと買いの需給バランスで値が付き、相場が決まってゆきます。 ダイヤモンドの相場も同じように需給関係で相場動向が定まってゆくのですが、 大きさや品質によってひとつとして同じものがない・・・所謂均一な商品がない為に経済・経済記者や価格情報誌が取材する角度(業者)によって「盲人像を語る」ごとく違ってきたりします。

リーマンショック以来の世界的金融緩和によってジャブジャブになったマネーが貴金属・商品相場を引き上げ、それらに引きずられるようにダイヤモンド市場にも活気が出て来た。
ダイヤモンド市場は歴史的経験則から景気が良くなって最後の方に上昇基調となって、金利が上がり景気が落ち込み始めると最初に下落に転じてきた。所謂不要不急の贅沢品なのだが、ダイヤモンドは他の商品、貴金属のように国際取引所や公設の取引所がなく、指標となるものがないために、相場に関しては、原石のダイヤモンド取引業者、マニュファクチュア(原石を研磨する業者メーカーとも言う)、研磨済みダイヤモンドの流通業者の動向を取材して、市況を分析する訳であるが、その実態を経済記者やルポライターが取材しても、実際には取引の現場に居る人でなくては判らないものです。

原石はデ・ビアスがサイトと呼ばれる指定された業者に一方的に売り渡され、その配給を受けた原石内容から原石が市場に出て来る、中味を見て品質が落ちていると情報分析されたりします。

その原石を研磨してダイヤモンドの製造者コストが 出てくるのですが、仮にデ・ビアスを通さないオープンマーケットで仕入れた原石も相対取引によって、製造業者コストが出てきます。

それらの研磨済みのダイヤモンドは取引所の売り手・買い手の株式市場のような、或いは生鮮市場のようなセリではなく、すべてが相対取引によって流通してゆきます。

その相対取引は売り手・買い手の需給バランスと交渉によって個々に数万、数十万件の取引実例が重なって現在の相場は・・・という分析が、個々の業者ごとに語られてゆきます。

その分析のなかには高く売りたいメーカーや業者は 「原石が上がっている」、「顧客の引き合いが強い」と相場が上昇しているように言ったりするが、バイヤー(買い手)の立場では若干立場が違いますので、個々に我田引水の相場観が行き来します。

勿論オークション業者もダイヤモンドにファンドを組んで投資家を誘っているファンド業者もそれぞれの立場で相場観が出てきます。
サザビーズやクリステイーズのような国際市場のオークションで売られている超大粒で高品質のダイヤ、高額なピンクやブルーダイヤなどはいずれも希少性から世界のコレクターが求めるもので、こうした特殊なものは華やかな価格がニュースになるが、一般のダイヤモンドを 保有している人達とは全く無縁な世界である。

しかしながら、ここで売る為には半年から一年間オークションンを主催する会社に預けて売るようになり、換金性には乏しいと言えます。

原石の価格が上昇しているのは昨年来(一年に10回のサイトがある)数回行なわれているサイトの結果から多方面から同じ様な感想が出ており、市場に出てくるダイヤモンドの価格とビッグサイズの高品質が少ない事から間違いがないのですが、それでは何パーセント上がっているのかは、個々の取引実例から推定で出てくるのみで、公式な取引価格と指標となる サイズ・品質が決まっていない為に、、相場に関しては大まかな見通し・というのが正解です。

「買ったものを売って」初めて利益が出たり、損失が出て投資家や、一般の消費者にはリターンがあったと宝石として楽しんだ後に換金が出来たと実感が出るのですが、公設の取引所がないために「ダイヤを売る場合」には自分で買い手を見つけるか、買ってくれる業者を探さなければならず、大変な作業で、難しいことです。

我々専門業者でも売ることは沢山の顧客を国内外に持っていて、信用と実績、資金力がないと難しいのです。
新聞や雑誌にダイヤモンドが品薄で高いらしいと書いてあっても、それは高品質のDカラー・フローレス・トリプルエクセレント・ノーブルー(最高の色、キズ、カット蛍光性なし)の完璧なダイヤモンドで3ct以上の大きなダイヤモンドの場合という実際の但し書きがなかったりしますが、0.2ct、0.3ctのカラーが普通のIJカラーのキズ有りではどうかというと、無尽蔵に近くあるその辺の品質、サイズに関しては、値上がりの兆候は全くなしで、品質、サイズ、価格帯に よってマチマチなのです。

