2011年6月26日午前11時、非営利一般社団法人 DoCoDeMo Eco Car (DDEC, “The Everywere Car”)は、福島県郡山市のコングレスセンターBigPalletにおいて、東日本大震災で避難されている方にご利用いただく無料カーシェアリングシステムの操業開始イベントを開催いたします。
イベントは、ドイツ大使館と在日ドイツ商工会議所のご支援・ご協力を得て開催いたします。また、車は西濃シェンカー株式会社とトリア独日協会のご寄付で準備しております。
DDECは、4台の車をセンターに配置してシステムの使い方をご説明します。続いて、ソフトドリンクとドイツのブラートブルスト(焼きソーセージ)で簡単なパーティーを予定しています。システム利用をご希望の方は、その場でご登録いただくことができ、システムや使い方について十分知っていただく良い機会になります。
コンベンションセンター Big Palletは、現在までの3ヶ月間、福島第一原発周辺20Km避難区域に位置する川内村、富岡市から避難している方たちの避難所になっています。今は、仮設住宅への入居が進んでおり、従って、通常の生活を取り戻すための移動手段を必要としておられます。
7月もしくは8月までに、他のプロジェクトを南相馬、南三陸、女川、気仙沼で展開していく予定です。
プロジェクトのアイデアはどこから来たのでしょうか? 大震災が起こった時、日本に住んで30年のドイツ人、ハンス-ヘニング ユーデック氏は、日本に一番役立つ外国からの支援方法は何だろうかと考えました。“緊急援助”が必要な第一段階では、あまりできることはなさそうです。日本は、もともと災害対策が十分であり、しかも被災していない他地域はしっかり機能しています。資金的問題よりも交通・移動の問題の方が大きいはずです。海外からの支援は、第二段階“復興期”、被災者の方たちが生活を立て直していく段階で役に立つと考えました。
東北から離れた場所で、今すぐ必要なことは何だろうかと考えを巡らしていました。そして、30万台もの車が流されてしまった事実を知りました。移動手段は今後の復興に重要になると判断した次第です。ちょっとした用足しさえも不便ですし、シャトルバスやタクシーに頼ることになります。しかもタクシーさえも流されてしまっている状態では、仮設住宅での生活は非常に不便であろうことは容易に想像できます。DB カーシェアリング(ドイツ鉄道のシステム)のメンバーであるユーデック氏は、適切な管理さえすれば、少ない台数の車を効果的に利用できることをよく知っています。そこで、日本の友人に呼びかけたところ、DDECの設立が実現し、避難されている方たちのために車の寄付を募ったり、スポンサーを捜したりする準備が始まったのです。そして、共同利用した中古車を提供して仮設住宅に設置することになりました。車輌の一部は、マイクロバスと障害を持つ方および車椅子用の特別仕様車です。
DDECでは、仮設住宅25世帯に1台の車を配置する予定です。車は、コンピューター車輌管理システムで専門的に管理します。このシステムは世界各国で幅広く利用されています。
YouTubeで説明ビデオをご覧いただけます。
http://www.youtube.com/watch?v=4-ESnPeYiYA (英語)
http://www.youtube.com/watch?v=6aTYykHwTxU (日本語)
このシステムの履歴記録はたいへん優れており、ドイツ鉄道、ドイツ連邦軍、スイス郵便、ワシントン大学、アメリカ合衆国サンタバーバラ、その他、多くの企業・団体で利用されています。
最初は、無料で利用できる距離が短すぎるように感じるかもしれません。しかしながら、10万人の方にたくさんの車を無制限で利用していただくことは、資金的に無理があります。それに、限られた台数を共同利用すれば、コミュニティーの絆も深まるのではないでしょうか。避難先で、お互い知らない同士のままということもありえます。4人の主婦の方が乗り合いでスーパーへ買い物に行く場合、各自が一月分の25%ずつを出し合うことになります。高齢のご婦人が通院する場合、ご自身の走行距離分があるので、全面的に人に頼ることにはならず、利用者同士が融通しあう余裕が生まれます。
NHKは5月5日の昼の番組“スタジオパーク”で、この活動について放送しました。
(http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/200/81708.html)
詳細はウェブ上でご覧いただけます。
