2011年06月03日 14:30

TPCマーケットレポート「2011年 チルドデザートの市場分析調査」を発刊!   -「機能性+嗜好性」型の商品開発が進むチルドデザート市場-

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2010年のチルドデザート市場は微増の4,384億円となった。このうち、発酵乳は好調に推移したが、洋菓子が大幅減となった。発酵乳は、健康機能を高めた「脂肪0ヨーグルト」、「プロバイオティクスヨーグルト」が2ケタ増を達成した。最近の商品傾向としては、フルーツヨーグルトやプリンなどに「健康機能」を付加した商品の開発が進んでいる。今後は「機能性+嗜好性」の両方を備えた商品の拡大が見込まれる。

●概要
今回調査対象とした“チルドデザート”とは、「発酵乳」およびプリン・ゼリー・その他の洋生菓子を含む「洋生菓子」の2分野で構成されている。※CVSのオリジナルスイーツや専門店ブランドは含まない。
2010年度のチルドデザート市場は、前年比0.7%増の4,384億円となった。分野別でみると、発酵乳は「脂肪0」ヨーグルトが市場を牽引し、3.2%増の3,289億円となった。一方、洋生菓子は6.2%減の1,098億円と低迷。CVSのオリジナルスイーツ商品の台頭によるNBメーカーのデザート売場の縮小が響いている。
発酵乳は、「嗜好品でありながらも、健康的な食品」との位置付けで日常的に摂取する人が多いことなどから、需要は安定している。近年は、「脂肪0」ヨーグルトの台頭により需要がさらに拡大。元来ヘルシーな食品であるヨーグルトの健康価値をさらに高めたものであり、乳酸菌の機能性を謳った「プロバイオティクス」ヨーグルトと同様、市場に定着しつつある。
その他の商品展開としては、「機能性+嗜好性」の両方を兼ね備えた商品開発が進んでいる。特にソフトタイプでは、フルーツヨーグルトに「脂肪0」や「プロバイオティクス」といった健康価値を付加したものが増加している。また、容器面では4P(ポット)商品が拡大。1個あたりの価格が安価なことや、家族で分けやすいこと等から、人気が上昇している。
一方、洋生菓子では、参入メーカーは、市場の再活性化を図るべく、新たな差別化ポイントを模索している。具体的な例としては、森永乳業が“健康志向”のプリン「タニタ食堂の100kcalデザート」を発売。洋生菓子分野においても、健康訴求の商品が出始めたことから、今後の動向が注目される。
当該資料では、上記のような動きが見られる発酵乳および洋生菓子の市場動向を調査・分析。また、主要メーカー12社の商品展開動向および販売戦略をレポートし、チルドデザート市場の全貌を明らかにしている。

TPCマーケットレポート
「2011年  チルドデザートの市場分析調査
http://www.tpc-osaka.com/detail.php?prod_code=mr530110021

●発刊日:2011年5月31日
●体裁: A4判 131頁
●頒価:製本版91,350円(税込)、CD-ROM版10,500円(税込)
注)CD-ROMは製本版をご購入いただいたお客様のみのご提供となります。

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