例えば下の写真のようなスミソニアン博物館に展示してある奇跡のブルーダイヤの「ホープダイヤモンド」はその希少性と、今後のこのようなダイヤモンドが産出される可能性は限り なくゼロに近く、段が付かないほどの超天井価格で国家が運用資産として保有しても間違いないのでしょうが、

まず売られることはありません。

(レポートは弊社の独自の分析で、売り買いをお薦めするものではありません、ご判断は各自の責任にてお願い致します)

このレポートに関するお問い合わせは下記へお願い致します

(株)メリンダ・ダイヤモンド 担当 小野寺 靖

Tel 0120-228914(輝く石)

URL http://www.melindadiamonds.com/index.php

mail info@melindadiamonds.com

(株)メリンダ・ダイヤモンド会社概要

会社名 株式会社メリンダダイヤモンド

設立1988.7.15

代表者小野寺 靖

資本金9,000万円

本社住所〒110-0005 東京都台東区上野5-22-4リューツウ本店ビル2F

電話03-3836-2520 03-3835-3936 03-3836-2635 ファックス03-3833-2031

URL http://www.melindadiamonds.com

担当者 中村 浩徳 小野寺 仁詩 小野寺 美佳子 木内 努  平田栄介 片岡沙弥

取引銀行城北信用金庫上野支店 城北信用金庫王子営業部営

業時間月曜~金曜10:00~18:00

会社の目的 宝石、貴金属及びその製品に関する製造、販売及び輸出入業

免許情報東京都公安委員会/第306600607583号 古物商許可証

メリンダ・ダイヤモンドの歴史

1973年宝石卸売業を創業

1978年香港現地法人設立。海外仕入の担当社員を常駐

1979年アメリカ New Yorkに Melinda Diamonds Inc を設立、大粒ダイヤモンドの仕入を開始

DOC会員: ニューヨーク・ダイヤモンドディーラーズクラブの会員になり、日本人としてユダヤ社会の仲間入りをする

1986年マンハッタンのダイヤモンド街、13W46THにNY自社ビルを置く

同年、イスラエル現地法人としてMelinda Israelをテルアビブに設立、ファンシー、

及び小粒ダイヤモンドの仕入れを開始

1988年 台東区東上野1-11-10に東上野店を設置

2004年 御徒町駅南口前に移転

社長のブログ http://wind.ap.teacup.com/uminoko/

※記載内容(リンク先を含む)のサービスや表現の適法性について、ドリームニュースでは関知しておらず確認しておりません。

  • 政治、経済、マネー

会社概要

商号
株式会社メリンダ・ダイヤモンド(カブシキガイシャメリンダ・ダイヤモンド)
代表者
小野寺靖(オノデラヤスシ)
所在地
〒110-0005
東京都台東区上野5-22-4 リューツウビル二階
TEL
03-3836-2635
業種
小売・流通
上場先
未上場
従業員数
10名未満
会社HP
http://www.melindadiamonds.com/index.php
IR情報
http://www.melindadiamonds.com/index.php
公式ブログ
http://wind.ap.teacup.com/uminoko/

株式会社メリンダ・ダイヤモンドの最新プレスリリース

2013年06月10日 16:00
先週末7日発表の米5月雇用統計を経ての「金」市場の影響と、昨今のドル高・円安、好調な世界株式市場の中での「金」を取り巻く見通しについて(株)メリンダ・ダイヤモンドの「金」相場についての市況分析です。
2013年04月16日 09:00
週末(12日)のNY「金」市場は1477ドル(84ドル安)、これを受け東京工業品の15日は4579円(412円安)の急落となりました。(株)メリンダ・ダイヤモンドの「金」相場についての市況分析です。
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「金」・ダイヤモンド・宝石買取でお馴染みの(株)メリンダ・モンドでは、「新緑まつり高価買取キャンペーン」を実施中です。キャンペーン中のご来店、宅配買取は「金」プラチナをグラム当たり30円高く買います。
2013年02月12日 17:00
「金」相場は年初1660ドル、4678円で始まり、現在ドル建では下落しているが、グラム建では300円の上昇、94円台の円安と「金」相場の関連について(株)メリンダ・ダイヤモンドの「金」市況分析です。
2013年01月11日 15:00
プラチナ価格が昨年末の1539ドルから1629ドルまで一気に上昇基調になりましたが、プラチナの逆襲「金」価格との再逆転はあるのでしょうか?(株)メリンダ・ダイヤモンドのプラチナ市況分析です。

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