http://docodemoecocar.com
問合先; 代表: 小澤真男 (info@docodemoecocar.com)
もしくは事務所:Tel.045-226-1886
イベントは、ドイツ大使館と在日ドイツ商工会議所のご支援・ご協力を得て開催いたします。また、車は西濃シェンカー株式会社とトリア独日協会のご寄付で準備しております。
DDECは、4台の車をセンターに配置してシステムの使い方をご説明します。続いて、ソフトドリンクとドイツのブラートブルスト(焼きソーセージ)で簡単なパーティーを予定しています。システム利用をご希望の方は、その場でご登録いただくことができ、システムや使い方について十分知っていただく良い機会になります。
コンベンションセンター Big Palletは、現在までの3ヶ月間、福島第一原発周辺20Km避難区域に位置する川内村、富岡市から避難している方たちの避難所になっています。今は、仮設住宅への入居が進んでおり、従って、通常の生活を取り戻すための移動手段を必要としておられます。
7月もしくは8月までに、他のプロジェクトを南相馬、南三陸、女川、気仙沼で展開していく予定です。
プロジェクトのアイデアはどこから来たのでしょうか? 大震災が起こった時、日本に住んで30年のドイツ人、ハンス-ヘニング ユーデック氏は、日本に一番役立つ外国からの支援方法は何だろうかと考えました。“緊急援助”が必要な第一段階では、あまりできることはなさそうです。日本は、もともと災害対策が十分であり、しかも被災していない他地域はしっかり機能しています。資金的問題よりも交通・移動の問題の方が大きいはずです。海外からの支援は、第二段階“復興期”、被災者の方たちが生活を立て直していく段階で役に立つと考えました。
東北から離れた場所で、今すぐ必要なことは何だろうかと考えを巡らしていました。そして、30万台もの車が流されてしまった事実を知りました。移動手段は今後の復興に重要になると判断した次第です。ちょっとした用足しさえも不便ですし、シャトルバスやタクシーに頼ることになります。しかもタクシーさえも流されてしまっている状態では、仮設住宅での生活は非常に不便であろうことは容易に想像できます。DB カーシェアリング(ドイツ鉄道のシステム)のメンバーであるユーデック氏は、適切な管理さえすれば、少ない台数の車を効果的に利用できることをよく知っています。そこで、日本の友人に呼びかけたところ、DDECの設立が実現し、避難されている方たちのために車の寄付を募ったり、スポンサーを捜したりする準備が始まったのです。そして、共同利用した中古車を提供して仮設住宅に設置することになりました。車輌の一部は、マイクロバスと障害を持つ方および車椅子用の特別仕様車です。
DDECでは、仮設住宅25世帯に1台の車を配置する予定です。車は、コンピューター車輌管理システムで専門的に管理します。このシステムは世界各国で幅広く利用されています。
YouTubeで説明ビデオをご覧いただけます。
http://www.youtube.com/watch?v=4-ESnPeYiYA (英語)
http://www.youtube.com/watch?v=6aTYykHwTxU (日本語)
このシステムの履歴記録はたいへん優れており、ドイツ鉄道、ドイツ連邦軍、スイス郵便、ワシントン大学、アメリカ合衆国サンタバーバラ、その他、多くの企業・団体で利用されています。
最初は、無料で利用できる距離が短すぎるように感じるかもしれません。しかしながら、10万人の方にたくさんの車を無制限で利用していただくことは、資金的に無理があります。それに、限られた台数を共同利用すれば、コミュニティーの絆も深まるのではないでしょうか。避難先で、お互い知らない同士のままということもありえます。4人の主婦の方が乗り合いでスーパーへ買い物に行く場合、各自が一月分の25%ずつを出し合うことになります。高齢のご婦人が通院する場合、ご自身の走行距離分があるので、全面的に人に頼ることにはならず、利用者同士が融通しあう余裕が生まれます。
NHKは5月5日の昼の番組“スタジオパーク”で、この活動について放送しました。
(http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/200/81708.html)
詳細はウェブ上でご覧いただけます。
http://docodemoecocar.com
問合先; 代表: 小澤真男 (info@docodemoecocar.com)
もしくは事務所:Tel.045-226-1886